語らせろ!! 3 ~2014年を語らせろ!!

@しもきた空間リバティ 19:00

やってきました、お笑い真面目にトークライブ。このライブに笑いなどいらない!

オープニング口上は新妻さん。小学校中学校と一緒のクラスで仲の良かった和賀さんと、芸人になろうと決めたのは小学校のとき。卒業文集の将来の夢の欄には、2人ともお笑い芸人と書いていた。卒業文集に書いた夢を叶えているのは我々だけだと思います。が、最近卒業文集を見返したら、和賀さんは確かにお笑い芸人と書いてあったけど新妻さんは漫才師と書いていた。要はお客さんの前で何かを表現出来ればいいんです!コントでも漫才でも芝居でも!僕はここで夢が叶っているんです!
夢は持ち続けましょう。叶うかどうかわからないけど、きっといつかステキなことになりますから!

出演者登場。新妻さんの口上が良かったと絶賛。三福さんによると10分喋っていたようだ。泣いているお客さんを複数人発見する佐々木さん。これから語らせろ始まるの?もうお腹いっぱいなんだけど!
初登場のリンゴスター平田さん。おまえに掛かってるんだよ、と清和さん。43歳が25歳にプレッシャーを与えている。平田さんを新しい風と呼ぶ出演者たち。
このライブは笑いが無いかもしれない。佐々木がイタいこと言ってもイジっちゃダメ。ライブ終わってから裏でイジること。あいつロックスターだから、と清和さん。お客さん全員置いていくこともあるから!と自己申告する佐々木さん。

解散ラッシュ。
今年に入って若手からベテランまで解散ラッシュが続いた。解散を決断することは偉いと清和さん。エルシャラは組んで4,5年はしろうさん以外の相方を募集していた。
新妻さんは21歳の頃、どうしても面白いネタが書けなくなって辞めようと思ったことはある。しかし和賀さんがバナナマンを見ろと言ってくれて、もっと面白いものを作ってる人がいるんだと原動力になった。和賀さんってなんなの?と佐々木さん。不器用な人なんですよ、お笑い以外のこと何も出来ない!と新妻さん。バイトも続かないしきっと結婚も出来ないだろうし。
同期で同年代のだいなおの解散が精神的にキツかった佐々木さん。S×Lとザンゼンジが一緒にライブをやっていたピテカントロプスが辞めるときは、ライブの企画でやりたいことを全部やって、笑って送り出した。お客さんも意図を汲んで笑ってくれた。カッコイイ辞め方だったと酒井さん。
リンゴスターは最初の3年間が地獄のような状況で、事務所にラッキーで所属になったのにすぐ預りに落とされたりマネージャーが変わりまくったり。同じことやってもダメだと気付いて必死でネタを書くようになった平田さん。ネタ出番が終わったらすぐにネタを書く。
S×Lは体を張ったネタばかりで一度もウケたことがなかった。心が折れた酒井さんがまたトリオに戻りたいと翔平さんに言ったら、今までネタに関して一度も意見を言わなかった翔平さんが初めて、啓太と2人でやりたいと意見を言った。信頼してくれてたんだと知って続けることにした。
家族のために辞める人もいるという新妻さんの話を聞き、家族がいたら辞められるのにな…と清和さん。

世代交代。
ライブシーンでも、上と真ん中と若手の3層に分かれていると感じている出演者たち。ライブ主催者も、ライブによって客層が大きく違うとのこと。
最若手の平田さんは、上の人がいないと勝つことが出来ないし抜く価値がないと思っている。生意気なこと言ってます!?とオロオロする平田さんに、それをもっとカッコ良く言え!と清和さん。
酒井さんも同じく、上の人に認められたいしバトルライブで勝ちたいと思っている。
ネタよりも平場で顕著に芸歴が出る。圧倒的すぎて勝てない。酒井さんのイタさとか三福さんのナルシストがまったく通用しない、脆弱に思えてしまう。
平田さんは映画やドラマや本は見ない。親が見ているテレビをチラ見して印象に残ったことをネタに反映しているのかもしれない。佐々木さんも映画は見ないし文字を読むのが苦痛。バイト中に頭の中で思っている暴言をネタに活かしている。新妻さんは深津絵里になりたい。表情だけですべてをわからせるような、そんなネタをしたい。和賀さんと一度も会わないみたいなコントをしたい。三福さんは映画をめちゃくちゃ見るし、言いたいセリフをネタで言ったりもする。武田さんがそれ必要?と言っても、言いたいだけだからと押し通す。
リンゴスターの出現について、語りたい!と佐々木さん。トッパレはレギュラーメンバーの過去の実績で、面白いと思ったお客さんが見に来てくれている。そこで新規メンバーが勝つのは本当に大変なこと。ねじも少しずつ順位を上げていってようやく優勝できた。しかしリンゴスターはいぶき勝ち上がりからの若武者で、しかもドリーマーズやドドんや笑撃戦隊が若武者卒業するという特殊な回で初登場初優勝を果たした。理屈じゃない!ロックを愛する人とロックに愛される人がいるんです。リンゴスターはお笑いに愛されている!

