U-14

@渋谷シアターD 14:00

ネルソンズのアンダー。何やら凄そうだという事前情報により、凄そうなことを仕掛けているらしいギチに置きチケ。

オープニング、ネルソンズが登場しメンバー呼び込み。少しだけトークをしてそのまま去って行くメンバーたち。
オープニング映像はギチ樋口さんと世界的に有名なコマ撮り作家の共作。メンバーの特徴を活かした可愛い仕上がり。

まずは短めの本ネタから。
ニューヨーク、ボクシング。エンドウコウキ、美しい言葉。フロンティア、結婚式の挨拶。ギチ、お兄ちゃん。横山隆太郎、家族の遺伝。カゲヤマ、カラオケの盛り上げ方。ベーコン、英会話教室。ネルソンズ、タイマン。

ダイイングメッセージ(小林/屋敷/青柳/エンドウ/樋口)
金田一探偵(小林)の助手(屋敷)は、殺人事件の容疑者から犯人を絞り込めなくて困っている。ダイイングメッセージがある、と探偵が示すもの。そのすべてに該当してしまう容疑者たち。金田一さん、ロン毛と佐藤しかいません!
小林さん作。屋敷さんのツッコミと、疑うことを知らない小林さんと、キャラの濃すぎる3人の容疑者たち。青柳さんのアホキャラ凄かった。

平田くん(平田/横山/和田/みかえる)
平田くんの家に遊びに来た友達(横山/和田)は、バタフライナイフや香水を持っている平田くんを「かっけー!」と絶賛する。しかし若槻千夏似だという彼女(みかえる)を見て、ブス?ブス?と態度が急変。彼女の首をどうにか絞めようとする横山。背後から持ち上げて止める和田。
一昔前の田舎の背伸びしてる高校生といった感じの平田くん。しかしどうやら平田さんが今現在やっていることらしい…?

KISHI(岸/原/青柳/平田/みかえる/田畑/嶋佐/樋口)
女性の味方、KISHI(岸)。襲われている女性を助けるために自らの身体を触らせたりキスしたり。しかし助けたはずの女性にも叱咤したりキスしたり。バーのマスター(樋口)は聞く。君は男なのか、女なのか、どっちなんだい?わたしは…KISHIよ。
宝塚風のメイクと胸に詰め物を入れて黒尽くめのピタっとした衣装の岸さん。中性的で美しい!A Perfect Skyを聞くと岸さんを思い出すことになりそうだ。

HOME(益田/原/小林/みかえる/岸/青柳/嶋佐)
高橋家へホームステイに来たジョン(益田)は、暖かな家族に迎え入れられる。しかし家族全員が紙袋を被り、鐘が鳴るとゴリラの脳みそを貪り食うという変わりすぎた家族だった。それでも施設で育ったジョンは、本当の家族にならないかという提案に喜ぶ。家族全員で抱き合うと、動きが止まった。そこへ現れた子ども(青柳)は、ラジコンのリモコンのようなものを持っている。彼が操作すると、家族たちが先ほどのセリフを繰り返す。ジョン、君は父親の虐待に耐え切れず父親を殺した。母親は君を助けるわけでもなく家を出ていった。そんな君が暖かな家族を持てると思うかい?僕がこの家族を作ったんだ。狂ったように笑い出すジョン。高橋家へ、新たなホームステイの中国人(嶋佐)が現れる。先ほどの子どもは紙袋を被って家族とともに座っている。ジョンはリモコンを操作しながら笑っていた。ようこそ、高橋家へ!
青柳さん作。ホラー!ホラーだよ!!!世界観が過ぎるよ!エンディングでの彼の名言、表現すればいいってもんじゃない。まさに。

勝者 青山(全員)
ボクシングのタイトルマッチに勝利した青山選手。実況は横山と屋敷。取材が始まる。ジムの益田会長、奥さんのみかえる、父(岸)、幼なじみ(和田)、どんどん関係ない人たちが現れる。
舞台上がカオスと化したネタ。ゴリラやひらがなのむとか、誰がどう考えたらそれが出てくるのか。いや田畑さんのゴリラはネタでやってるけど。疑うことを知らない横山さんの実況に、屋敷さんのツッコミが映える。

ゴースト(屋敷/原/青山/横山/みかえる)
仲良しカップルの屋敷と原。しかし原は交通事故で死んでしまう。死神(青山)に、最後に彼氏にありがとうと言いたいと頼む。声は聞こえないし姿も見えない、それでもいいから。屋敷は、心配する友人たち(横山/みかえる)の前で頭を抱えている。しかし忘れ物を取りに来たみかえるを引き止め、酒を飲み、キスをし、ベットへ向かう。やめてー!と荒れる原。原を抱きしめる死神。…死にたい。…もう死んでます。
屋敷さん作。原さんを可愛く見せようと書き始め、1行も書けなかったので可哀想な役にしてみたらスラスラ書けたというネタ。屋敷さんのクズっぷりと青山さんの男前っぷりが素晴らしい。

おゆうぎかい(益田/横山/エンドウ/嶋佐/和田/田畑/樋口)
幼稚園の益田園長は、臨時の横山先生の組だけおゆうぎかいの出し物が決まっていないことを心配している。革ジャンにタバコというスタイルの横山先生は、楽器隊をやることに決めていた。園長先生に聞いてもらおうと思って、みんな準備してるんです。歌は「ちょうちょ」。ボーカルの樹(エンドウ)、ラップの嶋佐くん、ベースの和田くん、ドラムの田畑くん、ギターの樋口くん。激しい曲調からブルージーな曲調から、なんでも演奏できる幼稚園児たち。最後はオリジナルソングの「ちょうちょ」を熱唱。伝説を作ろうぜー!!!
本格的すぎるバンド演奏と歌とラップ。樋口さん作曲、エンドウさんと嶋佐さん作詞。客席に立つことを要求。1/4くらいが立っていただろうか。こういうの巻き込まれなきゃ損でしょ!もったいない!めちゃくちゃ盛り上がった!

合間の映像は、呪いのビデオ(屋敷/青山/益田)、美少女ヌードル(みかえる)、全力フタ(小林)。

KISHIとHOMEとおゆうぎかいのインパクトが凄すぎて。でも全部面白かった!アンダー最高!
オープニング映像とオリジナルソングのちょうちょの音源は樋口さんによりYouTubeにアップされ、来場者にはURLが配られた。樋口さんの才能大放出。田畑さんと和田さんはほぼ素人のようだけど、ちゃんと様になってたのが凄い。エンドウさんは何故か樹名義。ビジュアル系バンド時代の名前だよね。さすがに上手いし幼稚園児の恰好なのに美しい。ギターソロの樋口さんがエグい。なんだろうあのカッコ良さ!
アンダーはメンバーによって色が違って面白い。今回はミュージシャン系だね。良いものを見せていただきました。俄然気になるギチ。青柳さんのダークな世界観好きだ。

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