神保町花月「星・屑 #1」

@神保町花月 19:00 A7

今回は覚書のために覚えることがたくさんある!2のためにもキッチリ残しておかないと。

開演前の諸注意、今日も山添さんと西木さんだった。これは日替わりではなく演出の一部だということにようやく気付く。この2人の役を見ればすぐにわかることだった。
毎回恒例らしいアレ、今日は失敗だった?新崎さんに山添さんがバシバシ叩かれていた。舞台上の出演者みんな笑っちゃってたし。ランダムは難しいね。
今日のラストシーン、小浜くんが3mに。山添さんが肩車。山添さんデカいね!
山西さんの役作りハンパない。間近で足を凝視してしまったよ。小川くんは初日よりもさらに目がイってた。穏やかな見た目からは想像がつかない豹変型だ。黒沼さんもどんどん様子がおかしくなっていってる。笑顔が怖いよ。
まさよしさんと宮川さんの安定感が凄い。いい表情するよね。

千秋楽後にキャラとあらすじをまとめましょう。今回はややこしいぞー。

【1/29追記】
『星・屑』
■睦月良平(まさよし)
優しくて真面目な学生劇団上がりの役者。「里中ブラザーズ」で初の主演を勝ち取った。役名は里中譲。
■如月圭吾(デンペー)
元ジョニーズ事務所のトップアイドル。今でも傲慢な態度は直っていない。「里中ブラザーズ」の仕事を続けたいと思っている。役名は里中進。
■片桐弥生(山西)
有名女優。芸能界の誰も逆らえない権力を持っている。「里中ブラザーズ」では息子を役者デビューさせるため無理やり役を作らせた。役名は里中アキコ。
■卯野(小浜)
片桐弥生の夫で「里中ブラザーズ」プロデューサー。弥生には頭が上がらない。不倫している。
■横森メイ子(山崎)
良平の学生劇団時代の仲間。妊娠が発覚したが1人で産んで育てると言う。父親の名前は明かしていない。「里中ブラザーズ」での役名はハナエ。
■中島みな代(BB)
子役時代から芸能界で活躍しており、芸歴25年。卯野と不倫している。「里中ブラザーズ」での役名はキクコ。
■文谷俊彦(宮川)
メイ子のバーターとして「里中ブラザーズ」に出演することになった無名の若手。辛い恋愛の話を聞くと表情が暗くなる。役名は村井学。
■葉桜葉(黒沼)
「里中ブラザーズ」の脚本を担当した売れっ子脚本家。良平を気に入っており、どうにかして家に呼ぼうとする。セリフを覚えない圭吾を嫌っている。
■卯野長武(小川)
弥生の息子。「里中ブラザーズ」で役者デビュー。いつも大人しく母親の言うことを聞いているが、所有物扱いされていることを嫌がっている。役名は里中タモツ。
■神木(西木)
ベテランAD。後輩をこき使うが、目上には媚を売りまくる。後輩の手柄は自分のもの、自分のミスは後輩のせいにする。
■霜山(新崎)
「里中ブラザーズ」で初のディレクターを担当。ヨイショが激しいが、無名の文谷にだけは厳しい。
■師岡(山添)
新人AD。神木にこき使われているが、いつも笑顔を絶やさない。正体は芸能記者。潜入取材をしている。

『里中ブラザーズ』
■里中譲(良平)
里中家の次男。脚本家。2歳のときに父が、1年前に母が亡くなった。
■里中進(圭吾)
里中家の長男。1年前に母親の遺産を持って家を出ていったが、金が無くなったので帰ってきた。女にモテる。
■ハナエ(メイ子)
帯広の進の彼女。進に渡された住所を頼りに追ってきた。ケバい。
■キクコ(みな代)
東大阪の進の彼女。進に渡された住所を頼りに追ってきた。地味。
■里中アキコ(弥生)
譲と進の母。仏壇の下から出てきた幽霊。譲にしか姿が見えていない。父とはあの世で一緒になろうと約束していた。
■里中タモツ(長武)
譲と進の父。仏壇の下から出てきた幽霊。譲にしか姿が見えていない。25歳で亡くなったので見た目は若い。アキコとはラブラブ。
■村井学(文谷)
譲のアシスタントで作家志望。初対面の進ともすぐに意気投合。彼女を選べない進に3ヶ月間の同居を提案した。

