森山開次「新版・NINJA」

@新国立劇場 中劇場 17:30 1階12列53番

2回目の観賞。夜の回は少しだけ舞台に近付いた。

衝立や舞台袖から顔を覗かせる狐たちを見てキャッキャしていたら、クセ者で出てきてた4人が狐面を被っていたことに気付く…えっ、昼公演の私、これ見えてなかったのか!自分の視力の悪さにドン引きしつつ、分身じゃなく最初から4匹の狐だったことを知ってほっこり。はしゃぎつつ斬られに行ってるのとても可愛い。みんな指先が狐だった。やはり舞台は近くで見るに限ると思い知る。彼らが狐ならあの黒装束忍者は兜殿様の手下なんだな。影千代って呼ばれてたのも聞こえた。昼公演で、どういうことだ?と疑問だったところがあっさり解決。

姫は近くで見ても可愛らしい。バレエダンサーの脚はなんであんなに綺麗なんだ。筋肉めっちゃ付きそうなのに細いんだよな。不思議。後半の力強い展開を知ってしまっているだけに、この愛らしい姫があんな雄叫びをあげる変貌を遂げるんだな…と感慨深い。升の中で何があったんだろうか。いや、升のときに飲んだ酒なのだろうか。酒乱の可能性…?とか考えると姫が怖いw

前半に少しだけある天狗のシーン、美木さんが天狗面を被っていたことを知る。それすら見えてなかったな…。美木さんといえば、休憩中にササッと出てきて座布団準備していた。休憩になった瞬間に席を立ってしまうと見られないヤツだ。しっかり一礼してから袖にはけるのさすが。美木さんも所作が美しいので好きなんだけど今回は特に裏方に回りがちなのよね。後半の天狗のときに唯一踊ってる姿を見られる。

多少は演者の表情が見える距離だったので、蛙のときの水島さんのニッコニコな笑顔を見られて嬉しい。愛嬌あって可愛いのよね。今回はリボン失敗せずドヤーな感じでそれはそれで微笑ましい。ラストの連続ピルエットは拍手来るよねー!いやー、素敵。登場時の蛙はゴーグルしてたんだな。いただきます!のときの舌を出してる表情も素晴らしい。こういう表情豊かなところも好きなんだ!やはり近くで見るに限るよ!!!

休憩明けの座布団手裏剣、水島さんが投げた座布団が一番高く上がるな…と無駄な分析をしていたw腕力?肩力??それかみんな高さを変えていたとか…そんなジャグラーみたいなこと出来るんかな。

後半の天狗のシーン、宮河さんと水島さんが口元だけ鬼なのか天狗なのか赤っぽい面を着けていたのが見えた。なにそれカッコイイ!前半コミカルなキャラを演じていた2人がめちゃくちゃカッコイイのいいよな。ギャップが激しいよな。そこに変貌を遂げた姫も一緒に3人で踊ってるの良いシーン。

エンディングがシンプルになったのちょっと寂しいと思ってたけど、夜公演はラストアンコールの去り際に浅沼さんが両手挙げてヒラヒラしながらキャー!と帰っていった直後、水島さんも同じようにキャー!と帰っていってとてもニッコリした。可愛いなぁ!

新版の変化にようやく慣れた2回目で終わってしまった。3回分取っておけば良かったー!ここまで変わるとは。秩父公演はチェックしてなかったので悩みどころ。良い席がリセール出たら行くか…。

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