お笑い氷河期。
氷河期の実感が無い平田さん。デビューした時点で氷河期だったから、それがデフォルト。ネタ番組は軒並み終わり、ネタのオーディションなど無い状況。
2回目の氷河期を体感し、すっかり寒さに慣れた清和さん。お笑い全盛期でも寒いところにいたエルシャラ。
オンバト全盛の頃は営業も豪勢だったけど、今は日帰りだし単価も安くなっている。

賞レース優勝でも売れない。
M-1は日本中が熱狂してたし、日本一の称号はたくさんの人が知っていた。しかし毎年ファイナリストが増えていき、印象もどんどん薄れていっている。優勝したのが誰かも覚えていない現状。ファイナリストになっただけで飯が食えていた頃。飯食えたんだ…とファイナリストの平田さん。
勝ち負けでネタを作り、純粋にやりたいことをやる人が減るんじゃないかと懸念している新妻さん。ラーメンズを見たときは衝撃を受けた。好きなことをやって、それを好きな人が見に行っている。
人力舎は賞レース至上主義。マセキはウケないとマネージャーに怒られる。だから必死でやって売れる人もいるのかもしれない。
同世代の対決がうらやましいと佐々木さん。ケイダッシュはビックスモールン以降ねじまでの間がごっそり辞めてしまった。戦う相手がいない。事務所ライブで戦うから人力舎は面白いんだろうな、と佐々木さん。突然横にいた酒井さんをグーで殴る。面白いってS×Lだけじゃないから!今ニヤって笑ったのがムカついて!
賞レース本番前の緊張感やウケたときの反応で、生きていると実感する新妻さん。

お客さんとの距離(三福)。
今年は危ない目に遭ったと三福さん。佐々木さんいわく三福さんの出待ち対応は神。壁がないというモットーで誰にでも同じように対応する三福さん。思い込みの激しすぎるお客さんに捕まり、他の芸人や家族まで巻き込んだ一大事になってしまった。ザンゼンジのコントみたいな展開だね!とモノマネを始める新妻さん。
ここで清和さんと平田さんがトイレへ行くということで中座。話は続く。
ファンと結婚している新妻さん。昔から自分から人を好きになることはほとんど無く、好きだと言われて好きになるタイプだった。自分の作ったネタを面白いと思ってくれる人と結婚したいと思っていたので、ファンと結婚するだろうとは思っていた。
ファンに手を出すという響きにチャラい意味で憧れてる酒井さん。
ここで帰ってきた清和さんと平田さんが、とんでもない話になっている!と驚く。
出待ちで声を掛けられたい気持ちはあるけど、恥ずかしいので足早に歩いたり意味もなく携帯を見たりしている。三福さんはウェルカムすぎて、自分の出待ちじゃない人にまで声を掛けそうになることも。出待ち専用通路を作って欲しいと提案する新妻さん。待つ方も待たれる方も恥ずかしくない作り。

