神保町花月「不器用な超能力者(エスパー)、北へ。」

@神保町花月 19:00 C5

トリオだらけのトリオ公演。ゲストまでトリオ。
今回は1回しか行けないので、絶賛ネタバレ中。

身なりの良いスーツを着た青年・青山(遠山)、ラフな格好の青年・赤崎(赤羽)、杖を付いたおじいさん・横田(ハブ)は3人で北へ向かって旅をしていた。山奥の村にイタリアンレストランを見つける。赤崎は歩くのが遅い横田を念力で移動させた。
レストランを手伝う女子高生(松嶋)は、若者3人組(ネルソンズ)に絡まれたところをスーツの青年(松橋)に助けられる。青年はこのレストランのパスタのファンで常連だった。
そこへ沢木(佐藤)とその部下(五明、児玉)が店の権利書を奪いにやってくる。レストランを営む夫婦(タケト、ナベ)はどうにか追い払う。
店にたどり着いた旅人3人組は、大量の料理を食べた後、代金が無いことを告白。店主は謝り倒す3人を警察に突き出そうとするが、それを常連客が止めた。この場は自分が支払うから、3人に働いて返してもらうようにと言い残して去っていく。
3人が働き始めた店に、近くのコンビニ店員(ゲスト:鬼ヶ島)がサボりに来た。赤崎がグラスを念力で動かしたり、横田が瞬間移動したりするのを目撃してしまい、ケンカを始める3人。それを止めようと心を読む青山。
店主は3人が超能力者であることに気付き、この村から出ていくように忠告する。
ここは、超能力者一族の沢木が支配する村だった。探し求めていた『エスパーの村』だと喜ぶ青山と赤崎に、店主は村の成り立ちを説明する。超能力者が村を救ったという良くある昔話だが、能力の周りに権力が集まり、今では警察も役所もすべて沢木の言いなりだという。
旅支度を始めた3人の元に、娘を誘拐したという脅迫状が届く。店の権利書と引き換えに娘を渡すという沢木の脅しに、3人は協力を申し出る。
元々交渉人という職業だった青山が中心となって、計画を立てる。沢木は念動力が使える男と透視能力を持つ男を従えているが、超能力者は必ず能力を使った後に副作用が出てしまう。青山の場合は心を読んだ後に自分の考えていることすべてを言ってしまう。赤崎の場合は念力を使った後に両腕が動かなくなる。
青山の持っているアタッシュケース(アタッシケースと言い張る)に店の権利書を入れ、採掘場での沢木との交渉に応じた店主。超能力者同士の対決で疲労する沢木の部下。沢木は、超能力を持っていなかった。超能力者が嫌いだと拳銃を取り出し、部下もろとも採掘場を爆破しようとする。チャンスを与えてやる、と、5桁の数字を入力すれば爆破を止められるスイッチを置いて立ち去った。
横田が、僕なら奇跡を起こせる気がする、とスイッチを手に取る。青山が必死で止めるが、辺りは急激に暗くなった。
爆破を解除しました、という機械の声が響く。
動かなくなった横田に駆け寄る青山。横田の能力は、時間を止めること。時間を止めて、解除コードに当たるまでひとつずつ数字を入力していったようだ。その能力の副作用は、身体の老化。本当は12歳の彼は、子供らしく好き勝手に能力を使い、気付いたときにはおじいさんのような外見になってしまっていた。
なんとか一命を取り留めた横田に喜ぶ夫婦や娘たち。しかし店の権利書は沢木に奪われてしまった。
そこに、沢木を連れたレストランの常連客がやってくる。青年は刑事だった。沢木と部下2人を連行し、店主に権利書も返した。彼は超能力者である3人を監視する役目を負っていた。この国の能力者たちはすべて監視が付いているという。
3人は再び旅立つ、北へ。

遠山さん素敵。BENKEIで妖怪の不気味で可愛らしい姿を見ていたので、好青年良かった。泣かせる芝居が上手いよねぇ。横田の能力の真相のあたりはウルッと来た。絶叫に弱い。大さんと五明さんの迫力ハンパない。児玉さんはクネクネしていた。
ナベさんが女役?オカマじゃなくて女性なんだよね?この夫婦からこの娘は産まれないだろうというくらい松嶋さんが可愛かった。劇中でちょっといい雰囲気になる松橋さんがニヤニヤしていた。そりゃそうなるよねw
松橋さんがスーツで暗躍しててカッコ良かった。何故かジャンポケ斎藤さんのフレーズを取り入れていた。次回公演への布石か?
ハブさん良い役!ただのおふざけかと思ったら、泣かせる展開じゃないの。特殊な役でも違和感ないのはハブさんらしい。
ネルソンズは若者役や警官役もやっていたけど、メインは黒子。念力で吹っ飛ぶハブさんは、青山さんと和田さんが担いで運んでいた。舞台転換も、五明さんが念力で操って黒子の彼らが実際に動く。この演出良かったなぁ。
ゲストの出番は少しなんだけど、キスさせられるは乳首相撲させられるはで、3人とも脱ぐハメに。すっかり溶け込んで楽しそうだった。

雨砂を書いた福田晶平さんの脚本だけあって、SFファンタジーでちょっとホロリとする展開で素晴らしい。演出の浅野さんは、初めて見た神保町花月公演で演出を担当していた方。シンプルで情景が綺麗。カッコイイフォーメーションや映像が無くても、すれ違う人々の態度で関係性を示してたのが良かったなぁ。
グランジがいると安心感あるわ。次のトリオ公演と少しだけリンクしてるらしいんだけど、何が出てくるんだろう。アタッシケース?

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