ミュージカル「ファウスト」~愛の剣士たち~

@アイア シアタートーキョー 19:00 5列43番

2回目の鑑賞は前方端席。目の前はスピーカーで舞台は斜め方向。ちょっと見づらい…。

後方からは見えなかった、表情までもがよく見える。
最初から最後まで無表情と怒りの表情を貫くオフィストが、薄っすらと笑みを浮かべるシーンがあることを知る。心の中でキャーキャー叫んだ。あれは素敵。
後ろ姿や横からの姿を見ることが多かったので、存分にガン見してきた。ピシッとした立ち姿も美しいね。マントひるがえしてバク転するのもカッコイイ。
舞踏会で王女と入れ替わるシーン、やはり好きだな。スカートの代わりにマントの両端を持って後ろにつま先を付ける、お姫様の挨拶スタイル。あのやり取り好きなんだよなぁ。
登場シーンの立ち位置が席の斜め上で、かなり間近で悪魔メイクを見上げた。結構がっつり濃いメイクしてるのねぇ。
ファウストのズボンのくだり、おまえの足が短いからだ!と五関くんが言い切っていた。ヒドいwおまえ怒られるぞ、と言いつつ自分は怒らない河合くん。

ほぼ横方向からの鑑賞なので、舞台裏や袖がチラチラ見えていた。出演者たちが代わる代わるパネルを持って移動してたのはなんとなくわかってたけど、河合くんと五関くんが裏で動かしてるシーンもあった。舞台上にスタッフが出てくることがないんだね。

本日の生贄は佐藤勝利くん。梅垣さんから大幅に逃げて嫌がっている姿を見て、私が代わりに!と自ら生贄になった五関くんがカッコ良すぎた。その者にはまだ早い、と。未成年に梅垣さんは確かに早いよねw
憧れの先輩が俺になるかなぁと呟いて、それが目的か!と梅垣さんに突っ込まれていた。しかし押さえようとする侍女を制して腕組み仁王立ちで迎え討った五関くんの男らしさハンパない。
河合くんを押さえているとき、見ないようにそっぽ向いてるのがなんか良いね。
1回目に見たときはこんな細かいところまで気付かなかった。周りの会話を聞くに、五関くんがやるのは久しぶりだったらしい。毎回いろんな生贄がいるようだ。

間近で見ても舘形さんの妖艶な美しさは健在だった。より迫力がある。動きはもちろん素晴らしいけど、声も高音と低音が入り混じってカッコイイんだよなぁ。
梅垣さんは別の意味でド迫力。長身の上に衣装とカツラでよりデカい。そして怖いw歌声はとても綺麗なんだけどね。ギャップよ。
この2人はカテコで河合くんと五関くんの隣に並ぶので、身長差が凄い。梅垣さんは河合くんの手を握りしめるし、今日は舘形さんが五関くんと無理やり腕を組んでいたw五関くんのビックリした顔が可愛かった。
五関くんが舞台にいないときは他の人を見るわけだけど、アバレ役の中村さんの動きがカッコイイのでよく見ていた。大柄なのにアクションが華麗で良いね。

ストーリーについて何も触れてないけど、正直なんなのかよくわかってない。主役3人の心変わりが展開早くて付いていけない。そして矛盾したセリフがいくつかあって気になる。
あなたたち傷付くことはないって序盤で言ってなかった?アッサリ死んでない?王女を嫁にやるって最初に言ったのあなたでしょ、なんで次の場面で逆に言われて驚くのさ。次の満月までって剣の腕が上がるほど時間あったの?王と王子を殺した人間が次の王になるって、全人類を洗脳でもしたの?悪魔と天使の犠牲ってそこまで出来るの?
あと歌う必要あるのかな?という根本的な疑問が。歌姫梅垣さんの美声が聞けるのは嬉しいけどさ。
いいんだ、五関くんと河合くんを見に来たんだ。ストーリーなぞ気にしない。

ひたすら五関くんを見続けた3時間。眼福です。映像化しないかな。
次は7列目、今日よりはセンター寄りなので見やすいかな。前方の席でも双眼鏡で覗いてる人がたくさんいたので、私も持って行こうかしら。どこを見ればいいんだ…?

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