神保町花月「色彩オーケストラ」

@神保町花月 13:00 E2

開演前。女性パーソナリティの軽快なラジオが流れている。

舞台を覆い尽くす大きなスクリーンに映し出される、色とりどりの風景と出演者の名前。チャイコフスキーのピアノ協奏曲が流れる。

――小学校の頃、合唱コンクールの指揮者をした。最初で最後の主役になれた。
――俺はここにいるの?
――世界は存在するの?

――ある日突然、世界から色が消えた。

真っ白な世界。
白いボロボロの服を着た老人(井下)が白いバケツからなにもない空間をペンキで塗っている。
ドアを開けて出てきた青年(房野)は地面に倒れ込んだ。
走ってきた青年たちは老人を見て驚き、倒れている青年を助け起こした。
倒れていた青年には記憶が無く、アラタという名前だけを覚えていた。助けた青年たちはそれぞれ、ラッコ(好井)とタイシ(吉村)と名乗った。親友同士だと言う。
アラタは真っ白な世界に混乱しパニックになっている。しかしタイシは、この世界は夢ではなくある日突然こうなったのだと言う。タイシは情報を集めてこの世界から出ようと努力している。
色だけでなく、人まで消えてしまった。今ここにいる4人以外の人間を見ていない。人を探して歩いていたらここに着いた。
真っ白な学ランを来た少年(長谷川)がやってくる。文字の色まで消えてしまった文庫本を広げている。普通ってなに?今はこの真っ白な世界が普通だろ?俺に関わるな!と反発する少年に、ムカつく!と殴りかかるアラタ。ラッコとタイシに止められ、初めて人に殴りかかったのかも、と震えるアラタ。同族嫌悪かよ、と鼻で笑う少年。中二病!と罵るアラタに、実際に中2だし、とわざとらしく笑う少年。
そこへ色の消えた花を持った女性(祖父江)がやってくる。シホと名乗った。花の色が無くても想像で好きな色にできる、花の色を覚えていれば元の世界に戻るキッカケになるかもと笑うシホに、少年は想像は想像にすぎないと冷たい。再び少年に殴りかかろうとしたアラタは、その場に倒れてしまう。慌てて駆け寄ったシホが、アラタを膝枕する。
――どこか懐かしい心地よさと、花の香りがした。

タイシとラッコが遊んでいると、アラタが目を覚ました。シホが真っ赤なバラの花を1輪、アラタに差し出した。色が付いてる!と驚くアラタだが、タイシやラッコ、シホには見えていない。
俺の他にも人がいたんだな!と、バットを持ったガラの悪い青年(黒沼)がやってくる。急に人が消えるから、俺がこの世界の神にでもなったのかと思ったぜ。食料と女を寄越せ、と学ランの少年を殴り倒す。向かっていったタイシもバットで殴られる。アラタは土下座して命乞いをするが、ガラの悪い青年は容赦しない。
やめるんだ!と白衣を着た男(宮川)が拳銃を向ける。覚えとけ、と捨て台詞を残してガラの悪い青年は去っていった。
男はイリヤスと名乗った。医者だと言い、倒れている3人を診る。持っていた銃は趣味のモデルガンだった。
アラタは駆け寄ったシホに、俺のこと心の中ではカッコ悪いと思ってるんだろ!と言い捨て逃げ出してしまう。
そこへ、シホ~~~!と叫ぶ白縁メガネを掛けたナヨナヨした男(桑原)がやってくる。エトウと呼ばれた男はシホの元彼で、会社をリストラされたのに真面目に仕事を探そうとしないから振られたようだ。
人数も増えたしみんなで一致団結しようと、イリヤスの提案で宴を行うことに。酒持って来い!と急に会話に入ってくる老人。

1人で座っているアラタ。先ほどガラの悪い青年に絡まれたときに言われた、男のくせに情けねーな!というセリフが響いている。
宴を始めることを伝えに来たイリヤスは、趣味のクラシックの話を始める。音には色があるんだ。色々な色があってオーケストラができる。オーケストラをまとめる指揮者、その演奏を讃えて、色彩感のある演奏と言うんだよ。
――僕ね、今度の合唱コンクールで指揮者やるんだ。僕がみんなをまとめるんだよ!僕が主役だよ!
幼い声が響き、絶叫して頭を抱えるアラタ。

