@新宿シアターモリエール 15:00
ねじ単独の前に、それぞれがピンでライブ。今回は佐々木さんバージョン。
会場にはおしゃれなカフェのようなジャズ?ボサノバ?が流れている。舞台には開いた黒い傘が置かれ、青い照明に照らされている。
凄い雨ですねー。傘をさした佐々木さん。皆さん、雨宿りして行ってください。
雨を好きという女は嫌いです。砂漠出身なら納得しますけどね。
僕は雨のことを好きでも嫌いでもないんです。
自分が雨男なので、大事なライブ等はいつも雨。今日は晴れてますけど!
雨はおせっかいな女の子みたい。
ライブ前、佐々木さんの元へやってくる雨美。心配で見に来てあげたのよ。感謝しなさ〜い!?
出がけに鏡で自分を見ている。よし、雰囲気イケメン!ごまかせてるよ!
お客さんに帰って欲しくなくて降る雨のことを、遣らずの雨【やらず-の-あめ】と呼ぶらしいですよ。
・カッパ
100均のポンチョ型カッパがヒドい。これは注意喚起です。
カッパの語源は妖怪ではなく、英語のケープ。ケープはドラクエの僧侶のようなやつです。
・妖怪
近所にいた近寄っちゃダメなおじさんのことを妖怪と呼んで、子供が近寄らないようにしていたのでは?
それでいうなら、地元秋田では山姥を見たことがありますよ。
トムブラウンの道夫という妖怪の逸話。
身近な妖怪、高校の同級生で一緒に上京してきたシンガーソングライターの瀬下翔太さん。理解できないから諦めてます。
・無口なインタビュアー
自分はどんな人間なんだろう。相手によって自分のキャラを決めてませんか。
電話を取った佐々木さん、チャラい口調で話し始める。ウケるー!はいはいウケてまーす!
自分を知るには優秀なインタビュアーが必要ですよね。
この道50年の大工のおじさん。無口なインタビュアーの前で様々なことを語る。人生で一番喋っちゃったよ!
・事実は小説よりも奇なり
裁判の傍聴に行った佐々木さん。恥をかいただけで何も見られず帰ってきた。
・電車
電車は知らない人と時間を共にする空間。
終電の山手線で見た、カップルの男としっかりしたチャラい男の口論。女の前でケンカふっかけた手前、引き下がれないカッコ悪い男の行動。
クリスマスイブの井の頭線で見た、可哀想な女性と上下スウェットのおじさんの王子様。あれは王子様ではなくサンタクロースだったのかもしれません。…違いますね!
・身の回りの人の仕分け
人は「ウザい」と「バカ」に分けられる。話を押し付けてくるのが「ウザい」、話が通じないのが「バカ」。
嫌いな食べ物を聞かれて答えた時、いいやつ食べてないからだよ!と言ってくるのが「ウザい」、おいしいのにーと言ってくるのが「バカ」。
関西人は「ウザい」。グラビアアイドルは「バカ」。ハロウィンは両方。
人を悪く言う人は…問題外ですね!
・深海の生物
地上に憧れる、深海に住む若者。
チョウチンアンコウ先輩と、先輩に憧れているクシクラゲ。そして虫みたいな見た目の後輩。
ブクロの族からのスカウトが来ていると噂しているクシクラゲと後輩。チョウチンアンコウ先輩はなんとスカウトされていた。
ブクロの族、つまり池袋のサンシャイン水族館に。
クシクラゲはチョウチンアンコウ先輩の光に憧れ、自分をカスタム、つまり進化をして虹色の体を手に入れた。
狭い水槽に入れられたチョウチンアンコウ先輩。向かいの水槽にはクシクラゲがいた。実は自分もスカウトされまして…。
深海のニュースターと紹介文を書かれているクシクラゲ。チョウチンアンコウ先輩の水槽には、グロテスクな見た目の珍獣と書かれている。
深海では敵なしなんだ!俺を深海に帰してくれ!!!
その頃深海では、後輩が2匹の先輩たちを羨ましがっていた。
彼の名前はダイオウグソクムシ。彼が下北沢のサブカル女たちにワーキャー言われるのは、また別のお話。
僕の話はこれで終わりです。これから友達と約束してるので新宿に行かなければ。同級生と何かやるんですよ。皆さんも良かったら。
僕の話を聞きたい方は…そうですね、また雨の日に。
悪口全開のトーク、様々なキャラクターが登場する1人コント。佐々木さんの色んな考えや物語を堪能できた1時間。素晴らしかった!
細身のスーツと黒い傘がお似合い。基本は薄暗く青い照明、トーク中は普通の照明、ブクロの族のときは眩しいほどの白い照明。トークライブだと思ってたけど、しっかり照明も音響も駆使していた。
妖怪の話と深海の話が特に好きだった。
妖怪の方は実話だけどw瀬下さんにも触れてくれるのが、お客さんに対する優しさだと思っている。仲良し同級生いいよね。
深海の話は3匹のキャラクターがハッキリ分かれてて楽しかったな。残念な先輩と将来有望な後輩たち。ダイオウグソクムシはしゃくれてるのかw
ピンでのライブもいいなぁ。今回は瀬下さんバージョン見られなかったから、またやって欲しいな。