犬の心押見の下半身~床上50cmライブ~

@浅草花月 18:30 イ18

過去いろんなライブを見てきたけど、斬新さでは群を抜いているライブ。

開演しても、幕は床上50cmまでしか開かない。MCの押見さんが登場。ちょうど腰から下だけが見えている状態。ひとしきりトークをするものの、客席の様子がわからないからと幕をくぐって前に出てくる。それだけで盛り上がる会場。
出演者のネタとコーナーを、幕を下ろした状態で見てもらうという主旨。

どりあんずは漫才。マイクを食べるというボケが一番ウケていた。まったく伝わらないw平井さんのカラフルな衣装と靴は目立つから良いね。
御茶ノ水男子はアンパンマン。ただし、右膝から下に自分たちをデフォルメしたイラストを貼り付けて、手に棒をくっつけて動かす人形劇スタイル。手の動きがいつものネタ通りで感心。器用だね。イラストは椎橋さんが描いて、色塗りは佐藤さん。佐藤さんの顔面が真っ黒に塗りつぶされていたwちゃんとネクタイも黒と赤だった。舞台袖に入る前、膝を折って人形にお辞儀させていた。可愛い。このアイデアは、彼らの特技を活かしつつちゃんと面白くて素晴らしかった。ただ、横方向からは絵の裏側しか見えていなかったようで、そこが残念だったと押見さん。
パンサーは缶蹴り。普通にコントをやったものの、菅さんの顔だったり尾形さんの動きだったりで笑わせるので微妙な反応に。チラッと覗いた菅さんも尾形さんも、服装はちゃんとコント衣装だった。
ジャンポケは番長。オチで太田さんと斉藤さんが倒れるときにウケると予想していたらしいけど、薄暗くて顔が見えなかったので客席の反応はイマイチ。斉藤さんのメイクに30分掛けたのに滑った…と意気消沈する3人。
インポッシブルはR指定コント。吹っ飛んだり倒れたりするたびに2人の全身が見える。上半身で何かをしているので、想像力で補う。これはこれで面白かった。ネタを見たことあるかどうかでも反応が変わると思う。
しんじさんには幕など関係なく、客席まで降りてきて押見さんに怒られていた。普段は真面目な常識人だって知ってるんですから、と宥められて帰っていった。
キートンさんの出番になったら、10cmほど幕が下りた。出てきて早々、真央ちゃんのモノマネをします!と生着替え。幕の中を覗き込んだ押見さん大笑い。浅草花月の舞台で全裸になるキートンさん。脚だけしか見えてないのに、何故こんなに面白いんだ。最後は台車に乗って舞台を駆け抜ける。佐藤さんが台車押してた。力加減カンペキで、ちょうど舞台端で止まった。

コーナー1本目は、上半身に何かをされている人を当てるゲーム。どじょうすくいの要領で鼻に綿棒を挿される5人。1人だけ挿されていない。声を聞けばわかるということで、自己紹介してもらう。正解は菅さん。声色が上手い。そして乳首洗濯バサミ。これは1人だけ超強力な洗濯バサミを付けている。みんながウロウロする中、微動だにしないキートンさん。正解はキートンさん。ただただ我慢強かった。芸歴14年の威力。
コーナー2本目は、下半身ダンス。3人ずつチームになって、曲に合わせて踊る。平井さん、尾形さん、佐藤さん、じょいふるをピッタリ合わせて踊る。しんじさん、蛭ちゃん、斉藤さんチームはBAD。まず斉藤さんがバッチリ踊り、青いジャージの脚が華麗なムーンウォークで登場!客席のどよめきが最高潮になった頃、蛭ちゃんのジーンズを履いたしんじさんが前転で登場。ムーンウォークは蛭ちゃんだった。しんじさんが華麗に踊ってる姿を想像したよwしかしよく考えると、蛭ちゃんのムーンウォークも充分凄い!

最後は幕を全部開けて、全員の顔を見せる。斉藤さんのメイクがバッチリで笑いが起きる。
2回目はあるかどうかわからないと言っていたけど、各芸人さんの個性が出るしこのライブ用に工夫してくれる人たちもいるので、また見てみたい。
衣装を入れ替えるだけで、すっかりその人だと信じてしまうことがよくわかった。顔が見えないと、衣装でしか見分ける方法ないんだね。とにかく蛭ちゃんには驚かされた。
下半身だけをじっくり見ると、菅さんの脚がスラリと細身で綺麗だった。キートンさんはいつも脱いでるからよく見てたけど、脚だけ見るとえらい綺麗だね。太輝さんは1人スーツに革靴だったせいか、非常にカッコ良かった。
挑戦的な浅草花月、大好きだ!

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