U-15

@渋谷シアターD 19:00

ニューヨークのアンダー。メンバーに世界観が溢れている。

オープニング、1組ずつ紹介。ギチだけ紹介せずに先に行こうとする屋敷さん。おーい!樋口さんの黒Tシャツを見た嶋佐さん、音響さん?舞監を極めた人じゃないの?

フレミング、漫才、医学的な悩み。
タートルウォーク、コント、シェフを呼べ。
ゆにばーす、漫才、メイド喫茶で働きたい。
すごい論、漫才、実家のリフォーム。
ギチ、コント、タカシちゃんの右腕。
らせん、漫才、ダイエットしてモテたい。
ニューヨーク、漫才、心霊現象。

オープニング映像。各コンビの写真、顔の中身だけが入れ替わる。ゆにばーすはハマらなさすぎ、ギチは意外と顔の造形が似ている。映像はギチ樋口さん作。

手術(富田/宮本/岡田/原/寺田/伊丹/樋口/ケニー)
宮本先生の手術を見学に来た富田。コールドストーンのように歌って踊る手術スタイル。患者が死亡し、Hail Holy Queenで甦らせる。が、結局死亡。
伊丹さんとフレミングで実際にコールドストーンに行って歌詞をもらってきたらしい。岡田さんのシスターマリアが上手すぎる!

オフ会(舟生/青柳/樋口/岡田/寺田)
殺人鬼たちのオフ会が夜な夜な行われている。スクリーム(青柳)、フレディ(舟生)、ジェイソン(樋口)が集まっているところへ、新人がやってきた。顔を隠さない殺人鬼、岡田。顔を隠す必要はないんです、私の顔を見た人はみんな死にますから。趣味は?殺した人のお葬式に行くことです。普通は表彰式、出ますよね?先月は何人殺した?8人、5人、3人。岡田は指を1本立てる。1人ね!まだ新人だからね!いえ、村ひとつ…。あの子ガチだよ!ヤバイよ!次々に眠くなり、寝てしまう3人。おーい!はーい!店員の寺田がやってくる。こいつら全員バラして冷蔵庫入れといて。はい、店長!店の看板、わたみん家からひとみん家に変えといて。はい!人ミンチ…当店では新鮮な人肉を使用しておりまーす!
これ好き!一番好き!楽しそうな殺人鬼たちとガチな岡田さん。無害で可愛らしい外見の彼女が猟奇的だと怖さ増すよねぇ。70万掛けてエンジンを積み替えたチェーンソーが一瞬で壊れるジェイソンが残念すぎる。

警察(全員)
テニスサークルの新歓コンパ。1年(川瀬/小林/原)に一気をさせようとする先輩たち(屋敷/宮本)。そこへ警察(富田/伊丹/嶋佐)が乱入。先輩たちを連れて行く。そしてトレンチコートの刑事(ケニー)がやってくる。彼らがした行為は完璧に犯罪だ!君たちも危なかった。
王様ゲームをやっている男女(樋口/舟生/寺田/岡田)。1番と2番がキス!岡田に迫る樋口。そこへ警察が乱入。男性陣を連れて行く。今日の記憶は拭えない。それは我々警察の管轄外だ…。
車を運転している夫婦(青柳/原)。赤ちゃんに運転をさせて喜んでいる。そこへ警察が乱入。夫婦を連れて行く。また誰一人守れないところだった!
試合に負けたことを怒るコーチ(川瀬)。生徒(舟生/小林)を殴る。そこへ警察が乱入。どんな理由があっても暴力は暴力だ。たとえそれが教育であっても!
一発ギャグコーナー。屋敷が選んだギャグの面白い2人がチャレンジ。宮本と岡田。負けた宮本にケツバット。そこへ警察が乱入。我々警察はどんな暴力であってもうやむやにすることは出来ない。たとそれが舞台上であってもだ。
終わったと思わせての次。コーナーと思わせてのコント。素晴らしい!ケニーさんのモノマネは室井さんなんだろうか。

タートルトーク(寺田/川瀬/青柳/嶋佐/原)
遊園地に遊びに来た父(川瀬)と娘(寺田)。おじいさん(青柳)が係員を務めているタートルトークでは、亀のシマッシュ(嶋佐)が何でも質問に答えてくれる。空き缶のサリー(原)がお友達。画面の中に入ってしまった娘は、シマッシュにタバコを吸わされたりとやりたい放題。助けに向かった父は画面の中に閉じ込められてしまう。
寺田さんの子供が可愛い!別撮りの映像との連動がお見事。やさぐれすぎたオトナなシマッシュは可愛くないよw

