神保町花月「紅十」

@神保町花月 19:00 A14

ついに千秋楽終演。#2のためにも覚書。ストーリーを書くと長くなるので、登場人物とその特徴をまとめてみた。余計長くなった。

■白州紅子(武内)
18歳の頃から女優。2010年現在、38歳。現在6人の男たちと付き合っている。昔スタジオで拾った、村崎の衣装のボタンをお守り代わりに持ち歩いている。18歳の頃から10年間、村崎と付き合っていた。
朱色のワンピース、灰色の靴。キーアイテムはボタン。

■みかん(じろう)
紅子のマネージャー。昔はメイクの仕事をしていた。同じ師(ロッコウ先生)の下にいたキティとは犬猿の仲。キティが偽オカマであること、紅子が6股を掛けていることを知っている。
オレンジのカチューシャ、オレンジのワンピース、黒のトレンカ、赤のヒール。キーアイテムは栄養ドリンク。

■目白守(忍)
死体役一筋20年の俳優。紅子や村崎とは同期。紅子のことが好きだが、出演ドラマを見てもらえなかったり、講演に来てもらえなかったり、嘘を吐かれ続けている。しかしそれでも嫌いになれない。
白のワイシャツ、白のスラックス、茶色の靴。キーアイテムは丸めた紙。

■山本青太郎(黒沼)
タケルの付き人。18歳の頃から15年間ジョニーズ事務所でアイドルを目指していたが挫折。月曜日に紅子と会っている。恋人歴3ヶ月。タケルを嫌い、鬱屈としている。
青いストライプのワイシャツ、紺のネクタイ、スラックス。キーアイテムは中指を立てた手。

■栗山健一(宮川)
AD。父親もADだったが、紅子と不倫していたため家を出て行った。火曜日に紅子と会っている。恋人歴1年。あまり風呂に入れないため汗臭い。
茶色に白ボーダーのポロシャツ、ジーンズ、スニーカー。キーアイテムはカチンコ。

■緑川オサム(向坂)
様々な受賞歴のある脚本家。「東京ラブラブストーリー」を書いた。口癖は「やったね!」。水曜日に紅子と会っている。恋人歴5年。猫背がひどい。
淡い緑のカーディガン、カーキのズボン。キーアイテムは「東京ラブラブストーリー」の台本。

■石黒浩一郎(小川)
「東京ラブラブストーリー」が初めての作品となるディレクター。木曜日に紅子と会っている。恋人歴2年。赤ちゃんプレイが好きで仕事に熱い。
黒のワイシャツ、黒のパンツ。キーアイテムは黄色のメガホン。

■キティ浜口(久松)
オカマのメイク担当。口癖は「大丈夫でーす!」。金曜日に紅子と会っている。恋人歴8年。紅子と付き合っていることを隠すために8年もの間オカマを演じている。
クリーム色のシャツにショッキングピンクのパンツ、黒のヒール、白に近い金髪のウィッグ。キーアイテムはウィッグ。

■金城タケル(西木)
ジョニーズ事務所期待の新人。顔は良いが演技も歌もダンスも下手。土曜日に紅子と会っている。恋人歴3ヶ月。寿司が大好きで、デートはいつもかっぱ寿司。
金のハット、白のワイシャツ、金のパンツ。キーアイテムは顔。

■村崎市之介(椎橋)
超一流俳優。「俺、村崎市之介だけど」というセリフで流行語大賞受賞。殺陣が得意。紅子と付き合っていた頃に10歳年下のモデルに言い寄られ、付き合い始めて1ヶ月で結婚。しかし現在は別居中。昔から悩み相談をしていた紅子の助言で仲直りした。
紫のタンクトップ、紫のマフラー、黒のジャケット、白のパンツ、白の靴。キーアイテムは刀と結婚指輪。

■灰谷和人(佐藤)
飲んだくれの精神科医。ロリコン。紅子とは20年来の知り合いのようで、1年前にも相談を受けている。紅子が付き合っている6人の特徴を裏返すと村崎と重なること、栗山の父親と不倫していたのは嘘だということを見抜いた。
グレーのワイシャツ、グレーのズボン、白衣。キーアイテムは一升瓶。

紅子と村崎が付き合っていたということが6人にバレ、村崎が紅子を捨てたと6人に勘違いされ、紅子の6股もバレ、紅子が栗山の父親と不倫していたと村崎に暴露され、村崎が別居中の妻と仲直りし、目白が講演で暗に紅子への想いを語り、紅子と別れた男たちが灰谷に適当な診察をされたところで終了。

演出が素晴らしかった今回。村崎以外の登場人物が全員出てきたところでオープニング。
舞台には8色の紐が張られている。ボーイフレンド、あわよくば、少年感覚は舞台両側から役名の色の紐を持って反対側に歩いていく。御茶ノ水男子は向かって左から登場し、同じ方向へ歩いていく。途中で村崎が灰谷の紐を奪う。肩をすくめる灰谷。
紅子が舞台中央でボタンを手に持っている。シソンヌは客席横から登場。全員が舞台へ上がり、紅子から伸びている10色の紐は10人の男たちの小指と繋がっている。紅子を振り返る10人。
エンディング映像では、キーアイテムと小指に巻かれたそれぞれの色の紐が映し出される。公演の途中から、スタッフロールの役名にそれぞれの色が付いた。
この役名の色を中心とした演出がとてもカッコ良くて、曲にも合っていて美しかった。紅子を振り返る男たちが、ちゃんと役に合わせたポーズを取っている。村崎やタケルはカッコ付けてるし、灰谷はダルそうだし、キティは頬に手を当ててクネっていた。そのキティ、千秋楽限定?でラストの登場時にピンクのフリルの付いた帽子を被っていた。バードザハットでチェリーチェリーが被ってたヤツ!1週間のオカマ役で声が枯れていたようだけど、同じオカマ役だったじろうちゃんは平気だった。オカマのポテンシャルよ。

次回は20年前、紅子が18歳のときのお話。村崎と目白の出番が多くなりそうでワクワク。そして謎の精神科医、灰谷も20年前から知ってるような口ぶりだったので当然出てくるでしょう。みかんとキティは同じ師の下でメイク修行の頃だろうか。キティ何歳だ…?栗山はオヤジ登場だろうな。若者役だった他の人がどんな役で出てくるのかも気になる。今回はキティとやりあっていただけのみかん、実は目白のことが好きなのでは?という疑いを持っている私…。真相はいかに。
じろうさん&久松さんのオカマコンビにすっかりやられてしまった今回。次回も楽しみにしてる!

[Re:Re: – ASIAN KUNG-FU GENERATION]

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