現代サーカス実験場(仮) vol.2

@綜合藝術茶房喫茶茶会記 19:30

谷口界さん企画、現代サーカス実験場。前回はモリ芸と被ってて行けなかったので、ようやく初参加。25名のお客さんがギュウギュウに詰め込まれた茶会記。こんなに混んでるの初めて見た。

界さんのノープランMCから。普段やらないこと、そして面白いと思うことをやってくれ、と発注。面白いにも色々ある。コメディの面白い、ワインを飲んで面白い味とか言うでしょあの人達は。

1.『Run』夜中、コンビニに向かって走り出す男の物語。~序章~
谷口界(Acrobat)
パジャマ姿の界さん。ノイズ音。椅子に座っていると左手が勝手に動き出す。言うことを聞かない左手。右手も徐々に言いなり?翻弄されまくる足。椅子から落ちて床を転がったり。コートを着てニット帽を被って、軽快な音楽とともに走り出す!転んだりバク転したり、また走ったり。

2.『「SISISONSON」』
Hachiro(Performer)
暗闇の中、楽屋から聞こえていた音楽が徐々に会場を移動しているのがわかる。照明が点き、ノートパソコンから流れていたことが発覚。朗らかな曲で白いボール3個。それでは最後の曲です。聞いてください、「SISISONSON」。赤いボール3個、打ち込み系音楽とともに、右手、左手、ボール♪の歌。歌に合わせて動く。終盤は歌詞がなくなる。皆さんの心の中で歌詞を…。

3.『ILI』
目黒宏次郎(staff)
スタッフ4本。1本は床に置かれ、3本は上手いことバランスを取ってテトラのような形に置かれる。立てかけただけの3本のてっぺんを掴み、逆立ち。どよめきと拍手が起きる。1本を支えに壁を登ったり、2本や3本を身体と組み合わせてよじ登ってバランスを取り、2本ずつ片手で持ってよじ登ってラダーのように歩いたり。

4.『マッチ』
Hachiro&小辻太一
バレエ音楽とともにバレエのようなススス…という歩き方で登場した2人。裏手でボールを挟んでいる。シンクロした動きでフォーメーションが時折変わったり。ボールを投げ合って戦う競技。ボールが飛んでくるのでガードしてください!ボール同士がぶつかったらドロー。Hachiroさん勝利。握手と見せかけて腕を絡ませながらボールを投げる。

5.『ひとりのおんな』
茉莉花(Contortionist)
ゆっくりと身体をなぞる手、床を滑る指先、爪や指輪がフローリングの継ぎ目に当たってカツンと音が鳴る。床に転がり、たまに反り、反ったまま起き上がり。音楽が消え、無音になってからも動き続ける。

6.『セカンドハンド&変動』
小辻太一(Juggler)
オペラ。前傾姿勢で椅子に座る、立ち上がる、ボールを投げる、キャッチ、座る…。椅子を退け、単調なドラムロールの音に合わせてボールを投げる、キャッチするの繰り返し。ボールの軌道はわりと普通に見えるけど、腕の軌道が普通じゃない。

アフタートーク。
音楽の打ち込みに悩まされたハチロウさん。界さんを恨む。もう音楽作ってる人をバカにしない!という失言。前科が?と界さんに問われる。動きたいことに合わせて歌詞を可視化。皆さんは暗い感じのボールをやると思ってるだろうから、ポップなやつで驚かせたかった。サーカスは驚きだと思っている。界さんの腕の動きが好きだったと言うハチロウさん。似たような腕の動きを作ってきたハチロウさん。共通言語やな~とにっこり。恥ずかしい!と照れる界さん。
第一声で狭い!と笑うコウジロウさん。棒術のような振り回す系のスタッフ、巨大なテトラを封じられたときに溢れてくるものが見たかった、と無茶な発注をした界さん。壁を登ったの凄かったね!サーカス学校休校でも学校に残り1人練習したり、観客がいなくてもきっちりショーを続けたり、ストイックな面を見ている先輩、界さん。応援してあげてください。普段はオカラを食べて生きているコウジロウさん。ご褒美はパン。
ハチロウさんと小辻さんのコラボ、似たような考えを持つ2人なのですんなり。最初はお互い交互にやったり技術系をやろうとしていたけど、違うな?となってこの形に。ボールを投げ合うバトルは競技人口2名。横にまで客席があると思ってなかったので当日びっくり。ボールが飛んでいかないよう死守した小辻さん。
コントーションの茉莉花さん、どうしてもホラーだったり綺麗だったりな柔軟性や逆立ちを求められる。表現として反ったり曲げたりする必要ある?という疑問。手の動きだけで伝えられるものは伝えたい。今回逆立ちは一度もやっていないし、コントーションの動きもそれほどやっていない。ジャグリングやスタッフを羨ましがる茉莉花さんと界さん。道具を持っている、持ち変えるだけで成立する。ひとりのおんなというタイトルで、大切な人ができたときの孤独を表現。
小辻さんはフランスのボール専門ジャグリングカンパニーで活動している。今回は完全新作。結構暇なんで、と笑う小辻さん。暇な時間をすべて今回の作品につぎ込んだ。フランスでは公演を劇場に見に行くことが日常化しているし劇場もたくさんある。日本でもそうしていきたい!と界さん。ここに着てくれるようなお客さんは本当にありがたい。パフォーマーはみんなギリギリでやってるから。アナタが一番ギリギリ、一緒にすんな、と冷たいハチロウさんw

タイトル、名前、簡単な経歴が書かれたミニパンフレットが入っていたのはありがたい。
ハチロウさんの打ち込み音楽はビックリしたなぁ。クリエイティブな方だ。界さんと共通言語の腕の動き、確かにああいう動き好きだよねぇ。現代サーカスっぽい、のか?小辻さんもちょっと違うけど雰囲気は似ている。あの不思議な腕の軌道は素晴らしい。長身で手足も長いから余計に映えるね。
茉莉花さんのコントーションは空転劇場でコンビで出てたやつしか見たことないんだよなぁ。しかもどっちがどっちだったか…ソロを見た上で今回のやつ見たら違った感想だったかも。足の角度凄すぎ!もっとコントーション見たい!と思ってしまった。今度見られるから楽しみにしておこう。
コウジロウさんのスタッフの可能性は本当に凄いな。ショーではやらないだろうな、という挑戦的な動きばかりで凄まじい。棒3本であんなに安定するもんなのか。いつものダイナミックなアクロバットが封じられてもやり方は色々あるんだな。
次回は未定だけどまたやりたい、と言っていたので楽しみ。しかし20分でチケット完売は人気すぎる。

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