神保町花月「金魚鉢」

@神保町花月 19:00 E7

東京大吾組のチャレンジ公演。大吾組は一度も見たことないけど、脚本演出がオコチャさんなので見に行くことに。

セットがシンプルなんだけどちょっと不思議。オープニングの演出もシンプルでカッコイイ。とことん出演者の個性を活かした舞台。

ゆっくりと登場人物の背景が明らかになっていって、明るくてバカっぽい話なんだけど、どこか不思議な大人の話。いろんな意味で大人向け。
序盤の部分が終盤で活きてきて、おおっと思った。絶対おふざけだと思ってたのに、オコチャさんやるなぁ。
楽屋裏ブログでも衣装が凄いと書かれていたけど、本当に今までの神保町では見たことのない系統の衣装。オコチャさんが大吾組に何を期待しているのかがよくわかるw
特に長澤さんが凄い。大さんがカッコ良かった!グランジの芝居は何度も見てるけど、神保町であんな感じの大さんを見たのは初めてかも。
吉田さんは自らを大きい又吉さんだと思ってあの衣装を着ているらしい。いや、又吉さんでもあんなの着ないよw
橘さんはシッカリしてるんだね。三橋さんがチャラいw彼の演出は好きなんだけどな!真栄田さんの役は素晴らしいね。ふざけてるな!
福田さん、事前情報でみんながエロいと言っていたけど、私はカッコイイと思った。役柄の性格も加味してね。大福の絡みはファンへのサービスなんでしょうか。ま、私は大福トークも見に行ったことないんだけど。

どうやら初日とはオチを変えたようで、私にとっては衝撃的だった。意味深な一言だ。初日のオチがどんなだったのか知りたい…。
そして明日と千秋楽ではまたオチが変わるのかどうか。ううむ、オコチャさん脚本は毎回翻弄されるぜ。

【5日追記】
真面目すぎると彼女(枝村)に振られた吉田。何をやっても駄目で金を求める橘。誰かが辞めたことに腹を立てた福田。宗教の勧誘をする長澤。ニコニコしている真栄田。ギャンブルに負け続ける佐藤。
店長の三橋が経営する「金魚鉢」という店で働く6人。お客様に非日常を味わってもらうための、男娼館。
開店後のショーは、大喜利。適当な単語を書いていって、お客様の反応を見て質問を予想するというもの。何問か質問があった後、最後に「お尻をカッコ良く言うと?」という質問。「ときめきメモリアル」が採用された。
常連の変態刑事(高平)は、無茶ができるからといつもの子を指名し続ける。
ふざけた仕事をしたくてこの店に来た吉田。元彼女が偶然来店し、結婚することを知る。俺と付き合っていたとき、浮気してた?という質問に対し、当たり前じゃない!と答える元彼女。
長澤は誰かを食事に誘うとつい宗教に勧誘してしまうので、誰とも食事に行けない。佐藤は絶対に勧誘しないと約束させ、一緒に食事に行った。しかし帰る20秒前に勧誘してしまった。
福田がこの店に入ったのは、かつてのナンバーワンの佐藤が辞めたからだった。この店の常連でいつも佐藤を指名していた福田は、佐藤に貰っていた非日常の世界を、お客様に提供したいと思ったと言う。
新入りの橘は尖っていて、金を稼ぐためだけにこの仕事をしていると慣れ合いを避けている。しかし数多くの指名が入るナンバーワンの福田のサービス精神を聞き、急に懐き始める。仲良くなったところで、真栄田がサイボーグではないかと疑問を口にする。否定していた福田だが、真栄田が近くにいるとモーター音が聞こえることに気付く。
変態刑事のお気に入りは、真栄田だった。サイボーグなので無茶ができていた。しかしある日、福田を指名して気絶させてしまう。接客中に気絶したことで腹を立てた変態刑事は、店からクスリが出たとウソの発表をすると店長を脅す。
ようやく復帰した福田は、もう「ときめきメモリアル」が黙ってしまったと言う。それでもサービスを続ける決意をする。
しかし警察相手に戦うことになってしまった彼ら。みんなそろって店を開けるという結論を出す。
警察が店に突入。サイボーグ真栄田の「充電してください」という電子音が響き渡る。
と、ここからのオチが日替わりだったらしい。私が見に行った2日目は、吉田さんの「夢かーーーーーーい!」というセリフだった。夢オチ。でも、どこから?という疑問。

本人たちのキャラクターに当て書きしたんだろう脚本と配役。大吾組ってこんな感じの役回りなんだろうなと納得。後半の橘さんのキャラがとてもしっかりしていて、一番後輩だけどみんなをまとめてるのかなぁと思ったり。大さんが後輩に優しい役で、普段もあんな感じかとニヤニヤ。真栄田さんってサイボーグなのか…。
お笑いも非日常。芸人のみなさんにサービスを提供していただいて、我々も楽しめているのです。金魚鉢の中は狭い世界だけど、彼らも必死で戦ってるんだな。

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