しゃべんじゃーず

@新宿フープラス803号室 19:00

アメコミについて語るトークライブ。今回は「どうしても伝えたいアメコミヒーロー特集」。

出演者は、ぼーなすとらっく木村さん、関谷さん、わさびーと柳生さん、ストレンジサニィシアター森井さん、みなみさん。そしてアメコミ初心者のゲスト、寅人さん。
各10分のプレゼンを聞いて、寅人さんが最下位だと思った人にローキック。キックボクシング経験者のパワフルな女性。映画はジブリが好き。「耳をすませば」が一番だと言う彼女に、じゃあ大丈夫だ!と何故か自信を持つ出演者たち。

関谷『スポーン』
再現度の高いロゴとイラストを駆使しての紹介。発売元は大手出版社ではなかったが、スポーン1作品だけで業界3位まで上り詰めたほど人気の作品。
主人公は元CIA工作員でムキムキ。悪魔に目をつけられ改造され、悪魔を率いる立場にされてしまう。が、悪魔と戦うことに。つまり仮面ライダー=本郷猛=藤岡弘、。藤岡弘、著「あきらめない」をイラスト付きで宣伝。
コミックスもだけど、フィギュアの売れ行きがとにかくスゴい。数年に渡ってトップの売上をキープし続けていた。
寅人さんの感想。藤岡弘、だということがわかった!

みなみ『クァンタム&ウッディ』
血のつながりの無い義兄弟、真面目な元軍人とチャラ男というバディ。殺された父親の研究施設に侵入したところ、事故によりスーパーパワーを得る。が、2人セットのブレスレットが一定時間離ればなれになると分子レベルで分解してしまう体質に。
ここで大喜利。養子のウッディが家族の役に立てると思った事件とは?正解は、クァンタムが起こした理科室の爆発を自分がやったと庇ったこと。
寅人さんは兄弟もいるし、兄弟愛のストーリーが気になって読みたくなったとのこと。

木村『ウォッチメン』
一番熱量がスゴい木村さん。マンガ2冊にスケッチブック3冊を持参。
スーパーヒーローが現実世界にいたらどうなるか?を描いた作品。こんなヒーローは嫌だ、というストーリーを実現させた。
アメコミなのに、カービー賞やアイズナー賞、SF作品に送られるヒューゴー賞まで受賞している。
政治、経済、平和、社会、歴史、恋愛、様々なテーマが散りばめられた作品で、世界中のクリエイターに影響を与えている。進撃の巨人に登場する人物も、モデルはウォッチメンのキャラクターだと作者が明言しているほど。
ただの頭の良すぎる人間や力の強い人間たちの中に、本当に何でも出来てしまうスーパーヒーローがいたら?1985年の世界が少しずつ書き換えられていく。正義とは何か。
寅人さんも木村さんの熱量に感嘆。読みたい!

柳生『デアデビル』
マーベル作品史上最も不幸なヒーロー、デアデビル。
昼は法で、夜は棒で。下ネタじゃないよ!昼の職業は弁護士。幼いころの事故により盲目になり、代わりに視力以外の五感が超人的な発達をした。
弱点も多く、色、音、正体。盲目のため色はわからず。超人的な聴力のため大きな音には弱い。そして弁護士という正体がバレると身を滅ぼす。が、実は全員が知っている。本人だけが、デアデビルじゃないよ!と言い張っているとか。
不幸すぎるヒーロー。母が死に、父が死に、師匠が死に、恋人も死ぬ。親の仇は打てず、盲目。そして映画も不評!劇場版は面白いところがザクザク削られてしまったので、ディレクターズ・カット版がオススメ。秋からドラマシリーズが始まる。

森井『ジャッジドレッド』
アメコミではなくイギリスのコミックスが原作。警察官、裁判官、執行人。男の子心をくすぐる変形銃がとにかくカッコイイ!ひとつの銃で、貫通弾や焼夷弾など音声認識で自由に操作できる。
1995年公開のスタローン主演の方がオススメ。2012年公開の方はひとつのビルの中の事件を追うストーリーなので地味。
ここでスタローン版のオープニングを実演。これにて閉廷。
夢ばかりが詰まった作品!

どれが一番良かった?寅人さんはウォッチメンが一番。名称が気になる寅人さん、見張る、時計、の意味をちゃんと説明してくれたり、わかりやすかった。最下位はスポーン。
お尻を向ける関谷さん。鈍い音のローキック炸裂。無言で痛がる関谷さん。

アフタートーク。
ジャッジドレッドのプレゼン中、同じくスタローン主演のデモリションマンの説明もしたかった森井さん。しかし用意した画像が小さすぎて読み込めず。急遽オープニングの実演に変更。ブレイドの主演も務めた役者がキレキレでスゴい!と熱弁。
ウォッチメンはコミックスへの書き込みが凄まじく、セリフや説明以外にも資料が載せられていたり背景に描かれていたりと膨大。映画化したら8時間くらい必要。
スポーンとデアデビルは、劇場版はつまらない!スポーンはコスチュームがそのまま武器になるため、多数の敵を倒すのに棒立ちで電撃を放つのみ。

そして大喜利。ウォッチメンを読み始める寅人さん。イラストを駆使する関谷さんと森井さん。長考するみなみさんと柳生さん。お題でボケる木村さん。
こんなアメコミヒーローは嫌だ。考えれば考えるほど、すでにいる!隙間産業が激しい業界なので、小さいヤツも大きいヤツも強いヤツも弱いヤツも全裸のヤツまでいる。アメコミを知っていれば知っているほど難しいお題。弱い、と出した木村さんを見て、その方向でボケるのか!と活路を見出した関谷さん。
3問目とは。森井さんの答え、二の次。思わず拍手が沸き起こる。
ホークアイがアベンジャーズにドッキリを仕掛けられた。ドッキリとわかったのにブチ切れ、何故?単独映画決定、という関谷さんの回答にどよめく会場。深すぎる落とし穴、という木村さん。
最後にみなみさんと柳生さんが追い込まれて大喜利終了。

常連客の友人に何度か誘われてたけどライブが被って行けてなかった。今回はマイナーヒーロー特集ということで、興味津々!
テーマがマイナーヒーローだと聞いて、デアデビルの話が出るかなーと気になっていたら、本当に紹介してた!しかもスポーンまで。関谷さんの描くロゴやイラストが上手すぎて素晴らしい。あの赤いマントがウネウネしてるCGは印象深い。
劇場版がつまらないと言われていた2作品の劇場版が好きなのでなんとも…デアデビルのスピンオフ作品、エレクトラも好きですよ。まさかの恋人復活。カッコイイんだよなー。
ウォッチメンのコミックスを読みたくなった。木村さんの熱量が凄すぎる。現実に近いヒーローモノは面白そうだなぁ。
ド派手な銃撃戦や超能力のアメコミ系映画が大好きなので、ジャッジドレッドが気になる。デモリションマンもなー。見たいものが一気に増えた。
クァンタム&ウッディのバディ大喜利のとき、柳生さんがゴーストエージェントと言っていたのは聞き逃してないぞ。あれも好き。映画はちょっと人気無さそうだけど…。
次回のしゃべんじゃーずは、ファンタスティック・フォー特集とのこと。1作目と2作目が好きなので気になる。行けるかなぁ。

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