クレオパトラ長谷川のぼっち語リ。

@荻窪ベルベットサン 19:00

今回は長谷川さん1人だけのトークライブ。謎ト答の話をするというので行ってきた。

我修院カンリの語りから始まる。
10年前の話を聞きに来たのかい?この間もピクニックとかいう小さい人が聞きに来てねぇ。そんなに聞きたいかね、10年前のこと。
クレオパトラ単独「答」のオープニング映像が流れる。

さ、始まりました。みなさん謎ト答の話を聞きに来た人が多いと思ったので、こういう始め方にしてみました。謎ト答はお客さん全員が見ている。
事前にお客さんに書いてもらったアンケートに答えていく。

まずは長谷川さん自身のこと。
チョコは13個くらいもらった。ただバレンタイン当日は0個だった。
劇団ムゲンダイ、山添さんが新しく組んだ相方の山崎さんも入るんじゃ?誰だかイマイチわかってなさそうな長谷川さん。
劇団ムゲンダイの進行状況は?無です!
小説もマンガも読まず、音楽もそれほど聞かず、最近のマイブームは信長のシェフを見ること。もう廃人です。
ゲゲゲの鬼太郎が世界観のモト?だいたい不思議な存在が登場する長谷川脚本。「理由」という邦画が、マンションのシーンのパロディになっているとか。喋り方がみんな移ってしまった。

やはり長谷川さん自身のことより脚本の質問に集中。
謎ト答はハッピーエンドですか?みなさんの思った通りです。僕はハッピーエンドだと思ってます。でも江崎さんの最後のナレーション、ハッピーエンドだよ、という言い方は気に入らない。出演者にも不評だった。アイを安心させるような言い方に変えて欲しいと訴えたけど変わらず。
殺害現場に紙袋を置いていったイチゴが、何故10年後のシーンで同じ紙袋を持っているのか?演出ミスだと思います。大事に持っていくはずだった。
野呂はイチゴを殺した後どうなりますか?実家の電器屋を継いで平然と暮らしてると思います。ゴミを排除したことを何とも思っていないから。アイの部屋の盗聴などは実家の製品を使っていたという裏設定。
野呂の筆跡などのわかりやすい伏線は、本当は入れたくなかった。演出家の希望で入れることに。ミステリーではなくラブストーリーなので、アンケートに犯人がすぐにわかったと書かれていたのは残念。
オタク2人は何故ああいう演出に?コントの中の役だったからあれで良かったけど、芝居なのでゲイカップル要素を追加しました。あれを出演してくださる他のメンバーにやらせるわけにはいかないので、自分たちでやりました。
長谷川さんが演出だったらどうしたかった?野呂がイチゴを刺すシーンや、最後の扉の向こうに行くシーンに音が欲しかった。
アイの部屋でたえこが見た人影は野呂、防犯カメラに映っていた人影はイチゴ。
ラストの印象的なシーンが思い浮かんだら、あとはつじつま合わせで書いていく。今までの神保町脚本では、水面花が一番好きとのこと。池の大蛇の伝説が、謎ト答に登場する池とリンクしている。池の周りで絵を描いている主人公のところへ、死んでしまった彼女が会いに来る話。
空蝉はDVDを紛失したため映像にも残っていない。これは再演したい。過去の神保町花月公演を2人で再演していきましょうかね。頭がおかしくなりそうだな!

後半は映像鑑賞会。単独のオープニングや長谷川さんお気に入りのシーンをいくつか。
春詩音のラストで使用した桜の木、お金を掛けすぎて怒られた。そんなにまでして使ったのに、桑原さんの背が高すぎて桜が大きく見えない。
水宙バルコニーのラストは、水槽の底に鏡を置いて上から光を当てると水面がキラキラ反射するという演出。深海の話と思わせて引きこもりの話。
深々が劇団ムゲンダイの元になった公演。世界観丸出しではなく、笑いを入れた公演にしましょう、という依頼で書かれた脚本。モグラ叩きやダンスなど、面白い演出が多かった。佐助さんにまとめさせればすべて上手くいく、と長谷川さん。あの超長台詞は凄かった。桑原さんの役である自殺志願者の沢村は、キノコにも登場したキャラ。また何かで出したいと。
ストーリーは思い付くけど、文章を書くのは苦手という長谷川さん。文章は桑原さんの方が上手いと評価。謎、答の手紙とラストの狂気シーンは桑原さんが書いた名残が。

最後に大蛇と少女のお話を朗読。これはあとでブログに載せてくれるとのこと。

持ってきた脚本見て行っていいですよ、と置いてくれてたのでチラ見。謎ト答は元々コントだったからか、笑い部分もキッチリ書かれていた。登場人物一覧の並び順が、アナグラム通りの順番だった。
アイ、イチゴ、我修院、すがこ、別府、テシガワラ、野呂、武田光太郎、武田たえこ、えなりかずお、警察官A、警察官B。愛がすべての答え。

静かな客席に不安そうな長谷川さんだったけど、楽しかったよ!聞きたかったことも聞けたし、映像や台本や絵まで見せてもらったし!とんでもないサービス精神。いいんですか。
ちょいちょい出てくる桑原さんの話題に、やはりコンビでずっとやってると1人じゃ不安なのかなぁ、と思ったり。なんだかんだで桑原さんが進行してるもんね。
今後は単独もあまり出来なくなるということで、非常に残念。無限大卒業の余波は大きいのか。劇団ムゲンダイや神保町花月もあるけど、彼らだけの世界に浸れるのは単独だけ。再演も新作も見たいよ。
フリップ芸なんかもやりたかったと言っていたので、ぼっちライブの開催を待つ。

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