神保町花月「誰なんだ」

＠神保町花月 19:00 B14

個人的なスケジュールの関係上、今回はこれ1回だけの鑑賞。なのでものすごくネタバレ感想。
あと1回見たかった！ブロキャスファンは絶対見た方が良い。

A(エース)…川谷
K(キング)…シューレスジョー
Q(クイーン)…福田
J(ジャック)…吉村
Joker(ジョーカー)…房野
連絡係…小堀
謎の男…伊藤
Qの彼女…国崎
Jの彼女…長谷川

Aが銃で撃たれるシーンから始まる。「やっぱり裏切り者はおまえだったのか…」
場面は変わって、アジトに集まる5人のギャング。みんな黒いスーツを着ている中、1人だけサスペンダーなJ。
ボスから「裏切り者がいる」という連絡を受け、お互いを探り合う。拳銃でロシアンルーレットを始た5人を止めに入ってくる連絡係。伝説のギャング“4カード”が仲間を救ったというロシアンルーレットに倣って、儀式として行っているため、銃に実弾は入っていない。
Jの彼女は母親の病気のため、大金が必要だと語る。Qの彼女はこの町でのし上がろうとQをけしかける。痔に悩むKはメールでしか連絡をしないボスを疑い、Jokerの本職は警察官。それぞれが怪しい部分を持っているが、みんなを信じると言うA。
水道工事、郵便屋、電気工事と、コロコロと仕事を変えてはアジトにやってくる謎の男。
5人は、ボスから15億円の宝石と偽札の原版の取引を依頼される。
情報が警察に筒抜けだったため、取引現場に踏み込まれ、取引相手との銃撃戦になってしまう。再度行われるロシアンルーレットの儀式。ところが、実弾が入っていたためKが死亡。錯乱したQが全員を撃ってしまう。最後に残ったAが、裏切り者は誰か探っていく。
たどり着いた答え、それは連絡係。撃たれたはずの連絡係が立ち上がり、昔は“4カード”と呼ばれていたこともある、と言う。ボスに対する裏切りだと、死ぬ直前、Aがボスにメールを送信。
撃たれたAが動かなくなったとき、連絡係の携帯が鳴った。
「了解、っと…」
ニヤリと笑う連絡係。そして暗転。

ざっくりストーリーをまとめてみた。ハードボイルドでサスペンス。男同士の絆と裏切り。いやぁ、みんなカッコ良かった！
演出が素晴らしかった。オープニング、舞台の手前に白い布が張られ、シルエットで登場人物紹介。布をスクリーンにして映像も流す。それぞれの役のトランプを持って写っている5人。そしてジャポニカ学習帳を持っている小堀さんｗ
この時点でまだ登場していない伊藤ちゃんと女性2人は、写真は無く白いシルエットでの紹介。
やっぱり山下さんの演出は独特でカッコイイなぁ。007やTAXiの曲が使われてたのも良かった。カッコイイもんね。

謎の男の伊藤ちゃん、あまりにも怪しい行動と妙に男前な表情で、絶対なんかある！と思わせておいて、本当に謎だけの男だった。本人も台本をもらったときに「謎の男！来た！」と思ったらしいｗ
国崎さんのポテンシャル素晴らしい。真っ赤なチャイナ服での登場、インパクトありすぎ！登場早々、1人ずつ裁判を始めるｗ遊ばない川谷さん、可愛いパンツのシューさん、特に何も無い房野さん、遊びすぎの吉村さん、イラッとする長谷川さん。

神保町花月のブロキャスが大好きなんだけど、今回でますます惚れた！
吉村さんのヘタレな下っ端役は初めて見た。やっぱり演技上手いと何やってもハマるなー。自分の彼女に対してだけやたらと態度がデカいのもチンピラっぽくて良いね。なんだか可愛いキャラだった。
房野さん、超カッコ良かった！今まで神保町花月では妙な役しか見たこと無かったから、開眼したｗ彼は男前だ!!怒号の迫力ハンパない。ハット飛ばして銃を撃つシーン、あれが一番好きだ。カッコイイ。カッコ良すぎる。
みんなに役のセリフで「スゴイ」と言われてるのに、吉村さんだけ「太ももがスゴイ」と言って房野さんの太もも触ってたｗ確かにみんな同じようなスーツ着てると、1人だけ体型違うよね…。他の4人が細いからね…。
客出しがあったら、絶対本人にカッコ良かったと言っていただろうな。こういうときに限ってないんだもんなー。残念すぎる。

3月の神保町花月スケジュール、早く出ないだろうか…。2月は単独ラッシュのせいか、見たいと思う公演があまりなかった。3月はどうだろうなー。