酒を飲んで盛り上がっている人々。
なぜ世界が真っ白になってしまったのかについて話し合う。エトウは富士山が噴火して火山灰が全世界に…と言うが、即座にラッコに却下される。
ずっと違和感を感じていた、とタイシが話し出す。色がなくなると同時に周りから人も消えたが、みんな冷静すぎる。世界から色が消えたのではなく、真っ白な世界に俺たちが引き寄せられたのかもしれない。中心にある開かないドア、これにみんな引き寄せられたのではないか。
別の世界なら出る方法があるかもしれない、と言うイリヤスの言葉に盛り上がる人々。しかしアラタと学ランの少年は話に入ろうとしない。なんだか2人とも似てるな、と言われ憤慨している。
誰にも干渉せず、誰からも干渉されず、1人で生きていくと言う少年に、シホがビンタをする。甘えるんじゃないの。1人で生きて行けるわけないでしょ。お母さんが産んでくれたからあなたがいるんでしょ。1人で生きてきたなんてとんだ勘違いよ。
――1人で生きてきたなんてとんだ勘違いよ。ナヨナヨしないの。
女性の声が響き、絶叫して頭を抱えるアラタ。
俺の気持ちなんて誰にもわからないんだ!と叫ぶ少年。いつも脇役。少年A。俺にはこのなにもない白い世界がお似合いなんだよ。ほっといてくれ!
走り去った少年を見て、思春期ですね、と笑うイリヤス。落ち込むシホに、今日はもう休みましょうと声を掛ける。

1人で座っているアラタ。
――俺はいつも脇役。俺はここにいるの?
タイシがやってくる。少し思い出した、というアラタの言葉に喜ぶタイシ。
俺、いじめられてたんだ。無視されたり暴力振るわれたり。父親がナヨナヨした性格で、母さんに厳しく育てられたけど、結局こんな感じで。シホさんがあのガキに言ったことが、母さんに言われてるみたいでグサグサ刺さって。俺あのガキにすげー共感できるんだよ。自分見てるみたいでイライラして。
なんで俺に優しくすんだよ!とイライラした様子のアラタ。タイシは親指を立てる。俺、おまえのこと友達だと思ってるから!
――俺、おまえのこと友達だと思ってるから!
青年の声が響き、錯乱するアラタに、落ち着けとなだめるタイシ。白い世界は不自然だろ?色んな人がいていいんじゃないかな。
色々な色があってオーケストラか。俺ここに存在してる?おまえはここに存在してる。しっかり立ってる!
叫んだり、抱き合ったり、青春はこうだって相場が決まってるんだよ!というタイシに振り回されるアラタ。そこへラッコも加わり、3人でくるくる回っている。
バットを持ったガラの悪い青年がやってきた。タイシとラッコがボコボコにやられているが、アラタは立ちすくんだまま動かない。おまえ友達がやられてるのに助けねーのかよ?
――助けてくれアラタ!
青年の声が響き、絶叫して頭を抱えるアラタ。
あの拳銃を持った男に伝えとけ。次はおまえだってな。立ち去る青年。
タイシとラッコのうめき声が聞こえると、アラタは逃げ出した。どうにか立ち上がった2人も立ち去る。

よく寝た、とイリヤスとシホとエトウが話している。顔色の悪いアラタがやってくる。
腕を押さえ足を引きずったタイシが、お話があります、とやってきた。またあいつが?と尋ねるシホにうなずく。
ラッコが、消えました。
身体が透けていって、そのまま消えたんです。
消えたくない!と錯乱したエトウは、シホの肩をつかむ。シホ、結婚してくれ。愛してるんだ!こんなときになに言ってるの?こんなときだからだよ。愛してるんだ。…わかった。ちゃんと仕事見つけるなら考えておく。
嬉しいよシホ~~~!と笑うエトウ。徐々に身体が透けていって、消えてしまった。
アラタ以外の世界が止まり、白いランドセルを背負った少年(光永)が走ってきた。ねぇ、なにしてるの?ねぇ、友達いる?友達…いない、かな。ねぇ、僕は生きてる?知らねぇよ!
動き出す世界。泣き出す少年。急に無表情で立ち上がる少年。ねぇ、この人誰?
ガラの悪い青年はバットでイリヤスを殴る。拳銃を取り上げ、やっぱり偽物かよ!と投げ捨てる。イリヤス、タイシが倒される。
イリヤスの身体が徐々に透けていく。アラタくん、強い人間なんていません!君なら大丈夫だから!
青年に向かっていくアラタ。俺は弱い。でも、大切な人くらいは守ってみせる!
望み通り殺してやる!とアラタを倒す青年。しかし彼の身体も徐々に透けていく。こうなったら道連れだ!とナイフを取り出し振り回す。うずくまるアラタ。アラタをかばうように立ちはだかるタイシ。
青年が消え、刺されたタイシが倒れた。隣に座り込むアラタ。イリヤスの救急セットを取りに行くシホ。
アラタ、ありがとう。なんでお礼なんて言うんだよ!俺おまえを置いて逃げたんだぞ!なに言ってるんだ、俺たち友達だろ?タイシ、ちょっと待ってよタイシ!
タイシが消え、シホが戻ってくる。
アラタくん、あなたのいるべき場所はどこ?シホさん、ちょっと待ってよシホさん!
ひとりぼっちはやだよ!と泣き叫ぶアラタ。こんなときでもペンキを塗り続けている老人。