転校生(屋敷/伊丹/富田)
先生(屋敷)1人、生徒(伊丹)1人の学校へ、転校生がやってくる。入ってきたのは千手観音の千手くん(富田)。ジャンケンの手はバラバラ、あっち向いてホイは全方向、手で作るカニはリアル。腕を1本プレゼントしてくれる千手くん。千手くんの千手観音ショー。せっかく友達になったのに、親が転勤族で来週また転校してしまう。次は京都の清水寺近くの小学校に行くんだ。ピッタリだね!
メガネ無し富田さんの穏やかな表情と低音の声がハマる千手くん。背後の黒子の活躍が凄かった千手観音ショー。川瀬さんはわかったけど、あと3人は誰だったんだろう?

無人島(屋敷/ケニー/岡田/小林)
飛行機が墜落し、無人島へ漂着した4人。自己紹介した彼らの職業と学生時代の経験は、料理人/登山部(屋敷)、漁師/武道(ケニー)、医者/天文部(岡田)、フードファイター/ハモネプ(小林)。無人島どころか一般社会でも何の役にも立たない!とキレる屋敷。船が通りかかるが、彼らの呼びかけは届かない。モールス信号のSOSを尋ねたフードファイター、得意のベース音でSOS信号を送る。船が応えた!こいつ、役に立った!
とてつもなく嫌な役の小林さん、最後に良い所を持っていったw

狭間(青柳/小林/ケニー/舟生/川瀬/富田/嶋佐/原/岡田/樋口/宮本)
教室で遊んでいる小学生(小林/ケニー)。サチコ(青柳)が入って行くと、化け物!といじめる。父は人間、母は妖怪のサチコは、右腕が緑。ノートには緑の鱗粉が付いてしまう。これ臭いんだぜ!と嗅いだ小林は、鼻から血を出して倒れた。先生(舟生)もまた、サチコの味方ではなかった。…化け物が。
帰り道。サチコの前に、妖怪(川瀬/富田)が現れる。人間の学校なんかに行くなよ、一緒に遊ぼうぜ。嫌よ!あんたたちと遊んでた方がよっぽどヒドいいじめに遭ってたじゃない!
人間の父(嶋佐)と妖怪の母(原)は、壺の中の部屋に戻ったサチコについて話す。愛する人の子を授かった、それが罪なのね。可哀想な子だ。
――お父さんとお母さんの会話は全部聞いていた。冷たく暗い部屋の中で、全部聞いていた。人間でも妖怪でもない、そんな存在が許される場所に行きたい。
天使(岡田)が壺を持ち舞う。おじいさん(樋口)が壺に手をかざし雄叫びを上げる。
スーツ姿の男(宮本)が骨董品の品定めをしている。この花瓶、これは200万はくだらない。このグラス、これは300万はするでしょう。そしてサチコの壺。これは…!実に気味が悪い。なんでこんなものがあるんだ?地面に放り投げ、踏み潰す。目を見開き、見下した表情。…化け物が。
青柳さんの世界、大爆発。笑いはいらない、これは作品です。

エンディング。
どっちも妖怪と化したゆにばーす、弾けたらせん、被害を受けていないフレミング。しかしフレミングの化け物で始まり化け物で終わった。
4人体制でコントを作り、他のアンダーよりも進むスピードが速かったと褒める宮本さん。満更でもなさそうな屋敷さん。
ギチ樋口さんの技術を駆使して、狭間の歌をダウンロード出来るようにするらしい。目覚ましに使ってくださいとのこと。最初はバカにしていたメンバーも、徐々にハマりみんなが口ずさむようになったらしい。オープニング映像、自宅でケケケと笑いながら作っていた樋口さん。ゆにばーすは同じ人間とは思えない造形の違いだったようだ。

ニューヨークとギチの時点で、世界観大爆発なのは目に見えていた。そこへゆにばーすとすごい論、そりゃ血が出たり手が取れたり人が死んだりするわ。見た目ポップでもテーマが暗いとか、そんなんばかりな班だった。コレが見たくて来たんです。楽しかった!
一番好きなのは殺人鬼たちのオフ会。ガチな女性に怯える殺人鬼たちが可愛かった。川瀬さんの口から出てくる台本を寺田さんが書き留めたコントらしい。ステキ。
フレミングがコントしてる姿が見られるのはアンダーくらいだ。演技派な舟生さん素晴らしかった。宮本さんの見下しっぷりも。
狭間の歌、目覚ましに使いたい。ダウンロード楽しみだなー!

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