神保町花月「俺を旅して #1 今日を旅する」

@神保町花月 19:00 A3

千秋楽。2のためにも簡単にまとめ。

ヒロマサ(徹)はケンカができない弱い高校3年生。ケンカばかりのタカシ(亮)や同級生の一番(シューレスジョー)、アユム(ピクニック)にもバカにされる。タカシの彼女である月島(光永)は、ケンカばかりのタカシを心配している。
卒業式も終わり、20歳になる2年後までの目標を立てる5人。タカシは歌を作る、一番はバイクで日本一周、アユムは小説化デビュー、月島は保母さん、ヒロマサは強い男になること。

ヒロマサが1人で座っていると、三沢(山添)とロペス(植野)と仲間たち(新崎/松下)の不良グループがやってきた。タカシはどこだと暴行を加える。駆けつけたタカシに反撃され逃げていく三沢たち。
ヒロマサがケンカできない原因は、小学生の頃にいた岐阜で金持ちの息子コウタロウの理不尽ないじめに逆らおうと手を払ったら大人たちから怒られてしまったから。自分が我慢すればいいと思うようになった。
月島にプレゼントするために貯めている金を渡し、仕返ししてこいと言うタカシ。
俺、強くなってくるよ!ずっと待ってるからな!

オカマたち(ピクニック/シューレスジョー/新崎/植野/松下)は慰安旅行で新幹線に乗っている。ヒロマサの席はオカマたちの席のど真ん中。車掌(亮)に助けを求めるも、席の変更は無理だと言われてしまう。
脱線事故により緊急停車した新幹線。弱々しいヒロマサを情けないと言っていたオカマたち。ヒロマサは、どうしても今日中に行かなければならない場所があると出て行こうとする。ママの羽織っていた毛皮のコートを肩にかけられ、送り出される。

夜の山中では、ノリオ(山添)とユキ(光永)がユキの父親に内緒で会っていた。婚約者を父親に勝手に決められたユキ。ノリオと結婚できないなら死んだ方がマシだと、ナイフを取り出しノリオと一緒に死のうとする。
そこへ通りかかったヒロマサ。ユキを止める。そこへユキの父親(亮)がやってきて、ユキの好きな男がヒロマサだと勘違いして追い掛け回す。

ナイフを持ったまま逃げ出したヒロマサ。不自然に置かれていた紙袋に水が入っていないか触ろうとしたとき、拳銃を持った男たち(シューレスジョー/山添/新崎)に囲まれた。親分(ピクニック)が登場し、偽札を掴まされた報復に偽の取引を仕掛けたと言う。
処分を任された若い組員2人が争っているうちに逃げ出したヒロマサ。

山中で財布を捜している警官(亮)に助けを求めたヒロマサ。パトカーで送ってもらう最中、横転事故を起こしてしまう。

コウタロウ(ピクニック)と執事の北村(シューレスジョー)がいる部屋に、ヒロマサが入ってきた。仕返しに来たと言うヒロマサを止めようとする北村。しかしコウタロウは北村を止める。殴れよ。おまえにはできないだろうけどな。
立ち上がったコウタロウは、白杖を持って歩いてきた。子どもの頃から網膜色素変性症で自分が将来失明することを知っていたコウタロウは、人に弱みを見せないために周囲をいじめていた。両親は忙しく、ずっと1人だった。坊ちゃんは可哀想な方なんです!北村の叫びに躊躇するヒロマサ。しかし殴れと言いヒロマサの手を取るコウタロウ。ヒロマサはコウタロウを殴った。

月島の膝枕で寝ているタカシ。帰ってきたヒロマサに駆け寄る月島。寝ずに待っていた。タカシも徹夜していたから寝かせてあげよう、という月島の優しさ。次にタカシがケンカしたら別れようと思ってる、と言う月島。
ようやく起きたタカシは、何故起こさなかったんだと月島を責める。何もわかってくれない!と走り去ってしまう月島。
コウタロウを殴ってきた、大人になれたと言うヒロマサ。顔を洗ってくると走り去った。
タカシは作りかけの曲を歌う。そこへ三沢たちが現れる。月島の次にケンカしたら別れるという言葉を思い出し、抵抗しないタカシ。

月島とヒロマサとアユムと一番は、楽しそうに写真を撮り合っている。

まだまだ序盤なので、これからどうなるかわからない。ヒロマサは月島が好きだというのがあからさまにわかる態度。
とにかく登場人物の多い公演で、いろんな役が見られるので楽しい。執事と坊ちゃんという構図がこれほどハマるのはシューピクだけ!不良やヤクザがハマりすぎなヒダリウマも素晴らしい。新崎さんの柄悪い感じと、静かに怖い山添さん、いいよいいよ。三沢役の山添さんのツンツンはねた髪型がカッコ良くてねぇ。デニスは松下さんの女装に度肝を抜かれた。可愛い。ヒゲだけど。行雄ちゃんはいろんな場面で大活躍。日本円出せ!国籍よこせ!はズルいなw
弱い青年の徹くんとそれを助ける役が多かった亮ちゃん。わりと新鮮な役回り。亮ちゃんの歌も聞けるし、良い公演だ。
2はタイトルに過去と入っている。過去…どうなるんだろう?

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