ひとりが良かったんじゃないの?と学ランの少年が戻ってくる。アラタの両側に、学ランの少年、ランドセルの少年が立つ。
僕はここにいるの?世界は存在するの?真っ白い世界を作った。全部消してやった。あんたは僕と一緒だと思って残しておいたのに、残念だよ。
すべて思い出した。おまえらは、俺だ。俺の中学生時代と、小学生時代。真っ白な世界は、俺が望んだ世界。

老人がアラタの前に立つ。
生きたいか?タイムリミットぎりぎりだったな。おまえの命のな。
思い出した。俺、自殺したんだ。
わしは人間界で言う死神みたいなもんだ。ペンキ塗ってたわけじゃなくて、世界を真っ白に塗りつぶしてたのか。わしの仕事は終わりだ。あとは自分で考えろ。

ランドセルの少年が走ってくる。ドアを開け、タクトを取り出す。
僕ね、今度の合唱コンクールで指揮者やるんだ。僕がみんなをまとめるんだよ!僕が主役だよ!
タクトをアラタに渡し、走り去る少年。
俺がここにいるって示すんだ。俺はもっと生きたいんだ!戻れ!
チャイコフスキーのピアノ協奏曲に合わせてタクトを振るアラタ。真っ白だった世界を、色とりどりの光が照らす。

[ピアノ協奏曲第1番第1楽章 – チャイコフスキー]

ベッドで寝ているアラタ。心配そうに見守るシホ。黒縁メガネを掛けたエトウが手を合わせて祈っている。
あなた、アラタが目を覚ましたわ!アラタ~~~!良かったよシホ~~~!
もうあんなことしない、もっと母さんと父さんと一緒にいたい。
シホ~~~!俺、仕事探すよ~~~!
イリヤスが入ってくる。驚くアラタに、主治医のイリエだと名乗る。
世界に色が戻って良かったですね。カーテンを開けると青い世界。ドアは無くなっていた。
アラタのベッド脇には、真っ赤なバラの花が生けてあった。

遅刻する!と慌てているアラタ。それを追いかけてくるラッコ。退院してから変わったよな?1年以上も学校来てなかったのに、毎日来てるじゃん。タイシも追いついてくる。
タイシ覚えてるか?不良のカミムラに絡まれたとき、逃げてごめん!ずっと謝りたかったんだ。なに言ってるんだ、俺たち友達だろ?だよなー!
みなさんに朗報があります。ラッコがニヤニヤしている。俺たちをいじめていた不良のカミムラが昨日バイクで事故って意識不明の重体です!おめでとうございます!
アラタとタイシがドン引きしていると、すぐにラッコも態度を変えた。
あ、夕陽キレイだなー。ホントだな。

――世界は色に満ちている。
――世界は希望に満ちている。
――俺はここにいる。

真っ白な世界。
人がどんどん消えてく!なんだよこれ!
カミムラがキョロキョロと見回していると、死神がやってきた。
学ランを着崩し髪を上げた少年、ランドセルを背負ってオールバックにした少年もやってくる。
俺のものは俺のもの、人のものも俺のもの!暴力がすべてだし!
わかった、これ昔の俺だろ?バイクで事故って重体っしょ?この世界から抜け出せるってことだよな!気付いたか。なんとなくこいつは意識取り戻させたくないな。なんでだよ!
僕ね、今度番長になるんだ。僕がみんなを殴るんだよ!フルボッコだよ!
バットをカミムラに渡す少年。バットを振り回すカミムラ。

タクトを持ったアラタが指揮をするまで、舞台はすべて白一色。衣装も小道具も照明も転換のための幕も、すべて。ドアノブや靴の裏まで白く塗りつぶされていた。
指揮のシーンでは、少しずつカラフルな照明が増えていき、どこか薄暗かった舞台が眩しいくらいの明るさに包まれた。
シホが持ってくるバラの花、初日は白だったけど3日目に見たときは赤いバラになっていた。
人が消えて行くシーンは、客席を照らす強烈な照明と大量のスモークで実現。初日はただ人が後ろに歩いて行くだけに見えていたけど、千秋楽は本当に人が消えていた。スモークの量が段違い。
シホの膝枕のあと、懐かしい心地よさというアラタの声が流れた。シホがアラタの母親だというのがわかる。父親がナヨナヨしているというアラタの発言から、エトウが父親だというのもわかる。
転換中に聞こえていた、ピッピッピッ…という電子音、病院で寝ているアラタの作った世界だというのがわかる。
2度映しだされた砂時計、これもアラタの命のタイムリミットが迫っているというのがわかる。

