マシーン・ドゥ・シルク

@まつもと市民芸術館 主ホール 13:00 1階1列14番

東京で公演を見てハマり、どうしてももう1回見たい!と思って翌週の長野のチケットを検索したら何故か1列目が出てきたので即購入。新宿から1本で行けるから楽でイイわ~。

舞台は直線なのに客席が湾曲しているので、端席だと舞台がめちゃくちゃ近い。大人が足を伸ばせば舞台の縁に届くくらい。2,000席規模でこの距離は珍しいのでは?良い席が取れた。
一度見ているので、舞台向かって左の席は色々と近くてお得なのを知っている。ありがたい!

わらわらと集まってくる男たち。スーツだったりオーバーオールだったり服装は様々。客席から金属のバケツをガチャガチャ言わせながら登場するマキシム、大量のクラブを抱えてくるラファエル、ユーゴは何か持ってたかな…忘れたけど!そして自転車に乗ってやってくるヨハン。ヨハンにフォークを渡されたオリヴィエ、そこら中のバケツやらパイプやらを叩き出す。
3階建てのタワーと横のポールと下のシーソーを使って跳んだり跳び上がったり跳び移ったり。
暴れるオリヴィエを落ち着かせるため、4人が落ち着きそうなものを想像させる。ビーチ、寿司、少林寺。どれも失敗!缶やバケツを差し出すとドカドカ叩かれる。パイプを渡したら楽しくなったのか自分の頭を使って演奏。が、やっぱり叩かれまくる4人。

