神保町花月「アーモンドチョコレート」

@神保町花月 19:00 E8

初の安達さん脚本演出。会場は当日券まで完売してそうなほどの超満員。前売り完売したらしいし、人気公演なのね。

あらすじからは何も読み取れず、チラシも出演者の名前とタイトルのみ。簡素すぎて、どんな公演が繰り広げられるのかワクワクしていた。
賛否両論、という感想をチラリと見かけたのでちょっと不安だったけど、私は気に入った!舞台転換が斬新だったから、否の意見があるとしたらそこだろうか。

とにかく中須さんが大活躍。本人いわく「中須ヤベェ」。中須さん好きなら是非見に行って欲しいと思う公演。
LLRが主演だけあって、ずいぶん優遇されていたように思う。2人ともカッコイイ役回り。安達さんなりのファンサービスだと思われる部分も多々あり。2人の性格の悪さというか、口達者なところも活かされていた。
犬の心は舞台にいるだけで安心するほど上手いし、ロシモンも上手いと思う。

千秋楽が終わったら、あらすじをまとめたいと思う。なかなかに衝撃的な公演だった。

【2/14追記】
『お引っ越し』
引越業者の押見は、依頼主の福田家から電話を受ける。引っ越し当日は家族が出掛けてしまうので、立会い無しで作業して欲しいと。
福田家。ミノル(伊藤)は真面目に作業をしない押見と川口に、作業しようと訴えていた。押見は、いつも通り女を連れてくるなら作業すると持ちかける。ミノルが車で気絶させた女を連れてきて、池谷と中須も含めた4人で強姦するのが彼らの日常だった。
ミノルは、ポストに入っていたという手紙を2人に見せる。彼らに強姦され自殺した、ハルカの家族からの殺害予告だった。
大きなダンボールから、池谷が這い出てきた。家に入った瞬間に背後から殴られたと言う。福田家の人間が仕組んだことだと気付いた押見は、依頼主に電話を掛ける。着信音は、さらに別のダンボールの中から聞こえてきた。
そのダンボールを開けると、血まみれの女が倒れてきた。ミノルが女の首筋に手を触れ、首を振る。女は死んでいた。残っていた2つのダンボールを開けると、それぞれに血まみれの男が入っていた。
逃げ出そうとする押見と川口を引き止めるミノル。手に持った何かを見せようとする。死んでいたはずの女が立ち上がる。絶叫。ミノルが部屋の電気を消す。悲鳴。
押見、川口、池谷が血まみれになって倒れていた。ハルカの兄であるケンイチ(福田)はミノルに笑いかける。これで妹も浮かばれる。君も自由だ。
コンビニに出かけていた中須が帰ってくるが、凄惨な光景を見て即座に引き返した。

福田家…父(ぢろう)、母(江原)、ケンイチ(福田)
引越業者…ミノル(伊藤)、押見、川口、池谷、中須

『最後の晩餐』
イエズ(池谷)を裏切り密告したユダ(押見)は、イエズの処刑前日、最後の晩餐で弟子たち(伊藤、川口、中須、福田)から微妙なイジメを受けていた。
ワインを注いでもらえない、パンが回ってこない、ジャムを皿にぶちまけられる、ゆずを替え歌で歌わされる、山手線ゲームが回ってこない。
カラオケに出かける面々を見送り項垂れていると、ヨハネ(川口)がコソコソと戻ってきた。バナナを1本手渡す。そういうとこ直していこう。

『for LOVE…』
マモル(伊藤)の彼女のミチコ(中須)はちょっと変わっている。戦闘服と呼んでいる競泳水着を常に着ていた。
プロポーズのために彼女の家に向かうマモル。
ミチコの家族も、競泳水着を着ていた。父(池谷)、母(川口)、弟(福田)、ペット(押見)。
ミチコとその家族は、地球に不時着した地球外生命体だった。マモルに別れを告げるミチコ。
半年後、マモルが再びミチコの前に姿を現した。競泳水着を着ている。矢追先生に教わって、ミチコの星の言葉を習得していた。
しかしミチコは、気持ち悪い!とマモルを受け入れなかった。
最後は家族5人で踊る。

『アーモンドチョコレート』
ケンイチ(福田)の両親は、ハルカを自殺に追い込んだ犯人たちに復讐を遂げた後、自殺してしまった。
もういいよな、と、手に入れた銃をこめかみに当てる。背後から声がかけられる。
そこにはユダ(押見)がいた。彼はケンイチの同級生だった。
俺はおまえより不幸だ、と巻物を広げる。犯罪に手を染め、新興宗教にハマり、教祖のイエズを裏切り、微妙なイジメを受け、今ではイエズの幽霊に四六時中ガンを飛ばされている。
さらに、同じく同級生のミチコ(中須)もやってきた。地球人より遥かに知能の高い彼女は、テレパシーでケンイチの居場所を突き止めた。
私はあなたより不幸よ、と巻物を広げた。初恋の地球人と別れ、戻ってきた彼は気持ち悪くなっていて、今では何故か矢追先生にストーカーされている。
そしてミノル(伊藤)もやってきた。
世の中には、生きてちゃいけない人間と、生きてなきゃいけない人間がいる。僕に自由をくれた君は、生きてなきゃいけないんだ。生きていてください。

間の舞台転換や着替えは、舞台上で行われていた。役ではなく素に戻った状態で、トークをしながら。
圧巻だったのは、競泳水着への着替え。白い布で舞台を覆い、背後からスポットライトを照らし、シルエットだけの生着替え。みんな競泳水着なのに、福田さんだけ背中全開のバカンスっぽい水着。安達さんなりのファンサービスだと捉えております。
最後の晩餐では、両側にいたLLRが押見さんにあれこれ嫌がらせをして罵倒していた。伊藤ちゃんのゲンコツは本当に痛そうだった。
4番目で収束するという展開は予想してたけど、まさかユダまで同級生だとは。そういえばエンドロールにユダ中曽根と書いてあって、妙に日本人的だとは思っていた。ここでの福田さんは黒のスーツ。水着を見た後だからか、やたらとカッコイイ。
ケンイチ&ミノルはどういう経緯で友達になったんだろう。妹の敵ではないのか。脅されてやってたんだとしても、自由を与えるほど許せるもんなのか。裏側が気になる。

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2 Responses to “神保町花月「アーモンドチョコレート」”

  1. あやっち

    アーモンドチョコレートのあらすじ有難うございました。すごく行きたかったのですが、一緒に行ける人が見つからなくて行かなかったので話が気になってました。面白そ~見に行きたかった~

  2. ナオミ

    珍しい構成で、安達さんらしいなぁと思いましたよ。
    私はいつも1人で神保町花月見に行ってます。これだけ見に行ってると、付き合ってくれる人なんていませんw

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