とにかく演出が美しく、伏線の多いストーリーは中二病全開で素晴らしく、色のついた光を見ただけで泣いた。
クレパト単独では客席に色とりどりの風船が降り注いだ。あれをどう表現するんだろうとワクワクしていた。神保町花月の照明技術はスゴいんだね。
色彩感のある演奏、本当に使われてる言葉なんだ。知らなかった。綺麗な表現だ。

房野さんの絶叫が映えた公演。1公演で何度も何度も絶叫していた。シリアスな役だけど、笑いを取れるところでは最大限にふざけているのも良いね。
熱い青年な吉村さん、ふざけまくる笑い担当なのにシリアスに戻すのも吉村さん。千秋楽では房野さんと2人のシーンでもふざけまくり、相方に日頃の感謝の言葉を言え!と強要。ネタを書いてくれて、コントの小道具の確認までしてくれてありがとう!と叫ばれガチで照れていた。ネタも書くさー!と言いながら房野さんに抱きついていた。
脚本の長谷川さん、出番は少ないんだけど、生意気な口調で強がってる雰囲気が出てた。ラストの光永ちゃんとの怒涛の掛け合いのシーンが鳥肌立ったよ。クレパトのネタっぽいね。ラストの不良バージョンもカッコ良かった。
桑原さんは最初から最後までまともに喋らない役。ずーっとクネクネしてる。これを1時間半やりきったのがスゴい。真っ白の衣装が不気味なほど手足を長く見せていた。気持ち悪さ全開。いいね。
ずっと舞台上にいたのに一番セリフが少ないという稀有な役の井下さん。あの無機質な不気味さが、クライマックスへの布石になったと思う。でも一番笑ってたのも井下さんかもしれない。肩が震えているのを見たよ。ペンキの刷毛でスモークを舞い上がらせ、人が消えるシーンを影で支えていたようだ。
好井さんは素直な青年。おまえの素直さがときに人を傷つける!とタイシに言われてしまうほど率直な物言い。トーク中の好井さんっぽいと思ったり。
黒沼さんはアクションの要。バット振り回すのも大変だろうなぁ。毎回ぜーぜーしてた。低い声と全員を見下ろす長身と大きな目を見開いた表情が怖かった。乱闘シーンには桑原さんがいないから、かなり大きく見えていた。
宮川さんは吉村さんと好井さんと桑原さんのやり取りに巻き込まれていた。ムチャぶり。上手いこと返せるのがスゴい。一番の苦労人かもしれない。
光永ちゃんは後半になってからようやく登場。でもインパクトあるキャラ。声が本当に少年で、房野さんの少年時代と言われて納得してしまう雰囲気。
祖父江さんは強く優しい女性。綺麗な声がよく通って、アラタや中学生時代のアラタを怒っているシーンも迫力あった。カッコイイ。

単独の色彩オーケストラが大好きだったから、どうなるのか身構えていたけど、長谷川さんが書くんだからイメージ壊れるわけがなかった。ストーリーは全然違うものだったけど、良い公演だった。
次は桑原さん脚本公演を見たいよ。頼むよ。

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4 Responses to “神保町花月「色彩オーケストラ」”

  1. まっ子

    こんばんは!私も今回見に行って、ナオミさんのレポ読んで思いだしたり、「そういうことか!」と思ったりしました。レポ、お疲れさまです。
    ストーリーは伏線がしっかりと組まれていて、特に親だとにおわせる伏線が、分かったときにすごく気持ちが良かったです。なんか、クレパトのネタにこういうのありますよね。「存在意義」なんかこれがネタになっているみたいな感じじゃないでしょうか?
    演出も消えていくシーンはほんとうにそう見えたし、房野さんタクトふるシーンではあまりの綺麗さに号泣です。
    長文失礼いたしました。桑原さんの脚本、私もまた観たいです。長谷川さんのとはテイストが違いますしね!

  2. ナオミ

    伏線スゴかったですよね。クレパトのネタも終盤になって真相がわかり、そういうことか!と思うことが多いので似ているのかもしれません。
    千秋楽の演出、本当に消えてましたよね。良い公演を見ました。
    桑原さん脚本はサスペンス傾向なので、長谷川さんとはまったく違う脚本で良いですね。ナルシスト刑事の続編を待っていますw

  3. 真咲

    こんばんは。
    前のレポのコメント、間違ってメールの方に送ってしまいました・ω・`
    最近の神保町の公演は観たいやつがたくさんありすぎですっ。
    人が消えていくシーンとか実際に観てみたいですねー´`*
    長谷川さん、スゴいです*

  4. ナオミ

    今回の演出は劇団の方なので、プロの仕事でしたね。スモークと光に包まれて人が消えて行くシーンは幻想的でした。
    神保町花月は楽しい公演ばかりなので、是非見に行って下さい!

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