「里中ブラザーズ」撮影中。セリフを噛んだ長武をキッカケに、霜山が収録を止める。僕のせいだと凹む長武に、おーちゃんは何も悪くないと言い張る弥生。
カンペが貼られていなかったことに腹を立てる圭吾。神木は師岡に貼っておけと言いました!と後輩のせいにする。
カンペを剥がしたのは、セリフ覚えが悪い圭吾を嫌う葉桜。良平を気に入っており、家に呼ぼうと迫る。組合の人やったんや…と衝撃を受ける良平。
メイ子は妊娠が発覚したが、父親の名前は明かさず1人で産んで育てると言う。劇団時代からの仲間である良平は、渡米したメイ子の過去の彼氏からの留守電を聞く。アイツのこと好きやったんちゃうんか。
圭吾はメイ子に頼まれ、良平に自分が子どもの父親であることを匂わせる。養育費を払いたいからと、良平から葉桜に次回作出演を頼むよう脅す。
卯野とみな代の不倫を知っている弥生。遊ぶのは構わないけど、絶対に口外するなと脅し、長武のために離婚もしないと言う。
みな代の不倫現場を目撃してしまう文谷。みな代の辛い恋愛話を聞き、表情が暗くなる。
長武はみな代をデートに誘いOKをもらう。ママに怒られるんじゃない?と尋ねたみな代の言葉に、アイツ嫌いやねん!と態度が豹変。長武は父親の不倫を知っているが、相手は知らないらしい。複雑な表情のみな代。
バーターとして呼ばれた文谷は、ギャラももらえず撮影でバイトにも入れないと悩む。新人同士で苦労を分かち合う師岡の態度が急変。文谷に渡した名刺には、芸能記者の肩書きがあった。ガードの堅い芸能界でADとして潜入取材をしている。
お金になりますよ?という師岡の言葉に、卯野とみな代の不倫をバラしてしまう文谷。
片桐弥生の旦那と子役上がりの人気女優が不倫…?ニヤリと笑う師岡は、文谷を連れて去っていく。

劇中劇も同時に進展していく複雑な舞台。しかも里中譲は脚本家。劇中劇中劇の可能性も?ややこしい。
宮川さんが何かを書いている「里中ブラザーズ」のシーンから始まり、これが「星・屑」なんだと思って見ていた。サカイストが兄弟の設定なんて思い切ったな、と。途中で小川くんがセリフを噛んでニヤニヤしたところで、新崎さんのカーット!というよく通る声にビクッとした。
照明が蛍光灯っぽい色に変わり、西木さんと山添さんが動き回る舞台を見て、劇中劇だということにようやく気付いた。
開演前の諸注意を山添さんが読み西木さんに怒られていたのは、彼らがADとして前説をしていたのだと思い至る。
エンディング前にはNGシーンと称して、様々なシーンの失敗部分を見せる。黒沼さんに迫られ逃げるはずのまさよしさんが逆に迫るシーンも。撮影中にみんなで踊り出すのは、テレビでよく見るNGシーン後の風景だね。
壁に掛けられている鳩時計は、突然鳴る。出演者の誰もがいつ鳴るかはわからない。山添さんが一度だけ直すシーンがあるけど、そのときに調整できるらしい。俺次第です、と嬉しそうに笑う顔が印象的。
凝った演出に感心しつつ、裏のあるキャラだらけの舞台に引き込まれた。
小川くんの豹変はいつものことだけど、今回は山添さんまで。にこやかだった表情が、正体をバラした途端に無になるシーンでドキドキ。特ダネを知り楽しそうに笑う顔が怖かった。次回も要注目。
山西さんの大物女優がサマになっていた。腕や足もちゃんとツルツルだったよ。小川くんとイチャイチャする姿が不気味w小川くんもノリノリで迫るしね。

丸山さん脚本は毎回キャラ名にテーマがあるけど、今回は月の名称。陰暦と英語が入り交じっている。
上に書いた役名は1月から順番になっている。コンビごと芸歴順に並んでいることに気付き驚いた。同期は50音順かな。

「里中ブラザーズ」もストーリーが進んでいくようなので、2つの芝居を楽しめる。#2にも期待。

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