第60回 テンヨーマジックフェスティバル

@三越劇場 17:00 1階16列24番

Read Changが出演することを知り、申込用紙を書き封書という今どきあまり無い手法で申し込み、無事に当選。席は最後列から2番目の端っこだけど。見られれば良し!

舞台両脇には巨大スクリーン。格式ある舞台って感じがする。このあたりの席は2階席の真下になるので頭上の圧迫感が凄い。台風の影響でお客さんがまばらだったので、かろうじて見えた。満員だったら見えてなかったかも。
オープニング映像、1回目のアマチュア奇術大会から今日のテンヨーマジックフェスティバルのパンフレットがどんどん出てくる。歴史ある公演、ワクワクするねぇ。

幕前に渋谷駿さん登場。テンヨージュニアマジシャンビデオコンテストグランプリを受賞したのが13歳のとき。7年ぶりにプロとして再登場。いつの間にか出てくる鳩、KAHOさんとのタップ、マジックとダンスが半々くらいのショー。
なんでタップ?と思って調べてみたら、マイケル・ジャクソンのダンスとマジックの融合パフォーマンスやってた方なのね。今回はマジックとダンスが別々のパートだったけど、この融合パターン凄いな。こっちも見てみたい。

ムーディな音楽とともにきらびやかなスーツで登場したMCのふじいあきらさん。寝坊したのでじいやが選んだ私服で来てしまったらしいw
ジュニアマジシャンビデオコンテストの映像をババっと。このグランプリ受賞者が来年登場するわけですね。

昨年のジュニアマジシャンビデオコンテストグランプリ受賞者、せとなさん。白い布、白いボール、黒い衣装。シンプルな色使いで効果音に合わせた演出が美しい。ふわりと柔らかな布が次々と生み出されるのが綺麗だった。

いつものアロハシャツに着替えてきたふじいあきらさん、客席に多いであろうマジシャンたちに向けてか、開発したものの見せる機会がないマニアックなカードマジックを披露。カードが足りないので口からトランプのお約束も。ダイヤの8が上がってくる!…と思ってたらいつの間にかダイヤの7になっていた。ん?そういうおもしろマジックでいいんだよね?

女性マジシャンのMASAYOさん。赤いロープに始まり、少しの白いハンカチと、伸びたり輪になったり切れたりする白いロープ。ロープ1本だけであんなに見せられるもんかね!凄いな!ラストのロープアートとでもいうのか、派手な装飾もお見事。そして赤いロープの行く末も美しい。

次の演目は強い光やフラッシュが発生します、という注意アナウンス。来た…!とテンションが上がる。
JUGGLERS VISIONより、天平&桔梗ブラザーズの光と音とジャグリングの演目、ルミナス-J。大量に置かれたクラブが音に合わせて光り、崇さんがクラブ、篤さんがボール、天平さんがビジュアルポイで登場。クラブ無双!崇さんが篤さんの肩に乗ったり、桔梗ブラザーズのどんどん速くなる1本パス、ラストは篤さんの全キャッチ!シルバーのスーツもカッコイイし、良いものを見た。

ブリテンズ・ゴット・タレントで人気を博した危険術というジャンルのマジックを行うTanBAさん。BGTの映像がスクリーンに流れる。マジック部分をカットし、観客や審査員が驚愕の表情を浮かべるシーンのみチョイスされている。上手い編集だ。
衣装早替えに始まり、風船を飲みカミソリを食べ炎を飲みワインも飲む。痛い痛い!と思いつつもコミカルな風貌と表情で笑っちゃう。ラストの逆回転でめちゃくちゃ盛り上がった!すげー!!!

今年のFISMでジェネラルマジック部門第2位を獲得したRead Chang。MCのふじいあきらさんをもってしても何と表現していいのかわからないというジャンル。
空中に浮いていた懐中時計が煙となって消失したり、ハードカバーサイズの本が一瞬で消えたり、煙を吐き出していたパイプすらも煙と化したり、本がハットに变化したり…。魔法だよ魔法!観客大興奮!息を呑む、ってこういうときに使う言葉なんだな。彼の演技を見ていると、神々しくてなんだか泣きそうになる。泣いたら見えないから泣かない。

天平さんのディアボロソロ。和装と和の音楽が動きとぴったりハマってカッコイイ。肩の後ろでノールックキャッチはどよめいた!1個の多彩な技と安定感が凄い。決して高くない舞台、ギリギリの高さで2個を投げ上げる技術も凄いなー。

2012年のFISMでクロースアップ部門グランプリを獲得しているYann Frisch。
黒いテーブル、シルバーのコップとポット。やけに長い時間水を注いで…赤いボール出てきた!赤いボールとコップを使って戯れたり翻弄されたり。イライラした様子や楽しくなっちゃって遊び始めるところとか、笑いが起きつつも一瞬の現象にどよめきと歓声が止まらない。マジックというよりジャグリング?というシーンもありつつ。
クロースアップマジックって集中して凝視するもんだと思ってたけど、こんな楽しいパフォーマンスもあるんだね。

客席には学生マジシャンやプロマジシャン、関係者っぽい人たちがたくさんいたようだ。特定のジャンルのイベントはどうしても関係者多数になるね。マジックの公演に何度か来てずいぶん慣れたけど、やっぱり独特だ。拍手のタイミングが図れないよ!
Read Changがツイートしてたチラシを見て初めてテンヨーの存在を知るほどマジックには疎いのだけど、華やかできらびやかで楽しいなー!Read Chang大好きではあるんだけど、やっぱりコメディ系も好きだ。Yann Frischには度肝を抜かれた。面白い上に凄いとか最強だな。
来週また神戸でRead Changを見られるという贅沢。彼を日本に呼んでくれる人たちありがとう。

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