ポラロイドカメラで撮影するマキシム。出てきた写真が本当に写っているのも見えた。ダイナミックでアクロバティックなダンス。誰か(以前のミュージシャン、フレデリックだろうか?)の顔写真を顔面に付けた3人が登場。不気味な様相に引きつりながら一緒に撮影。
トラピスとチャイニーズポール。後半の手動でのトラピスは他3人の力技。大柄なマキシムが跳び乗る勢いを、腰に巻いたロープ1本で受け止めるラファエルのパワーが凄い。前方に吹っ飛んでるよ!
パイプを重ねた装置を背負ってタワーによじ登るオリヴィエ。口に咥えたスポンジ板がポロッと落ちて大騒ぎ。慌てて助けに登る4人。ちょっと気の抜けた、でも重厚感のあるパイプの演奏とともに再びタワーでのジャンプとチャイニーズポール。ヨハンが横向きにポールを抱え込んでいるところに、ラファエル、ユーゴ、オリヴィエの3段タワーでオリヴィエを乗り移らせて…人間エレベーター!足蹴にされるヨハンが不憫。
ユーゴがそーっと持ってきた自転車をヨハンが乗りこなす。オーバーオール姿で可愛らしくて元気いっぱいな感じのキャラだけど、このときばかりは美しい。3人が次々にヨハンの足を掴んで周囲を回転させていく協力技がとても美しい。立ち上がった自転車の上、両足をラファエルとマキシムに掴まれて空中に固定されるのもなんだか非現実的で素晴らしい光景。
自転車が片付けられ、背後からたくさんのハットが降ってくる。ヨハンのハットジャグリングを手伝う3人。失敗してハットが飛んでいくと、すぐさま次のハットが用意される周到っぷり。甘やかされてる!ドラムのオリヴィエを中心に5人でハットの交換。掛け声かけつつ楽しげ。
今度は大量のクラブが用意され、ラファエルとヨハンが中心になってクラブジャグリング。ユーゴとマキシムも一緒に4人でパッシング。高度すぎてどうなってるのかわからないし、ユーゴとマキシムのアクロバットも合間に入ってくる。凄い。またしてもドラムのオリヴィエを中心に5人で。クラブを渡されてクラブでドラム叩いてる!クラブ2本使って椅子のように座りつつパッシングの凄技が本当に凄い。元々コンビでパフォーマンスしてるラファエルとヨハンの連携が素晴らしいね。
ヨハンがシェーカーカップを5人分放り投げて水補給タイム。股間のペットボトルからチョロチョロと水を注ぐヨハン、無の境地で受け取るラファエル、という良いコンビ(?)。
佇むユーゴ、ヨハンに汗を拭われ、マキシムにジャケットを着せられ、ラファエルに櫛で髪を撫で付けられ、3人にお尻を叩かれる。客席に降りて女性を1人連れて戻る。ターゲットを探しながらお客さんと握手して回る。東京とは歩くルートが違ったけど、またしても握手出来た!
オリヴィエが作る様々な音響効果と3人の協力もありつつのコメディ。ラファエルが店員のシーン、舞台上と前列左端にしか聞こえないくらいの小さな声で鼻歌を歌ってから机になっていたwなんだそれ可愛いな!ここのシーンが一番客席に近い。まさに目の前。ラストのキスシーン、海外だと本当にキスしてくれる女性とかいるのかもしれない。日本では出来ないなぁw
大喜びで帰っていくユーゴ、直後に登場した雑な女装のマキシム、ヨハン、そしてユーゴ。ボタンが取れそうなほどピタッとしていたシャツのボタンを開け、一輪車に乗ったラファエルが登場。ペッタリと張り付いてアピールするマッチョな女装集団。ちょっと嫌そうな表情のラファエルwダンス、アクロバット、ジャンプ!一輪車とは思えぬ動きが凄い。東京公演でビックリした落下はどうやらパフォーマンスだったようだ。1人でノリノリなマキシムとユーゴとは違い、オンナを強調してラファエルにアピールするヨハンが可愛い。次のシーンに行ってるのに最後までカツラを取らずにクネクネして、自分でも「カワイイ」って言ってたしw
一輪車や自転車をタワーと組み合わせて、ユーゴがスライドで映し出す影と一致させる。徐々に組み合わさっていく謎の装置がワクワクする~!
突然の雷雨。シャワー代わりに浴びていたラファエルからシャツを剥ぎ取り、スライドの機械に被せるユーゴ。ドラムセットにビニールを被せるオリヴィエ。
ラファエルがパンツ姿になり、パンツまで脱ごうとしたら慌ててマキシムがタオルで隠す。タオルの後ろで全部脱いだようだ。笑顔でパンツを放り投げる。マキシムも、ユーゴも、1枚のタオルをギリギリで使いつつ全裸に。そこへ贅沢に3枚ものタオルを巻いたヨハンが登場。からかわれつつもようやく1人1枚をゲット。緊張感あふれるタオルダンス。マキシムの危険な技に、「スバラシイ!」と握手を求めるラファエル。動けないマキシムw
危険極まりない状況に、困ったような笑顔で首を傾げるラファエルが微笑ましい。いや、危険なんだけど。今見えてなかった!?と思いつつもそんなに動体視力良くないので見えてないから大丈夫w東京公演でのオチは序盤に使った顔写真の仮面だったけど、今日はヨハンに鍵盤ハーモニカ渡されて吹きながら縦に構えて去っていったw細すぎじゃない!?w
ビニールが被せられたドラムセットから現れたオリヴィエ。ウクレレを装備。ちゃんと着てきた4人がタワーと装置を組み立てていく。自転車を漕ぎ、一輪車を回し、タワーの上で倒立。ブチッと電源を切るオリヴィエ。シーソーの真ん中に乗ったら、慌てて4人が両側を押さえてくれる。全員で乗って絶妙なバランス。
ここからダイナミックなティーターボード。メインはマキシムとユーゴ。そこへヨハンとラファエルも飛び込んだり土台になったりと協力。跳んできたマキシムとユーゴをラファエルとヨハンが抱きとめ、4人で抱き合ってギュッとなるシーンが何度か。終盤、音楽が消え、2人が跳ぶたびにドゴンと鳴るボードの音と2人の掛け声だけが響くシーン。とてつもない緊張感の中で凄まじい回転をする2人に歓声とどよめきが沸き起こる。そして再び5人でのバランス。今度は片足だ!
鳴り止まない拍手と手拍子に、3回もアンコールに出てきてくれるサービス。めっちゃ拍手してきた!

グッズ購入者はユーゴのサイン会に参加できると張り紙があったけど、指定席特急券を取ってしまっていたので泣く泣く諦めた。帰ってから、ユーゴだけじゃなくラファエルもサインしていたと知り愕然。特急券捨てて残れば良かった!長野行きの半分くらいはラファエルの一輪車を見たかったからだぞ。うう、失敗した。何があるかわからないんだから、もっと余裕あるスケジュールにすれば良かった。
日本公演はもうほとんどチケットが残っていない。あっても後列の隅っことか2階とか。今回は1列目が出てきたから遠征したけど、さすがに遠すぎる席じゃなぁ。1列目で2回も見るという贅沢をしてしまったから、後列じゃ満足できない気がする。後はもう海外公演…海外はさすがに…英語もフランス語も出来ない。
東京公演を1回しか取ってなかったり、長野も台風とか気にせず泊まりで2回見れば良かったとか、今回は後悔することばかり。趣味に時間や金を惜しんでたら、何のために働いてるかわかんないぞ!もっとアンテナを高く張っておきたい。

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