@北沢タウンホール 19:00 SA6
私の単独祭りの中で、もっとも期待値が大きかったクレオパトラ。告知用のチラシの代わりにポストカードを作っていた。Tシャツと同じデザインで、とても美しい。
開演前のBGMは小鳥のさえずり。
「春はあけぼの。ようよう白くなりゆく山ぎわ、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる――」
白いシャツ、黒いズボン、白い靴、男は枕草子を暗唱し続ける。
黒いシャツ、白いズボン、白い靴、男は質問を投げかける。
「あけぼのって相撲取りですか?」「ようようってなんですか?」「少しってどのくらいですか?」「雲が細いんですか?」
白いシャツの男は激怒する。「出て行ってください!」
黒いシャツの男は笑う。「たまたま夢がリンクしちゃったんだから無理ですよ。あなたが起きない限り」
薄暗い殺風景な夢の中。白いシャツの男は、現実の世界に期待していないから、夢を見ないのだと言う。
黒いシャツの男は言う。「夢はなんでも出来るから楽しいのに」
桜、パステルカラー、華やかで明るく綺麗なオープニング映像。
コントタイトルは桜の花びらが舞い散る映像に表示される。
新しい家族、最初のコントがこれ!?となる展開。桑原さんの落ち着いた声と胡散臭さが活きる。
美容室3変化、普通のコント、心の声入りコント、桑原さんによる長谷川さんへのダメ出しスライド、キャラ芸人(ガリトン三須さん、ジョイマン高木さん、5GAP久保田さん)登場。キャラ芸人に時間は関係ない!という久保田さんの言葉に拍手喝采の客席。ラストは長谷川さんのホワイト赤マン登場に客席から悲鳴。
信じる者は救われる、ツイキャスで言っていた占いコントがこれだ!コントだとボケツッコミ入れ替わったりするのね。いや、どっちもボケなのか?
地元は今…、これはアハ体験。クレパトのコントにたまにある、徐々に真相が見えてくるというもの。気付いたときの鳥肌。もう一度最初から見たい!
企画コーナー?ミスターKの挑戦状。桑原さんが普段やっていることを長谷川さんにも挑戦してもらおうというコーナー。アナウンスはミスターK。コンビのバランスだよ!という長谷川さんの主張は無視。モノマネ、歌、縄跳び、ギャグ、リアクション、DJ長谷川、おつかまきり。
侍、前回の単独で登場したアラフォー刑事の時代劇編。ゲストにライパッチが登場。男前で美しい殺陣を披露する小林さん、腰が引けてる田中さん、これ以上無いくらいのハマり役。登場時には誰よりも歓声が大きかった。
俺らの音楽、ツイキャスで告知していた通り、桑原さんのオリジナルソング「明日への歌」弾き語り。作曲は関根まさし。作詞は桜井くわとし。歌はクワシカオ。きょ~も~おつかまきり~♪
同時刻、前回の単独のペンション殺人事件みたいな感じかと思ったらちょっと違う。よくこの組み合わせが思い浮かぶよねぇ。ワクワクする。
大切なことはすべてヅラが教えてくれた、長谷川さんの衣装に悲鳴があがる。可愛い…!卒業式、ちょっと切ない。
ショートムービーはバーを舞台にした作品。どちらも違った種類の悲鳴があがる仕上がり。
桑原さんは、70年代のトレンディドラマのような殺し屋の愛憎劇。カッコつけすぎな演技に悲鳴と笑い声が沸き起こる。ただ声だけ聞くと、とてつもなく男前。桑原さんの中で、ハードボイルドといえば桐生一馬なんだろう。
長谷川さんは、不気味な妖怪たちが女性を追うホラーサスペンス。ピアノゾンビがゲスト出演。可愛らしく不気味なキャラクター。長谷川さんは鬼太郎。カウンターの上でシェーカーを振る。
暗闇。
白いシャツの男は目覚めない。睡眠導入剤を大量に飲み、長い間眠り続けている。
黒いシャツの男は言う。「誰にでも春は来ます。さあ、目を開けてください」
差し込む光の中、桜の木が照らし出される。舞い散る花びら。
「まるで、夢みたいだ――」
エンドロール。打ち合わせ風景やショートムービー撮影風景のオフショット満載。2人が殺陣を練習している姿はカッコ良かった。ツイキャス中のナチュラルな姿も素敵。
写真が終わり、黒い背景が徐々に桜の木の写真に変わっていく。
最後に漫才を1本。長谷川さんは、さっきの良いシーンでセーラー服のままだったと告白。着替える時間が無かった。
学生時代の思い出。オリジナルソング、心の声。今までのコントを踏襲した流れに歓声。心の声での仲良しアピールが凄い。
エンディング、裏テーマは「桑原の逆襲」だとニヤニヤする2人。楽しかった!と笑う。ゲストたちに向かって、仲良いんですよ俺ら!とヘラヘラする長谷川さん。
最後は久保田さんの持ちギャグとおつかまきりで締め。
終演後のBGMは「明日への歌」。ちゃんと収録までしているようだ。
帰りには3種類のポストカードをランダムで配布。私は「春暁」バージョンだった。眠る桑原さん、それを見ている長谷川さん。
今回も美しい公演だった。ラストの桜のシーンでは涙が出そうになった。
春詩音=ハルシオン=睡眠導入剤=眠り続ける男=白いシャツの男、桑原さん。
夢に介入する黒いシャツの男、長谷川さん=桜。
こういう感じだと解釈。桑原さんが桜、長谷川さんが神、というパターンも有りか。どうなんだろう。