楽しかった仕事。
新妻さんは、東京都美術館でのネタライブ。コント7本を音響と照明で繋いでいこうと思っていたが、いざ会場に行ってみるとスタッフは素人だし音響も照明もまともに使えなかった。舞台上で着替えたり次のコントの準備をしたり、それがとても楽しかった。だから生きよう!清和さんや佐々木さんはそういうのを楽しめないタイプ。
ねじはトッパレ優勝。前日の事務所ライブで全然ウケず、大輪さんに相談したら、おまえコントしてんのか?と言われた。どうせおまえはみんなに愛されるような人間じゃないし、4分のネタ中3分をフリに使って残り1分で笑いを取るくらいでいいんだ。それを聞いて、コントをしよう!と思って挑んだトッパレで見事優勝。
ザンゼンジは10公演。24時間以上起きている状態で打ち合わせやネタ合わせをぶっ続け。ライブが終わる頃には、自然と武田さんの肩に手を回していた三福さん。振り払われてもまた肩に手を回す。そのくらい達成感があった。
酒井さん、最近のバカ爆が楽しい。お客さんが1桁しか来ない時期から、上の世代の先輩たちが築いてきたものを壊してしまった負い目もあって、ザンゼンジなんかと一緒に頑張ってきた。血の滲むような苦労をして生み出すネタもいいけど、たたいてかぶってジャンケンポンを楽しくやってお客さんも笑ってくれて、これがやりたかったんだと実感する。
リンゴスターはデビュー直後のバカ爆が、キングラバガ鬼ヶ島あたりが一気にいなくなった地獄の時期。今年はKOCが1回戦から楽しかった。目標は今まで行けなかった準決勝進出だったけど、すべて上手く行けば決勝も夢じゃないと思っていた。
清和さんは楽しかった仕事が思い浮かばない。記憶力?自由に漫才が出来ることが楽しい。花鳥風月という言葉が浮かんだ佐々木さん。すべてを楽しむおじいちゃんみたいな…。

2015年に向けて。
去年のおもしろ荘で日本エレキテル連合と一緒だったザンゼンジ。流行語大賞を狙っているという話を聞いて、イカれていると思っていたけど実現してしまった。
旅に出たいと酒井さん。佐々木さんの必死のフォローを嫌がる酒井さん。漫才でやっている「それじゃない」というセリフ以外のものを探し、別の漫才をやってみたい。
平田さんはKOC決勝にもう一度行くこと。最低のハードルが決勝になってしまった。2回決勝進出しているエルシャラとトップリード。8位を取ったことで親からもう出るなと連絡が来た新妻さん。2回目の8位のときは心配された。清和さんは去年より良いネタが出来なかったと諦めていた。
清和さんはシンプルに、今より面白い漫才を作り続けていく。
佐々木さんは大輪さんにも言われた通り、コントをちゃんとやっていく。
三福さんは自分のことしか考えていなかったので、武田さんが後ろから付いてきてると思っていた。が、最近武田さんのビビり顔や困惑顔が面白いと思い始め、これが何かのキッカケにならないかと前に押し出そうとしている。
新妻さんは東京都美術館での経験から、照明も音もない単独をやりたいと思っている。繋ぎも漫才作りで培ったトークで。和賀さんは絶対嫌がるだろうけど、実現させたい。

最後に語らせろポーズで締め。初登場の平田さんに自分なりの語らせろをやってみろと後ろに下がる先輩たち。KOCのファイティングポーズで語らせろ。これじゃ締まらないので、やはり全員で語らせろポーズ。徐々暗転。

早朝編含め3回見てるけど、今回が一番真面目に語らせろしてた気がする。ベテランと中間と若手が上手く分散してたし、三福さんの恐怖体験や佐々木さんのロックが聞けて楽しかった!
清和さんの達観しつつも進み続ける感じはカッコイイね。新妻さんいわくK-PROのエンジン。
新妻さんの何でも楽しむ心意気が素晴らしいよね。佐々木さんも言ってたけど、新妻さんの楽しくないときを知りたいwシンプルすぎる単独、実現したら見に行きたいなぁ。新妻さんを引き戻した和賀さんの存在、不思議だよなー。仲良しだけじゃ済まされない信頼があるんだろう。是非とも説き伏せて単独実現を!
前回大爆発してた酒井さん、今日は大人しかった。後輩がいたから?それじゃないシリーズ大好きだけど、他の形も見たいね。2015年にも期待。
佐々木さんの意外なアツさが好きなので、リンゴスターに対する思いが聞けて良かった。KOC直後からかなり評価してる発言を聞いていたので、まとめて聞けて満足。ロックだな。大輪さんのカッコイイ話もいいよね。ねじは2人が仲良くキャッキャしてるのを見るのが好き。コントでもトークでもプロレス技でもなんでも、2人が楽しそうなのが一番面白い。彼らの思うコント、これからも見続けたいな。
新しい風こと平田さん、意外と策士なのね。いいよいいよ、そういう人は大好き。わずか3年でかなり苦労してるのは伝わった。先輩たちの話を聞きつつもバシバシ突っ込んでいくパワーが素晴らしい。リンゴスター、今後も注目だな。
次回の語らせろは2月を予定しているとのこと。出て欲しい芸人もアンケートに書いてきた。今度は誰が語ってくれるかな。楽しみだ!

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