押見とライスのコント~ジメッとしたお話~

@浅草花月 16:00 ニ17

押見さん、田所さん、関町さん、3人でのコント。脚本はゴージャス村上さん。コントのテーマは、変態。

・変態?
「押見先生はド変態」と書かれたホワイトボード。教師の押見は、生徒の田所と関町に尋ねる。これを書いたのは誰だ?
先生、セックスはノーマルです!彼女も1年いません!…いや、3年いません!
これを書いた犯人は案の定、田所と関町の2人。どこが変態だと思ったんだ?と追求。変な体型と言われ怒り出す。

「お尻とライスのコント」「出演・ライス関町、ライス田所、犬の心押見(変な体型)」
押見先生から逃げ惑う田所と関町は、ホワイトボードに次々とらくがきしていく。それを雑に消す押見先生。

・ケツ
関町は悩みを抱えていた。いつも田所に聞いてもらうはずだが、今日は仕事が入ってしまったので代わりに居候の押見に聞いてもらおうとする。しかし押見は気になる女の子とデートをするから聞けないと言う。売れない役者である関町は、ケツがあるのか?と業界人ぶる。公務員の押見にはわからないだろうけど!しかし彼女の写メを見せられた関町、ほとんど麻生久美子じゃん!と叫ぶ。こんな綺麗な人が押見とデートなんて、弱味でも握ったのか?と尋ねる。
そこへ仕事に行こうとしていた田所がやってくる。赤いショートのカツラを被り、真っ赤な口紅をつけた田所。オカマバーでママをしている。しかし本物のオカマではなく、職業オカマ。キャサリンが急遽休みになってしまったので、仕事に行かなければならない。
なんとか2人に悩みを聞いてもらうことになった関町。火曜深夜2時のドラマ枠、通称カニに出演が決まった。しかしその役を得るために、監督からある条件を出されている。その条件とは、監督に抱かれること。50代後半の色々凄い監督らしい。デートの時間を気にする押見に、おまえのケツじゃなくて俺のケツを心配してくれよ!と嘆く関町。
関町の話が長くなりそうなので、彼女に電話してくると席を立つ押見。あまりにも綺麗なほとんど麻生久美子の写メを自分の携帯の待ち受けにした関町は、田所に携帯を貸す。待ち受けを見た田所、この人ウチのキャサリンじゃない!と驚く。つまり、押見がデートしようとしている相手は、オカマ。何も知らない押見と田所。笑いを堪える関町。

・梅雨
雨宿りをしている押見。先客の男(田所)に世間話をするが、聞いてくれない。ようやく口を開いた男は、低音の声で、あなたは雨で何を想像しますか?と尋ねる。
洗濯物が乾かない、傘、と普通の想像をする押見。男はぜんぜん違う!と怒る。男が雨で想像するのは、透けた服、濡れてる、びちょびちょ。ゆっくりと押見に近付きながら語る男に、震えが止まらない押見。仕事の時間だ、と言って男は去っていく。去り際に、また会えるといいね、My Boy、と言い残して。
そこへ関町がやってくる。押見が彼女に大切な話があると言われ呼び出されたことを知り、追いかけてきた。押見は今の妙な男のことを関町に話すが聞いてくれない。
再び通りかかった男を見た関町は驚愕する。監督…!

・カニ
ドラマの撮影中。1人の女を奪い合う青年(押見)と関町。関町の演技に男が笑ってしまうと、監督(田所)からのカットがかかる。
押見には怒り、関町には良かったよと褒める。そして関町の尻を鷲掴み。

・ママ
高橋(関町)と織田(押見)は同窓会を開いている。しかし高橋が企画した同窓会には織田しか参加者がいない。織田は、高橋にホモなんだろう?と尋ねる。ベタベタ触ってくるし、おかしいと思っていたと言う。
織田に告白したいと言う高橋。絶対無理だと織田は言うが、高橋に押し切られて告白されることに。きっぱり振られる高橋。
そこへママ(田所)がやってきた。同窓会は深夜1時集合、場所はオカマバーだった。織田が怪しむのも無理はない。OK作戦、織田のケツ作戦を立てていたママと高橋。ママと高橋が織田の前でキスをして嫉妬させようというものだった。その作戦も失敗に終わり、ママのダンスタイムが始まる。

・変態!
「押見先生はド変態」と書かれたホワイトボード。教師の押見は、生徒の田所と関町に尋ねる。これを書いたのは誰だ?
先生、セックスはノーマルです!彼女も1年いません!…いや、3年いません!しかし最近好きな人が出来ました!
デートした彼女とベッドインしたとき…付いてたんだよ。
その後どうしたんですか?と尋ねる生徒に、押見は未だに付き合っていると言う。好きなんだから性別は関係ない!

「押見先生はノーマル」と書き直す押見。しかし生徒たちに首を横に振られ、「押見先生はド変態」と書き直す。
「押見とライスのコント」と書いた押見。しかし生徒たちに首を横に振られ、「おしりとライスのコント」と書き直す。

まるまる1時間、すべてが繋がった変態コント。
90分のライブだったので、余った時間でトーク。椅子を2脚用意し、ジャンケンで負けた人が床というルールを決める押見さん。真っ先に勝ってしまう。負けた田所さんは床。メガネに挟まれる。
台本を見ながらコントを振り返る。
ホモ監督役の田所さん、関町さんの尻を鷲掴みしたことに対して、相方だけど全然抵抗ない、触りやすいとまで言った。稽古中、お客さんに尻がよく見えるように角度を調整していた。調整中もずっと尻は触ったまま。
関町さんへの無駄なもち肌という悪口はゴージャス村上さんが言わせたかっただけ。コントを使って悪口を言っている。
最後のコントに言及する押見さん。押見さんの名言、性別関係なく人を愛そう!

次々に繋がっていくストーリーにゾワゾワした1時間。面白かったー!
キャサリン=ほとんど麻生久美子だとわかった瞬間の歓声が凄かった。あれは鳥肌。1本目と2本目が繋がっているとは気付かず、3本目でようやく全部が繋がっていくのだと理解した。そういえば2本目で押見さんは公務員だと言われていた。教師のことだったのか。
田所さんの役は、オカマホモホモオカマ。梅雨での変態っぷりは見事だった。低音の声が恐ろしい。世にも奇妙な物語のようだった。
次回は犬の心とライスのコントになるらしい。ようやく池谷さん加入!これはまた見に行きたい。

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