ねじトークライブ「バカとハサミ」

@阿佐ヶ谷アートスペースプロット 19:30

ねじ2人だけのトークライブ。ネタライブはたくさん見るけど、トークは珍しい。開演前、事前アンケートで2人への質問が集められた。いくつか質問事項を記入して提出。

開演早々、瀬下さんの服装が気になる佐々木さん。ボーダーのポケットの部分がトリックアートのようだと引っ張っている。触るなよー!
トークライブって何すればいいの?好きなことを話してお金をいただける最高の空間。

オールナイトニッポン予選を見事1位通過してANNパーソナリティの座を射止めたねじ。瀬下さん何もしてないよね!?
aikoのオールナイトニッポンを聞いていた瀬下さん。放送委員だったから、給食の時間に録音したものを流していた。やまだひさしのラジアンリミテッドのリスナーだった2人。
2時間もどうする?と佐々木さん。そんないらないッス。5分でいいッス。ボシカやキカタンなどのオリジナル曲を流しても問題はないらしい。歌のコーナーをやりたい瀬下さん。
予選ではそうそうたるメンバーに囲まれ前半2番手だったねじ。順番的にもう無理でしょ!とリラックスして出来たのが良かったのかも。勝ち進むごとに、自分のトークの勝因を思い返して瀬下さんに聞かせていた佐々木さん。肯定も出来ず困っていた瀬下さん。
ネタ作りでは2人で一緒に作るものの、ほぼ佐々木さんの判定なので瀬下さんは柔軟に対応してくれる。が、曲作りになると佐々木さんの意見をあまり聞いてくれない瀬下さん。こいつ気持ち悪いわー。雨音の楽器を使いたいけど使い道が思い浮かばない瀬下さん。俺雨男だから雨男の歌作ってよ、ソロでその雨音の楽器鳴らすから。なんか作れそう!

テーマトーク。お互いに話したいテーマを考えてきた。
佐々木→瀬下:嫌いな人います?
様々な偏見を集めている佐々木さん。人を怒ったり嫌ったりというのを見たことがない瀬下さんに、嫌いな人はいるのか。
ライブ手伝いに来てくれてる後輩は、早生まれの面倒な説明が嫌い。早生まれが何なのかわからない瀬下さん。怖い怖い!と言いつつちゃんとわかりやすい説明をしてあげる佐々木さん。
声がデカい人が嫌いという瀬下さん。大声の必要がない場所でも大声。瀬下さん音に対して敏感だよね?と佐々木さん。
クチャラーはみんなが嫌いという世論なのに、何故か一定数存在する。嫌いなことに対してもちゃんと調べる佐々木さん。過去に注意してくれるような恋人や友達がいなかった、常に人の上に立ってきた立場の人なのでは?女性にはほとんどいないのに、男性には結構多いし自分では気付いていない。
瀬下さんは人に対して怒らないし何も気にしない。細々した佐々木さんと10年以上ずっと一緒にいるから、俺のせいなのかも?と佐々木さん。

瀬下→佐々木:ケイダッシュの若手
他の事務所を辞めて来たりフリーだったりした人たちが入ってくるので、負け癖が付いてるし負のオーラが凄い。後輩に伝染するので良くない。
事務所に入っていると、無茶苦茶な道具を渡されて1時間でネタを作れとか、素人から的確なコメントを引き出す街頭インタビューとか、業界がお笑い芸人に何を求めているのか痛感させられてきた。フリーの10年は事務所所属の3年にも匹敵しないのでは?好きなことを好きなように出来るわけではない。

佐々木→瀬下:おもしろい話をしてください
今から数日間はロードオブANNだと思っている佐々木さん。面白い話という振りにも応えられるのか?ワクワクした目で瀬下さんを見る佐々木さん。
若手時代の苦労を話していて思い出したこと。3日間拘束のキツい仕事の後、終電を逃しお金も下ろせず、吉祥寺から中野坂上まで3時間歩いた。夜中なので当然職務質問に遭う。交番の連携で警官の笑いものになってしまった瀬下さん。
ちゃんと面白いじゃん!とご満悦な佐々木さん。イケフラの企画で裁判の傍聴に行って2段階に恥をかいた話。どこかで話したかったけど話す機会が無かったから良かった。

佐々木→瀬下:瀬下の理想のSEX
今!シャッターチャンスですよ!せめて伏せ字にしなさいよ!楽しく聞いている風の佐々木さんと調子に乗って話している風の瀬下さん。バシャバシャ撮影する観客。

