神保町花月「ミッシング・タイム ~奇抜探偵・四条司の堂々たる推理~」

@神保町花月 19:00 B12

初日の衝撃はかなり薄れたはずなので、今日は冷静に見られるぞ。

犯人がわかってる状態で見ると、いろいろな発見がある。あのセリフが怪しいとか、あの行動が怪しいとか。
一度見ているので見慣れたと思った奇抜探偵、まだまだ見慣れなかった…。初日は足元が見えてなかったけど、あんな感じだったのね。
エンディングで吉田さんにそそのかされて、さらにグレードアップさせようとしている文田さん。明日からまた色々やるらしい。あれよりひどくなるのか!

今日は阿部ちゃんが妙なキャラ入れてきて、後輩たちが困っていたw
急に大声出したり、小道具を微妙にアレンジしたり。ベジータ様の股間を掴んだら思いっきり睨まれて笑っちゃうし。
どうやら毎日違うキャラを入れてきているらしい。そりゃ周りも大変だわ…。

千秋楽後に流れをまとめてみたい。次回への伏線になりそうなキーワードもあったし、どう展開するのかも楽しみ。

・早緑弥生(若尾)
自宅で後頭部を殴られ死亡。警察には意識があるうちに自力で通報したが、ほとんど喋ることは出来なかった。21時半に通報を受けた近所の刑事が遺体を発見。遺体はメイド服と馬の被り物を着用していた。
・四条司(文田)
私立探偵。警察に協力して事件を解決している。服装が派手だが自覚は無いらしく、派手とかコスプレと言われるとショックで倒れてしまう。推理中はブリッジをする。奇抜探偵、踊る脳の異名を持つ。
・田村宗助(好井)
四条の助手。倒れてきた四条を受け止める役目。真面目に事件解決に協力。
・煙山正義(根建)
警部補。四条の大学時代からの友人で、自分の担当事件の協力要請をしている。
・的場悟(大波)
煙山の後輩刑事。今回が初めての現場で、非番なのに一番乗りに駆け付けた。しかし手袋を忘れたりオシャレをしてきたりで煙山に笑われる。四条には良い印象を持っていない。
・竹下大(井下)
煙山の同期の鑑識官。
・多胡雄一(吉田)
事件の容疑者。弥生とは大学の同級生で、1年ほど交際している。事件当日、12時から14時まで弥生の部屋にいた。誕生日プレゼントにミニクーパーのおもちゃをあげた。
・麻木圭(安部)
事件の容疑者。弥生のバイト先の店長で、2ヶ月ほど交際している。事件当日、15時から16時まで弥生の部屋にいた。誕生日プレゼントに馬の被り物をあげた。
・戸川耕太(R藤本)
事件の容疑者。弥生と合コンで出会ったサラリーマンで、半年ほど交際している。事件当日、17時から18時半まで弥生の部屋にいた。誕生日プレゼントにメイド服をあげた。
・森田英仁(阿部)
事件の容疑者。弥生のバイト先の常連客で、初めて喋ってから1週間ほど。しかし交際期間は3年と自称している。事件当日、21時に弥生の部屋のチャイムを鳴らすが部屋には入らなかった。成田ブライというアニメキャラが好きで、弥生がそのキャラに似ているから惚れたらしい。コスプレセットをプレゼントする予定だった。実は本物のクーパーをプレゼントしようとしていたが、納車が間に合わなかった。

遺体発見時、玄関を入ってすぐにミニクーパーのおもちゃが置いてあり、部屋中央のテーブルには凶器に使われた大きめの灰皿が置いてあった。ミニクーパーには弥生の足の指紋が付いていた。部屋の中には、弥生と森田以外の容疑者の指紋が残っている。
弥生の特異な服装については、森田の発言により、成田ブライというアニメキャラのコスプレだと判明。そのキャラクターの特徴は、馬に変身すること、メイドであること、ミニクーパーに乗っていること、日本刀で敵を倒すこと。
4股を掛けていた弥生は、それぞれの男性にまったく気付かれること無く巧妙に付き合っていた。誕生日当日も、それぞれの男性とケーキを1個ずつ食べてもてなし、出掛けるからという同じ理由で部屋から帰していた。
弥生はストーカー被害に遭っていたという。多胡、麻木、戸川はストーカーについて弥生から聞いていた。事情聴取を行った的場いわく、森田が怪しいとのこと。
四条は、戸川が帰った18時半から遺体発見時までの空白の時間、ミッシングタイムに注目。これが何を意味するかがわかれば、犯人もわかるという。

四条から観客への挑戦状。犯人は誰か、推理してください。持っている情報は僕と皆さんはまったく同じです。ヒント、犯人はウソをついている可能性があります。

四条からの指示を受けて、宗助は風呂場の天井裏から日本刀を発見、竹下はゴミ箱から10枚のケーキのフィルムを発見、煙山は森田が大財閥の御曹司だという情報を得てきた。
弥生は複数の男性と付き合う狡猾さを持っている。森田が金持ちだと知り、近付くために成田ブライのコスプレをして迎えるつもりだったのではないか。
それぞれの男性と会っていた時間は、前後に1時間の空白がある。戸川が帰った18時半から1時間後、森田と会う約束をしていた21時から1時間前、19時半から20時に誰かと会い、日本刀をプレゼントされたのではないか。
そこで誰かに殺され、すぐに森田が来てしまったため犯人は帰ることが出来ず、自分の痕跡を消すために日本刀を隠し偽装工作をしたのではないか。
犯人は、的場。
非番のくせに一番乗りだったのも、手袋を忘れたのも、オシャレだったのも、すべては殺人現場から逃げることが出来なかったから。
弥生と幼なじみだった的場は、昔から弥生が好きで付き合っていた時期もあった。変わってしまった彼女にストーカーのようにつきまとい、交際相手の3人も知っている。弥生への気持ちを表すために300万もする本物の日本刀を用意したが、金持ちの森田と付き合いたい弥生は的場に冷たい。森田を迎えるためにメイド服と馬の被り物を着用したとき、ついに灰皿で殴り殺してしまった。

さて、真相はこんな感じ。セリフ量も情報量もとんでもなく多いので省いたところも多いけど。推理できるような情報にしてみた…つもり。
大波さんのストーカー役は2度目だ。鷺沼班のときも結局ストーカーだったし。狂気的な演技が上手い。
脚本の福田さんいわく、次は宗助が四条と出会う話を書きたいとのこと。いつになるかわからないけど、早く見たいな。

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