＠神保町花月 19:00 B1
不思議な話の千秋楽。ざっくりまとめ。
全日本人間ピラミッド選手権中学生大会。
水野（房野）はトップストーン[最上段]として日本一になった。人間ピラミッド名門、大阪の前野高校へ進学。しかし自転車に轢かれ重症。激しい運動を医者に止められ、部活を辞めた。今でも膝が痛い。引っ越した先は東京の今野高校。
今野高校人間ピラミッド部。3年の黒田（黒沼）、2年の北島（西島）と館山（橘）はマネージャーの浅尾（浅野）が見守る中、練習をしていた。
部長の田村（吉村）が戻ってくる。ダメだった、ごめん。3年のファーストストーン[土台]2人が受験のため部活を辞めてしまった。部員は4人に減り、冬の全国大会どころか夏のインターハイにも出られないかもしれない。
マネージャーの提案で、新入生にビラを配ることに。
田村がビラ作りを手伝いに行こうとすると、そこへ1年の宮沼（宮川）がやってくる。人間ピラミッド部、入部希望です！日本一になった杉並中学の田村さんですよね！？
浅尾、北島、館山、宮沼たちは新入生（プレスタジオ/メガスタンプ/ダークサイド）へビラを配っている。
水野はビラを持って歩いていた。この高校にも人間ピラミッド部あるんだ…。膝を曲げ、顔をしかめる。やっぱ無理だな。潔く、だな。
宮沼が水野に気付く。あれ！？杉並中学の水野さんじゃないですか？トップストーン日本一の！あー…。
ビラを持って、1年の谷川（長谷川）がやってきた。北島の目の前に立つ。あたし、思ったこと全部言っちゃうタイプなので直球投げ込みます。一目惚れしました！付き合ってください！…付き合う。ラブ！抱き合う2人。
宮沼は田村に、水野について聞く。あいつは大阪の高校に行ったはずだけど。黒田が、3年になってから転入してきたやつの名前が水野だと言う。確か大阪から引っ越してきたって。
部室を飛び出す田村。…でも俺、中学の時、水野とそんなに仲良くなかったような…。
マネージャーの計らいで、お見合いのような席を設けられた田村と水野。隠れて見ていた部員たちが集まってくる。水野さん、人間ピラミッド部に入ってください！
実は自転し…車に轢かれて怪我して、今でも膝が痛いんだ。だからごめん。
コーチになってください！この部活コーチいないし、いろいろ教えてください！
水野の指導のもと練習は進んだ。しかし新入部員は宮沼1人だけ。人数が足りず、インターハイの出場申請を断念しようとしていた。
谷川の疑問。人間ピラミッドって、激しい運動なの？
おや？
とりあえずやってみよう！
試しにやってみたら、水野の膝にも問題はなく、普通に人間ピラミッドが完成した。
インターハイ出場申請だ！
しかしインターハイ当日、トップストーンとして出場した水野は膝を怪我してしまう。
怪我してる人が出て勝てるなんて思ってなかったよ。素人のあたしでもわかるよ。そんなで勝てるスポーツに価値なんてないじゃん。
みんなごめん、俺、コーチとして頑張るよ。
ウソ！もっと試合に出たくなったでしょ。顔に書いてあるよ！谷川の言葉に泣き出す水野。
人間ピラミッドがしたいです、安西先生…！
5ヶ月間、猛特訓をした水野と部員たち。
全日本人間ピラミッド選手権東京予選当日、トップストーンとして出場した水野は膝を怪我してしまう。
泣く部員たち。
3年が卒業し、人数の足りなくなった人間ピラミッド部は廃部となった。
田村は黒田に呼び出され、全日本人間ピラミッド選手権東京予選を見に来ていた。
優勝は、先野高校！水野はコーチになっていた。
あいつあんな負け方したのに、よく続けられるよなー。
田村と黒田はサラリーマン、北島は作業員、館山はパン屋、宮沼は駅員、谷川は女子大生、浅尾はホステスになっていた。
タイトルや膝のサポーターに三日月があしらわれていた。半月板を模しているのだろうか。可愛らしい雰囲気。舞台の床は黒に黄色い丸が描かれていた。満月？
オープニングは全員が躓いて石を拾うというもの。ラストの先野高校の生徒たちが帰っていくときも、阪本くんが躓いて房野さんが石を拾う。
オープニングもエンディングもとにかくオシャレ。カッコイイ。
エリヤンとボイフレを中心に、とにかくアドリブだらけの公演だった。房野さんの無茶振りも。千秋楽は女優さんや房野さん本人も含め、全員が被害にあっていた。
ブロキャス主演といえばシリアス、というイメージだったけど、今回みたいな笑い要素の多い公演もいいよね。2人のお見合いシーンは彼らのコントのようだった。見えてるの俺だけか、という吉村さんのセリフに目を見開く房野さんの表情が好き。
全員からいじめられる黒沼さんが不憫で…面白かったけど。ソファにふんぞり返って、黒田だ！と良い声で名乗る姿が好き。
17期生の出番、セリフはおそらくアドリブだろうな。どうやって選出されたんだろうか。卒業公演の成績優秀者かな。ラストの決めポーズもばっちり決まってた。
5月にまたブロキャス主演の公演がある。ペース速いよ。安達さん作なので、これも笑い要素が強くなりそうだ。
[イチバンボシ – TRIPLANE]