神保町花月「金魚のように 後編」

@神保町花月 18:00 E7

いよいよ千秋楽。もう彼らに会えないのかと思うと寂しい。

町の人々のうわさ話をしている鳥羽4兄弟は、ハワイに留学中の大財閥の息子たち。兄の航(小川)はこの町の出身のため、腹違いの弟たち(ダイナゴン)の質問に色々と答えている。様々な悩みを抱える町の人々。

記憶が10分しかもたない金魚(松尾)は、カメラマンの白波(長田)に毎日のようにくっついて写真を撮らせてもらっている。金魚の恋人の美砂(倉田)はそれを見て笑っている。
漂太(硲)は楽しそうな美砂を見てモヤモヤしている。白波が一緒にいるからか?と勘ぐっている。
津(石橋)は凪子(山田)との交際を浜子(関)に認めてもらいたい。しかし凪子は姉を置いて自分だけ幸せにはなれないと拒否し続けている。
江介(西木)は津と凪子に、付き合っていることを公表した方が良いと言い続ける。
美砂の誕生日が来週だと知り、リアルマーメイドでパーティを開こうと提案する浜子。
漂太に、もう一度みんなの前で歌おうと言う航。

津はついに、凪子と付き合っていることを浜子にバラしてしまう。ショックを受けた浜子を追う凪子。津に向かって、ついてこないで!と叫ぶ。
白波は、美砂に告白する。何も言わず、「線香花火」を歌う美砂。
漂太は金魚に、美砂にプロポーズしろと言う。1年前、金魚が美砂に渡そうとしていた指輪を金魚に渡す。金魚の「僕と結婚してください!」という練習の言葉に、悲しそうな表情を見せる漂太。
凪子を怒らせてしまったと落ち込む津を、江介が慰めている。僕が浜子さんを説得してきます!
美砂に告白したことを漂太に言う白波。美砂は金魚の彼女だと怒る漂太。しかし白波は、自分なら好きな人を手離すことはない、と「線香花火」を歌いながら立ち去る。
漂太は航に、また一緒に歌おうと言う。そう言うと思ってた!と、ライブハウスごと買ってきたと喜ぶ航。しかし漂太は、7年前と同じこの浜辺で歌いたいと言う。

金魚がいよいよ美砂にプロポーズしようとする。
そこへ駆け込んで来る津。凪子を呼び出し、金魚と美砂の前でプロポーズした。凪子が断ろうとしたとき、浜子が現れる。津に向かって、凪子をよろしくと頭を下げた。
お姉ちゃん1人になったら寂しいよ!と止めようとする凪子。浜子を説得していた江介が、小学生の頃からずっと浜子姉ちゃんが好きだったと告白。
まとめてパーティだと盛り上がり、金魚も料理を手伝うようにと連れて行かれる。

残された美砂の前に、白波が現れる。明日この町を出て行く。ついてきて欲しい。
彼らの会話を聞いてしまった金魚。美砂に向かって、どうしたのお姉さん!と話しかける。この町が好きだけどたまに悲しくなる、遠くへ行きたい、と言う美砂に、行っちゃえば?と軽く言う金魚。泣きそうな顔で立ち去る美砂。
幸せになってね美砂ちゃん、とつぶやく金魚。プロポーズのとき渡そうとした指輪を海に投げた。

大きな荷物を持った美砂を見かける漂太。この1年ずっと考えてきた、もう疲れたと言う美砂。
美砂と金魚のそばにいるのは、美砂のためだと言う漂太。
やっぱり漂太は勝手だよ!と去って行く美砂。

浜辺で「線香花火」を歌う漂太と航。盛り上がる金魚、津&凪子、江介&浜子、鳥羽兄弟。
美砂を待つ白波。大きな荷物を持って白波の元へ向かう美砂。

ギターを持った漂太は、金魚と一緒に浜辺で話している。
美砂のことを忘れている金魚に、美砂は俺の好きな人だと説明する漂太。
俺は金魚のようになりたい、と言う漂太。魚の金魚は、30秒前のことを忘れてしまう。辛いことを全部忘れられたら、と言う漂太に、それじゃ美砂さんのことも忘れちゃうよ!と言う金魚。
今は遠くにいるという美砂に、大声で気持ちを伝えなよ!と言う金魚。漂太の叫び声に振り向く美砂。しかし白波に促され、町を出ていく。
ギターを弾き、「線香花火」を歌う漂太。楽しそうに笑う金魚。

漂太切ない!金魚も切ない!結局白波が全部いいとこ持ってったなー。美砂は…まぁ仕方ないよね。そうなるよね。主役がハッピーエンドじゃなかったのにはちょっと驚いた。
本編とは違う軸で2組のカップルが生まれていたのにはほのぼの。江介はただの脇役だと思っていたのに、大どんでん返しだよ。ビックリだよ。
鳥羽4兄弟は振り切れたバカっぷりで大好き。バカ筆頭の長男、航は素晴らしかったな!
恒例の「俺の部屋には、札束がどわーっ!ってあって、金の延べ棒がずどどどどどーっ!って刺さってて、ダイヤがぺきゃっ!てなってんねん!!!」というセリフ。舞台を駆けまわる動作付き。バカだー!可愛い!
漂太にライブハウスを用意したと自慢して「俺できる子!」と言ってみたり、浜子に弟たちにナンパの仕方を教えてやってくれとキラキラリーンと効果音付きで笑ったり、アホキャラ全開だった。パーフェクトライフの明の笑顔の効果音だし。
暗転中の金魚の、航くんの歌い方なんかキライ!と言うセリフに爆笑。あのドヤ顔は確かに気になるけど!いいじゃない!

さすが千秋楽、笑いどころを増やしていた。溝口さんのサンダルが壊れるハプニングに始まり、航の恒例のセリフは硲さんも一緒にやってたし、長田さんのカメラの中から冷えピタ出てくるし。
チョコプラと小川くん&ダイナゴンでよく笑いが起きていたのが嬉しい。結構な数の倉田さんファンがいたから、ちょっと心配だったんだけど。小川くんの、今までにやったことのない役というくらい振り切れたキャラも素晴らしかったしね。
良い班だったなぁ。ストーリーは切ないけど、笑いとシリアスがしっかり分かれてて良かった。若手が頑張ってたなぁ。

結局CDは当たらず。わかってたよ!
ちょっとだけ流してくれた、白波バージョンの線香花火が上手すぎてなんか引く。美砂バージョンは宝塚風。さすがに上手い。そして最後にホンモノ。この2人のあとだと…ねぇ。気持ちだよ気持ち!と硲さんが必死だった。いや、硲さんも小川くんも上手いと思うよ…。
どうやら硲さんと小川くんの2人で作ったらしい線香花火、プレゼントだけじゃなくて配信とかしてくれたら嬉しいのにな。

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