神保町花月「なんとなく地獄」

@神保町花月 19:00 B2

4日目ともなると、笑いの量も増えているはず。特に今回はポイズンと9期なので、悪ふざけがひどそうだ!

関町さんが登場したとき、舞台上の人たちが一斉に顔を伏せた。何事かと思っていたら、田所さんが関町さんの顔を掴んでメガネを外して客席に見せてくれた。…なんと!やりすぎです!
しかしみんながプルプル震えて笑っているのに、田所さんだけは冷静だった。さすが相方。関町さんのコスりに慣れてるんだなぁw
エンディングで関町さんが、AGEAGEにもこれで出ようかと思ってると言ったら、田所さんが関町さんの腕を掴んで崩れ落ちてた。1回目はウケるけど、それ以降はキツいよね。
しんちゃんもちょっと進化していた。役に合ってるから良いと思う。彼ならではの身体能力を活かした笑いどころもあったり。思わず笑っちゃうところだけど、あれ実は凄いよなー。
吉田さん、みんながボケてるのが羨ましいみたい。俺ジャージで出てやろうかと思って…と野望を語る。せっかくカッコイイ役なのに!ボケるポイントがなくて不満なんだね。

やはり演出がカッコイイ。曲の使い方が好きだわ。暇だったからのときも、曲でドキドキワクワクしたんだっけ。
何の曲なんだろう。歌じゃなくて、映画のBGMで使われてそうな、聞いたことあるような無いような曲。詳細を知りたい。
この方の演出は、静かだけどジワジワとストーリーの中に追い詰められていく感じで特徴的。

千秋楽が終わったら、いつも通りあらすじでも書きましょうかね。

【11/7追記】
「僕たちは、蟻だ。それ以上でも、それ以下でもない」
サトウ(阿部)とアマノ(根建)は、蟻地獄の巣へ落ちてしまった。命乞いをする2匹に、蟻地獄(吉田)は『お話』を聞かせろと命令。サトウは、女王蟻との駆け落ちの話をする。それを気に入った蟻地獄は、2匹を生かしておくことにした。
『お話』を考える天才のトガシ(田所)は、他の蟻たちに『お話』をあげる代わりに自分に服従させていた。物静かで参謀のような存在のカネヒラ(文田)、挙動不審で臆病なシオザキ(畑中)、怪力で食いしん坊なクリヤマ(関町)は、みんなトガシに逆らえない。クリヤマは食糧貯蔵庫の担当で、食事はすべて殺された他の蟻だった。
サトウは、女王蟻との駆け落ちの話をしたことをアマノに謝る。この話はアマノの実体験だった。蟻地獄に、他の蟻の『お話』を引き継いでも良いか確認してくる、と出て行ったサトウ。
蟻地獄は、わざわざ自分のところへ『お話』の確認をしに来たサトウに興味を持つ。まるで自分のことのように話す語り口調が良いと、サトウの『お話』を気に入っていた。
サトウはアマノに女王蟻との駆け落ちの話を返そうとするが、アマノはトガシに従う代わりに『お話』を貰うことになったからとそっけない。そこへクリヤマがやってきた。ここは、誰の『お話』を奪ってもいいというルール。
クリヤマはアマノから女王蟻との駆け落ちの話を奪い取って、次の『お話』の時間に話し出した。ところが蟻地獄はその展開が気に入らず、クリヤマを殺してしまう。魂のこもらない『お話』はつまらない、と不満そうだ。サトウは、蟻地獄の『お話』を始めた。一日中空を見上げている蟻地獄と、『お話』を続ける蟻の物語。
蟻地獄はサトウに、自分の目が見えないこと、命を賭けて『お話』をしろということを伝える。俺はお前が思っているより、ずっとややこしい生き物だ、と。それを聞いたサトウは、ワクワクします!と嬉しそうだ。
サトウがアマノに蟻地獄の目が見えないことを伝えたら、みんなで襲えば倒せる!とトガシの下へ行ってしまった。しかしトガシは、それを知っていた。巣に帰っても、一日中エサを運び続けなければならない働き蟻。トガシは、ここにいれば『お話』をしているだけで生き永らえることが出来、楽して暮らせると考えていた。
ついにキレたシオザキは、トガシを殴り殺してしまう。『お話』を貰っていたカネヒラは頭を抱え込む。シオザキは、狂ったように笑っていた。
次の『お話』の時間、シオザキは殺されてしまう。それをバラバラにして持ってこいと命令されたカネヒラとアマノ。アマノはカネヒラに、次は蟻地獄を襲おうと賭けを持ちかける。エサをバラバラにさせるほど弱っているはずだと。それを聞いたサトウは、まだ『お話』の続きを聞かせてあげたい、蟻地獄を癒してあげたいと不満そうだ。
サトウの『お話』の最中、カネヒラとアマノは蟻地獄に襲い掛かる。一度倒れた蟻地獄は、喜ぶアマノの背中を撃ち抜いた。カネヒラは脱兎のごとく逃げていった。
アマノが死んだ後。顔を伏せたままサトウは蟻地獄に問いかける。
「そんなに『お話』の続き聞きたいんだ?」
「ああ」
「連れてってやるよ、どこへでもさ。どこに行きたい?」
「そうだな、地獄。これから俺の行くところだ」
ガクリと事切れる蟻地獄。
「じゃ、行こうか」

蟻たちは黒いスーツ、蟻地獄は白いスーツに拳銃。4台のモニターと、深々でも使われていた岩がひとつ。セットはこれだけ。無機質な舞台に、蟻と砂と空の映像が流れるのみ。カッコイイ舞台だった。
モニターの演出を見て、暇だったからを思い出すなぁと思っていたら、同じ演出家さんだった。そういえばあれもシンプルで無機質でカッコ良かったっけ。
トガシの冷徹なドSっぷりに田所さんが輝いていたよ。トガシには卑屈だけどサトウとアマノには強気なクリヤマも良かった。カネヒラは結構良いヤツかもしれない。悪者じゃない文田さんはあまり見たことが無かったので新鮮。
シオザキの狂いっぷりは素敵だった!びっちりシチサンにしてたけど、それでもカッコイイんだもの。岩越しにアマノと対峙するシーンがあって、フェイントをかけてシオザキがすり抜けるんだけど、これがまた直立不動の姿勢のまま動いててカッコイイ。アマノが反対側に倒れこむのも好きだ。
チラシにはシオサギって書いてあるけど、舞台ではシオザキって言ってたのでこちらで統一。チラシ作ってから変わったのかしら。

最後、どういう意味だったんだろう。サトウはこれからどうするんだろう。友達も『お話』を聞かせる相手も失って。一緒に死んでやるよ、ってことなのかな。ウスバカゲロウになって一緒に地上に行くってことなのかな。
なんだかモヤモヤするお話でございました。好きな脚本家さんと自分の趣味とは合わない脚本家さんがなんとなく見えてきたけど、好きな芸人が出てたら結局見に行っちゃう!

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