Dance New Air 2018 BLUE TOKYO DNAスペシャルパフォーマンス

@草月プラザ 19:30

男子新体操とダンスを融合させたアクロバットパフォーマンスを行うBLUE TOKYO。Twitterに公演情報が流れてきたのを見たときはとっくに完売していた。追加販売でギリギリ入手!

4段階の高低差がある石床、竹ひごが組まれた装飾、水が流れているオブジェ。観客は段差の間に指定された人数だけ入れる仕組み。舞台近くのブロックが大人気で一瞬で埋まってしまったので、ガラス張りの2階席へ。全体が見えそうだからいいか、と思って。
照明が暗くなり、音楽が流れ、階下のお客さんたちが一方向を見始める。…オープニングからいきなり見えないぞ!?その後、中央付近の3段階分はすべて見えていたので良かった。どこから見てもどこかが見えない作りだったようだ。

青、赤、白、青、黄、音楽と照明の移り変わりが美しい。竹ひごの装飾のおかげで、場所によっては柔らかな光になっていたり。
白地に青の装飾が入った衣装を身に纏った7人の青年たち。それぞれ少しずつ衣装のデザインが違う。
男子新体操といえば、器械体操の床演目とも女子新体操とも違う、手具を使ったアクロバット。そこにダンスだったりマーシャルアーツっぽい動きだったり、様々な要素が組み合わされたパフォーマンスに仕上がっている。
ソロだったりペアだったり団体だったり、リングやしなる棒やロープや傘や、様々な手具も使われる。しなる棒を使った、赤い照明の激しいパフォーマンスが好きだった。静かな青で始まったから、赤との対比に驚いた。めちゃくちゃカッコイイな!
高速のバク転や高所から飛び降りつつのバク宙、上空で片足を残す滞空時間の長いバク宙も素晴らしい。段差のあちこちで、お客さんの目前まで飛び跳ねている。くっ、近くで見たかった…!
高さまで揃えたシンクロするバク転バク宙の連続技とか、上から見ていても美しい。

中盤の青い照明のとき、音楽が消えて無音になった。パフォーマーが着地する音だけが聞こえる。優雅なようでいて激しいアクロバットをやっているのに、スタッと静かに着地する技術が凄まじい。
水の流れる音が聞こえ、真っ赤な和傘を持ったパフォーマーが2人。そこからの武術のような動きとフォーメーションがカッコ良かった。和傘を閉じて剣のように構える姿が素敵。

真ん中の段で2人ペアになってコンテンポラリーっぽいダンスが綺麗だったな。ゆるやかな動きの中にアクロバットも組み込んでいたり、でも静かな感じで美しい。

人の手や脚を土台にして高く跳ね上がるジャンプが凄まじい。上空で180度以上開脚していたり、回転して4人に両手両足を掴まれブランコのように揺らされてからバク宙で着地したり。
この凄まじい技を、石床でやってるんだよね。マットならともかく、石!
全員揃っての鹿倒立が綺麗だった。背中から脚が綺麗に反っていて、あの状態で止めるとか凄すぎる。

45分という、新体操にしては長い、舞台公演としては短い、絶妙な時間だった。
最後のメンバー紹介っぽいソロパフォーマンス、わりと長身の方が高速連続バク転をやっていてどよめいた。小柄な方がやるのは見掛けるけど、結構大きい方だったような。あれは凄い。
段差を利用して浮き上がるようなバク宙を披露していた方も素晴らしい。
階下だけじゃなく2階席にもアピールしてくれてたのは嬉しい。カッコ良かったー!!!

ご本人たちもパンフレットやTwitterで特殊な舞台、二度と無い、と言っているくらいの不思議な舞台公演だった。段差がある舞台でアクロバットって、なかなかやらないよね。
これが2回だけだなんてもったいない!知ったときにはチケットが無かったのでギリギリ1回しか行けなかったし。残念。場所を変えて何度も見たかった!最大80人の観客が2回公演ってレアすぎるね。
中学生の頃に新体操部だったので、大人になった今でも男女問わず新体操を見るのは好きだし、男子新体操といえば青森山田高校、そして青森大学という知識もあった。シルク・ドゥ・ソレイユのイモータルで男子新体操の演目も生で見ている。が、こんなチームがあるとは知らなかった。
BLUE TOKYO、今後も要チェックだ。また生で舞台公演が見られるといいな。今度は近くで見たい!

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