@神保町花月 16:00 A9
年末公演の続き。待ってました!
セットはそのまま、出演者もそのまま。前編にも出演していた活弁士の方だけが入れ替わり。前編は女性だったが後編は男性。どちらも口上の素晴らしさは変わらず。前編は女性の柔らかさ、後編は男性の力強さが感じられた。
脚本のオコチャさんが後編の方が自信作というだけあって、涙を拭うハンカチ必須のストーリー。竹内さんと伊藤さん夫婦はホントズルい。本人たちが泣いてるんだもん。泣くよ。
前編で死んでしまったキャラを演じていた2人の変わり様にも驚かされる。伊藤ちゃんの新しい役がとても好き。
徹くんのあるシーンで、手がブルブル震えているのを見てハッとする。役者だ。確かにあのシーンでは手が震えて当然。そのキャラにしか見えなくなってしまうのは徹くんの凄さだよね。
忠臣蔵だから、当然のごとく殺陣シーンも。17期生たちがエキストラで出演。顔と名前が一致したのは、ほっとライスと恥マシーン植竹さんだけだったけど。何度も何度も出てくるエキストラ、中でも植竹さんは登場頻度が高いように思う。主役の林さんと一対一で対峙するシーンも。できればエンディングで名前だけでも紹介して欲しかったかな。
前編には無かった新たな演出が加わったり、この班はいつも驚きをくれる。
新たに加わったゲスト登場シーンは、その部分には出演しない林さんがうらやましがるほどの盛り上がり。今回はインポッシブル。蛭川さんは椿雪之丞、井元さんはひげと胸毛繋がり蔵。雪之丞は着物にちょんまげ姿が凛々しい。ただしカツラではなくちょんまげ部分を頭に載せただけ。カツラっぽさが凄い。井元さんはエンディングにて、次はキャラ変えます!と後悔している様子…。
人気公演を最前列センターで見られることの喜びたるや!こればかりは運なので素直に嬉しい。
艶やかで力強くて悲しくて怖くて笑えてカッコイイ。年末年始公演はこうでなきゃ!見なきゃ損!