神保町花月「彼女が死ぬまでの30日間のブログ」

@神保町花月 16:00 A2

脚本・囲碁将棋文田さん、演出・エリヤン西島さん。
これは期待せずにいられようか。西島さん、自分でも言ってたけど「性格悪い2人」だからね!どんな気持ち悪いストーリーになるのやら。
そして出演はITI。囲碁将棋、タモンズ、井下好井。仲良しメンバーがそろってるだけで、見ていて楽しい。
しかし、チラシは演出家の仕事?あの有り合わせで作ったかのようなチラシは気に入らない。写真はともかく、字が薄すぎて見えないんですけど!オープニング映像がPCの変換文字でカッコ良かったから、チラシだけが残念なポイント。

サラリーマンだった和馬(好井)は、脱サラして貿易会社を設立。結婚を考えている彼女の花梨(大室)は、実家が金持ちなのでそんなに働かなくても良いと言う。
父親の金に頼りすぎる花梨を鬱陶しく思うが、和馬の会社は花梨の父親の会社からの仕事で持っているため、別れるわけにはいかない。そこで和馬は、彼女に自殺してもらおうと考える。「彼女が死ぬまでのブログ」を書き始めた。
実家の酒屋を継いだ鶴丸(安部)、売れない役者の大樹(大波)、サラリーマンの北斗(文田)、和馬の前の会社の同僚の剛志(根建)、古着屋を経営している勇作(井下)、友人達5人に「彼女にドッキリを仕掛けたい」と相談し、和馬が金に困っているという設定を作り出す。
取立てや銀行の融資等の設定で、変装した友人達が和馬と花梨の家に何度もやってくる。追い詰められた花梨は、ついに「和馬が死んだら私も死ぬ」という言葉を口にする。
作戦成功を確信した和馬は、友人達を連れて上海旅行へ。花梨が死んでいるかどうか不安な和馬は、友人達にヒドイことを言ってしまう。落ち込む剛志に、大樹があとから電話しておくと慰める。
和馬が帰ってきたとき、花梨は家にいなかった。書き置きのメモや携帯に届いたメールには、樹海に行って死ぬ、という言葉が書かれていた。ブログを書き終え、納得しようとする和馬の携帯に、花梨の父親から電話がかかってくる。会社が倒産したので、もう仕事を回せないという内容。更には不渡りの催促まで。和馬は、花梨に飲ませるために用意していた毒薬を飲んでしまう。
そこへ戻ってくる花梨。すべてを知っていたと言う。
少し前の2人の場面がもう一度。和馬がブログを書き始めたとき、偶然それを見てしまった花梨。自分を殺そうとする和馬に、「あたしのどこが気に入らないんだよ!」と荒れる。父親に「和馬にドッキリを仕掛けたい」と相談し、会社が倒産したという電話をしてもらう。
動かない和馬に寄り添い、最後のブログに書かれていた「これは、彼女が死ぬまでの30日間のブログである」を「これは、貴方が死ぬまでの30日間のブログである」に書き換えた。
そこへ掛かってくる剛志からの電話。友達だと思っていたのは俺だけだったんだな…。

お芝居が1時間ちょっとで終わったため、ここからはトークライブです!と西島さんも登場して40分ほど裏話。
演出家の立場から見て、好井さんの演技がヒドイという話。怒る演技でもなんかオカマっぽいということで、安部さんに挑戦してもらうことに。大室さんが手を握った状態から演技開始、客席を向いてニヤつく安部さん。実際に怒る演技をしてもらうと、かなり上手い。西島さんが実演すると、拍手が起こるほど上手い。
彼女に薬のビンを取られないようにするという演技でもオカマっぽくなってしまうため、西島さんと好井さんがひたすら薬のビンを取り合うというマンツーマンの練習をしていたらしい。
芝居の時間が短いため、好井さん以外のメンバーはひたすらアドリブで笑いを入れていた。友人達が集まるシーンでは、いろんな無茶振りが繰り広げられていた。大波さんは意外とドSですネ。
大室さんから見て、西島さんを含む7人の中で1位と7位を決めてもらうことに。どっちが1位かは言わず、2人の名前を挙げてもらうと…タモンズの2人。どっちがどっち!?と騒然とする7人と客席。うーん、どっちだろう。

やっぱり一筋縄ではいかなかった。彼女を殺して終了かと思いきや、まさかの仕返し。文田さんのことをそんなに知ってるわけじゃないけど、文田さんらしいな、と言いたくなるようなストーリー。
うわぁ、そう来た!?と思ったお芝居でした。ストーリーはもちろん、配役も。そしてトークライブも。
好井さんが主役なのは意外というか…このメンバーで主役になれそうなのは?と聞かれると誰もいない気がするんだけどw真面目で狂気的というと、やっぱり好井さんが一番ハマるのかな。
楽屋裏ブログに書かれていた西島さんの一言「最後まで気を抜かずに観て下さい」の意味がよーくわかった。どこまでが脚本でどこまでが演出なのかよくわからないけど、終わりと見せかけて断片的なシーン+裏側の彼女の姿を見せたってのが凄く怖かった。どっちも狂気的で、救いが無い感じ。
トークライブでいっぱい笑ったから後味良かったけど、これが芝居だけだったらモヤモヤしたまま帰ってたかもw
またITIでの神保町花月を見てみたい。チャレンジ公演といわず、通常公演でも大丈夫だと思うんだけどな。

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4 Responses to “神保町花月「彼女が死ぬまでの30日間のブログ」”

  1. よとみ

    いつも覗かせていただいてるんですが初コメントです!行けなかったのでレポすごく嬉しいです。

    好井さん主演とはびっくりでした(笑)ストーリーも予想してたのと全然違ったみたいで、さすが文田さん、一筋縄ではいかないな、と感心してしまいました。←

    行きたいライブがかぶってるなぁと思うことが多いです。これからもチェックするので、更新よろしくお願いします^^*

  2. ナオミ

    コメントありがとうございます!
    文田さん脚本なので、ほのぼのな展開は無いだろうと思ってましたが、最後の裏切りはビックリしましたねー。
    好きな芸人さんが多いので、いろんなライブを見に行ってます!これからも見に来てくださいね♪

  3. りお

    初めまして。
    この公演、気になっていたのでレポありがたいです^^
    「自分が死ぬことで、彼女も死ぬ」という発想は、さすが文田さん黒い!といった印象です。過去に読んだことのある小説を思い出しまして、自分の好きな作家さんと近しい発想を持っているんだと思うと、更に文田さんに興味が湧いてきました(笑)

    私もLLR好きなので今までもブログ拝見させて頂いてました。またコメントすることもあると思いますので、ぼんやりと覚えてくださったら幸いです。では。

  4. ナオミ

    はじめまして!
    西島さん曰く、性格の悪い2人が脚本と演出ですからねぇ。黒いお芝居になるのは仕方ないですw
    LLRも好きですよー。∞ラジオのスケジュールが全然出ないので、打ち切り…?と焦っている今日この頃です。

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