キズマシーン・オルカ・ジャパネーズの45分「コント論」

@池袋GEKIBA 17:00

世界観な3組によるコントとトークのライブ。

暗転中、等間隔に分かれて立っている3組。
オルカにスポットライトが当たる。ショートコント、飲酒検問。いんしゅけんもんやってるんですけどぉ〜。
ジャパネーズにスポットライトが当たる。ショートコント、びよういん。本当に短くしてしまって宜しいのですか?
キズマシーンにスポットライトが当たる。ショートコント、遅刻の言い訳。妊婦さんを病院に連れて行って…っていう。

このオープニングどう!?とカミノさん。緊張したー!と竹内さん。でもみんな世界観出てましたね!
君の席みたい!と嬉しそうな3組。ジャパネーズはラーメンズさんでしょ?と竹内さん。俺らおぎやはぎかなー、とカミノさん。じゃあバナナマン?と不満そうな樋渡さん。俺は設楽さんかー…。

一番見て欲しいコントを1本ずつ。オルカは着替えのため裏へ。
このライブの話が来たときに喜んだカミノさん。めっちゃ告知した!ツイッターのプロフィール欄にも、コント師は芸人ではなくコント師と書きがち。言いたいしこだわりが強い。
キズマシーンは漫才やったことある?とアチャさん。1回だけやって、一番滑った。1週間引きずるほど凹んだ。

オルカ、mandrill。ROSCOのときからさらにシーンが増えて、俗っぽい展開にw樋渡さんの言い方と動きが好きなんだよね。あとマンドリルの細かい仕草も。
キズマシーン、幸福コレクター。人のため息を集めている、不幸すぎるSAMIDAREくん。色々な効能があるんですよ!
ジャパネーズ、ピノッキオ。ゼペットじいさんからの質問に嘘をついて、鼻が伸びてしまうピノキオ。じゃあ鼻が伸びない人間は嘘をつかないんだね!?

トークコーナー。
ふわっと始まる。コント師は叫んだりしない!とカミノさん。
黒尽くめなジャパネーズと樋渡さん。ジャパネーズに加入?ポンコツ増えたー!と嘆くモネさん。オイオイ!と似たような反応のアチャさんと樋渡さん。

一番見て欲しいコントをこれにした理由は?
オルカは変化球。確かにあまりやってない感じのネタだね!初めて見た!とジャパネーズ。樋渡さんが動くと面白いことに気付いて、マンドリルのお面を見付けたから作ったネタ。樋渡さんの動きを真似するアチャさん。
ジャパネーズは新ネタに近いから。笑いだけでなく、感動とか恐怖を与えてお客さんの心を動かしたい。
キズマシーンは新ネタ。作ったネタをやってるとすぐに飽きるので、どんどん新しいネタを作る。今日のネタももしかしたらこれが見納めかもしれない。

ここを見てもらいたいという所は?
ジャパネーズは心を揺さぶりたい。言葉のリズムや心地よさにこだわって、いらないセリフも多く入れている。あとはアチャさんの可愛さとか意外と器用なところ。伝わってます?とアチャさん。おじさんなのに可愛いってズルいなー!とカミノさん。
オルカ。樋渡さんあります?と振る竹内さん。どっちもネタを書くので、どっちが書いたとか。変なキャラは竹内さん、変な空間は樋渡さん。先日の表現の自由でやった、ゴールドシップはどっち?竹内さん作。ガン太さんがその日の夜にアメトーークでゴールドシップを見て、これか!となってツイートしたらしい。
キズマシーンは設定。人がやっていない設定をやりたい。それは2人とも共通の考え。どこかに変化を付けて、人がやっていない方向へ持っていく。

ネタの作り方は?
オルカは特に決まっていない。竹内さんがすべて書くことも、樋渡さんがすべて書くことも、2人でアイデアを出し合いながら書くことも。mandrillは2人で作った。どちらもストッパーにはならない。こう作ったらウケるというのが特にない。
ジャパネーズはモネさんが100%。アチャさんが設定だけ出すこともある。たまにネタを書かせると、書きたいものが溜まっているのか設定が3つくらい乗っかったネタが出来上がる。
アチャさんが書いてきた悪魔のネタは、複雑な設定がどんどん乗っかっていて、オチのセリフだけでもコント1本書けそうな設定。モネさんの説明を聞いて、ゲロ吐きそう!と竹内さん。聞いてるだけで目が回る…とカミノさん。それをうまく削ってモネさんが作った結果、バトルライブで優勝するネタになった。
同じパターンにしないモネさん。あえてわかりやすい、誰もがやっている設定を使ってバトルライブに掛けていたことも。
キズマシーンは2人とも遅筆なので、交互にネタを作るくらいがちょうどいい。カミノさんが7割くらい作って持っていくと、とにかくやってみようと意見を言わないSAMIDAREくん。自信がないから言って欲しいカミノさん。SAMIDAREくんが作ってきたネタには色々と意見を出すカミノさん。
オルカは竹内さんが変なキャラのネタはアドリブで20分くらいやって、面白いところだけ実際にやったりも。理論では作らない。本当は良くないんですけどね…と竹内さん。

勝てるコントとは。
面白いと勝てるコントは違うのでは?流行のコントが勝てるコントなのでは、とカミノさん。最近はツッコミのキラーフレーズが流行。小峠さんとかね、とモネさん。
勝負をしたくない、就職活動したくないからこの世界入ったのに…とボヤく3組。ボクシングのヘビー級みたいな階級が欲しいよね、とアチャさん。世界観級とかさ。マンドリル級…全勝だわ!キズマシーン級…全勝だわ!
それでもバトルに勝つことを想像しながらネタを作っている竹内さん。タイミングを待つしかないのでは?とアチャさん。なんとか結果を残したいカミノさん。今年は単独をやるつもり。
勝つネタと好きなネタは違うけど、お笑いをやっている根源は?みんなどう思ってやってるの?と、家で1人酒を飲みながら考えている竹内さん。
モネさんは学生時代に良いことが無くクラスの人気者たちにイライラしていたので、自分を認めさせたいという思いから。でも今は大人になったので、お客さんからお金をもらっている以上、還元できるようなネタを提供したいという考えになった。
SAMIDAREくんは学校に行っていないときにお笑いを見て好きなことをやりたいと思ったから。暗いやつしかいない!とカミノさん。カミノさんは単純に、面白くなりたいと思ったから。かっこいい!と沸く舞台上。

エンディング。座ったまま!?と驚く樋渡さん。コント師はいいんだよ、とカミノさん。この後ライブか~、居酒屋行きたいな!と盛り上がる人々。

客3人。このメンバーでネタとトークとか、最高じゃないか!キャモンさんありがとう!!!と思ったんだけどなぁ。なんでみんな来ないんだ。どこ行っちゃったんだ。
スポットライトの中でショートコントやってるのも初めて見たし、真面目にお笑いについて語ってるのも初めて見た。貴重なライブだわ。それぞれがアツいので、話が盛り上がって時間が足りない。トークだけのライブでもいいのよ…!
ショートコントのそれぞれの世界観もいいよね。オルカはキャラでわかりやすいし、ジャパネーズはじわじわとホラーになるし、キズマシーンは最後にひっくり返すし。
君の席とか久しぶりに聞いたよ。懐かしいよ。3組ともお笑い大好きだよねぇ。だから見てて楽しいんだな。客側の視点にもなれる人たちだから。
第2弾もやって欲しいなー。せっかく良いライブなんだから、今度やるときはお客さんたくさん入って欲しいよ…。

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