明るくポップで楽しい雰囲気のコントが多かった。このコントたちはすべて桜が見せた夢だったんだろうか。
美容室コントで「LOVE&JOY」が流れた瞬間、深々を思い出したのは私だけではないはず。三須さんが踊りながら登場して泣きそうになった。盛大に笑うシーンだというのに。
2人の和服姿を初めて見た!と思ったけど、フリーペーパーで着物女装していたことを思い出す。
ミスターKの挑戦状で長谷川さんが言ってたけど、コンビのバランスが取れた良い関係だと思う。得意不得意がハッキリ分かれてて、キャラクターも正反対で、でも仲が良くて。2人とも、声も立ち姿もとても綺麗。
ゲストもたくさん登場して盛り上がった。クレパト2人だけでは出来ない、濃すぎるキャラクターたちが彩りを添えていた。
そしてなにより、桑原さんのオリジナルソングが頭から離れない。春詩音だから、オリジナルソングを作ったのかな。わりと前向きな良い歌詞だったと思う。
神保町花月で芝居を見終わったような、満足感。さすがは脚本家コンビ。
次回の単独も、色々な仕掛けとストーリーを期待してしまう。トークライブでの単独裏話も楽しみ。
止まない雨はない♪今日も1日おつかまきり♪
いつもレポートありがとうございます。
twitterでも時々絡んでいただきありがとうございます。
クレオパトラはなかなか関西で見ることはできないので、
単独のレポートは本当にありがたいです。
完成度の高い単独ライブだったようですね。
私も舞台に関わることをしているので、いつか見てみたいです。
関西で単独ができるほど人気が出ればいいんですが、NANA以外ではなかなか難しそうですね。
今思い出しても泣きそうになる、素敵な単独でした。
レポありがとうございます!やっぱりナオミさんのレポはすごく簡潔で、場面が想像しやすいです。
当日授業中に泣きそうになったくらい行きたかったので。。。
そして、内容が私の大好物ばっかですw殺陣、歌、芝居寄りのコント、綺麗な情景。しかも脚本家コンビのショートムービーか。。うーん見たかった(泣)LOVE&JOYといったら深々ですよね!深々は見たので!
あーいいないいないいな。。。高校生になったら夜公演もいけるかなあ(泣)単独のネタ、ばちーんんんでやってくれるかなあ(泣)
早く大人になりたいです。
レポ本当にありがとうございました!トークライブのレポも楽しみにしています!!!!
長文失礼いたしました。
長文レポを読んでいただいてありがとうございます!
クレパトの恐る恐るな感じの殺陣と、小林さんの華麗な殺陣の対比が凄かったです。桑原さんの歌も上手すぎるし。三須さんの登場にはテンション上がりましたw
前回の単独のネタもばちーんんんでいくつかやってるので、今回のもたぶんやると思いますよ!
来週のトークで単独裏話を期待してます。またレポ書きます。
こんばんは!ツイッターでお世話になっております、麻中です。
今回も要点と魅力のぎゅっと詰まったレポをありがとうございます。
今回、直前まで行くかどうか迷っていたのですが、こちらの「色彩オーケストラ」の記事、そして手売りbotで定期的に流れて来るクレパトお二人の告知のおかげで欲に負け(笑)、足を運んで参りました…が、正直心の底から負けて良かった!と思っています。
まさか生で見られると思っていなかったキャラ芸人の皆さんによるフリータイム。
「地元は今…」の、ジャングルクルーズ=陽気な観光協会の人。
ちょっとおみ足が出過ぎな気がするカマ侍、
ひたすらカッコいいコバさんとこれでもかと斬られる田中さん。
長谷川さんの女装に漂う謎のしっくり感、奇跡のヅラの威力。
オープニング・エンディングのお芝居的な美しさ、音、色、光。
ふとした時にあの世界観を思い出しては、頭の中で「きょ〜も〜おつかまきり〜♪」
のフレーズを繰り返しています(笑)
またナオミさんのおかげで素敵なものを知ることができました。ありがとうございます!
余談ですが、「明日への歌」バージョンのポストカードには、大変ナチュラルに手を繋いで歩いてらっしゃるお二人の写真があしらわれておりました。仲良し!(笑)
ブログの記事が単独行きのキッカケのひとつになったとは、嬉しい限りです。見に行けない方に伝えると同時に、これから見に行く人にも伝えたいのです。
彼らがとても自信を持っているのがよくわかる単独ですよね。私も前回からすっかりハマってしまって。
ポストカード全種類欲しいですw明日への歌バージョンも見てみたい!ていうか買うから!売って欲しい!
ツイッターで以前フォローさせていただいた者です!
単独楽しかったですね^^ナオミさんの席からは和服の肌蹴具合は際どくなかったですか??笑
お二人の舞台は毎回深くて感動します・・・!
もちろん「深々」、思い出しました。笑
23日の誰喋、塾が始まっていけなくなってしまいました><
次回のレポも楽しみにしてますm(_ _)m
和服は…丸見えでしたねw桑原さんの生足をたくさん拝みました。
あの音楽は三須さんの登場曲にしか聞こえませんよね!予想通りの姿の三須さんが出てきてテンション上がりました。
誰喋またレポ書きますねー。