山トーーク!
瀬下さん持ち込み企画。登山の良さを佐々木くんに知ってもらいたい!
山頂めしの準備中、袖で見学していた山仲間VEGAさんを呼び込み。山での瀬下はどんな感じ?調子乗ってる?調子乗ってますね。
検品オンラインで登山に連れて行かれた佐々木さん。確かに山頂でのご飯は美味しかったけど、そのために登りたいとは思わない。下山し始めたときは下山めちゃくちゃ楽!と喜んでいたけど、徐々に膝に負担が掛かり山から転がり落ちそうになった。下山するなんて聞いてない!と不機嫌だった。
アルファ米と麻婆茄子。お湯を入れるだけで出来上がるけど、意外と美味しいんだと力説。山頂から見える風景のパノラマ写真を印刷してきたものを広げる瀬下さんとVEGAさん。印刷物を眺めながら山頂めしを食べる佐々木さん。思ったより美味しい!

ねじのオールナイトニッポン
机を真ん中に置いて向かい合わせに座る2人。ラジオ収録風。お便りが届いています!事前アンケートに答えていく。
瀬下さん、ファンに手を出したことあります?何フェチですか?俺そんなんばっかり!?
秋田弁で喋ってください。佐々木さんが秋田弁で話し始めると、瀬下さんも乗っかる。ちょっと暑いよね?というような会話をしていたらしい。
この相方で良かったと思うことは?佐々木さん、ずいぶん振り回してるのに10年以上ずっと着いて来てくれてること。瀬下さん、日本中で一番優しい。
相方にこうあって欲しいと思うことは?瀬下さん、常にカリスマであって欲しい。佐々木さん、もっとみんなに愛されて欲しい。
好きなネタは?瀬下さん、RPG。2年前のKOC2回戦でかつてないウケ方をした。あれが忘れられない。佐々木さん、5大都市ツアー。唯一瀬下さんが最初から最後まで作ったネタ。セリフが少なく表情や目線で表現しなければならないので、上手くいかないこともあるけどやってて楽しいネタ。真逆の想い出の品はほぼ佐々木さん一人芝居。一語一句間違えられないので緊張感ある。
他のコンビのやってみたいネタは?黒蟻の奴隷市場。めちゃくちゃ面白いし楽しそうでやってみたい!
好きなお菓子は?月餅が好きな瀬下さん。月餅が何なのかピンときていない佐々木さん。丸くて甘いやつ。もっと想像させてくれよ!甘いモノが好きでチョコが大好きな佐々木さん。しかしホワイトチョコとイチゴチョコは嫌い。好きと嫌いがとても近い。カレーは好きだけど中華の辛さは無理。気持ち悪いとかではなくスポーティに吐く。
売れたらどうなりたい?トリオ時代はシティボーイズのように個々で活躍しつつ集まってネタという方向を目指していた。個々でタレントになりたいねじ。
単独について。2日間1公演ずつやりたい。各々のピン単独を昼間に。8月頃を予定に構想中。

ラジオをやりたい、とトークライブの最初に戻る。秋田弁で曲をカバーしたり。
お客さんに、佐々木さんはネタを書いたり頑張っているのに瀬下さんは登山やコスプレで遊んでいるので、瀬下さんにムカついて来たと言われた佐々木さん。瀬下さんには趣味を突き詰めて欲しいと思っているので、了承の上で遊ばせている。公認です!タモリさんのような趣味の人になりたい瀬下さん。
他では言えないようなことも話せるんですよね?と、計画段階のユニットコントの仮メンバーを発表。大いに沸く客席。

仲良しなんだけどベッタリなわけでもなく、お互い尊重しつつ信頼してるんだなーと微笑ましい気分になるねじのトーク。ねじを見るとスッキリ楽しい気分で帰れるから好き。負のオーラ、確かに彼らには見えないわ。語らせろのような熱量になる佐々木さん、どこまでも平和で自由な瀬下さん、良いコンビだよねぇ。普段あまり言えないから、とお互いの好きなところをちゃんと言うのも素敵。長い付き合いほどなかなか言えないよ。
テーマトークもそれぞれ面白いし、趣味を活かした企画も盛り込んでるし、お客さんの質問や要望にどんどん応えていくテンポも素晴らしい。
ユニットコントのことを事前アンケートに書き忘れた!と思っていたら、ちゃんとエンディングで話してくれた。観客の需要を読んで程よく供給してくれる手腕が凄い。単独構想も芸人側ではなく観客目線で考えてくれてるのが嬉しいね。
2月から検品も始まるようだし、また阿佐ヶ谷に通わなくては。その前にANNだな!

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