@水戸芸術館 ACM劇場 17:00 2階A列27番
せっかく水戸まで来たので2回目も。
2階席の最前列ど真ん中。満月と同じ高さ。前のめりになっても大丈夫なように、2列目とは大きな段差がある。手すりは舞台と客席の間くらいに位置する高さ。素晴らしい劇場だね!
上から見るとプロジェクションマッピングがとても美しい。忍者がひっそりこっそり登場する冒頭、城内とか屋根とか目まぐるしく動いていく。
そのプロジェクションマッピングが、折り紙の途中でバーン!と爆発音にも似た音を立てて消えた。機材トラブルだ…!
まさかの序盤でのトラブル、動揺を見せずやり通すダンサーたちのパフォーマンスが素晴らしいよ。
兜や狐はともかく、蛙の水面や蛇の鱗は映像と一緒に見たかったなぁー!
今回はリボン一投目でポロッと落とした!キャー!と声が聞こえてきそうな笑顔で両手を振りつつ、ペチッと自分の頭を叩くぶりっ子っぷりを披露する水島さん。実力不足だと嘆いていたけど、失敗は失敗で蛙っぽいし、ごまかし方が可愛いので良いと思う!
蛙のときの側転、通常の水島さんの手足までピンと伸びた美しい側転とは違って膝も足首も曲げた状態で回ってる。練習中にふざけてやっていたら、開次さんにそれいいね!と採用されたらしい。キャラによって動作まで変わるとか素晴らしい。
水島さんの狐はファンサが2階席にも向けられるのが可愛い。やっぱりアイドルだよ!
終盤で宝満さんと一緒に踊ってるときの、逆立ちからのブリッジみたいなアクロバットも好きなんだ。足の着地点が手のすぐ側という軟体っぷり。
休憩中に機材を直していたようで、後半は無事にプロジェクションマッピングが復活。升姫とかカチカチ山とか、映像が無いと残念なやつが無事に見られて良かった!ダンス公演ではあるけど、映像も作品の一部だしね。
前半のトラブルで出し切ったのか、後半はグラついてるメンバーがいたり。2回公演キツいよねぇ…。
天狗の藤村さんがピルエットからのジャンプで思いっ切り傾いてて、そのまま崩れるように着地。あれは怖かった!真正面を見据えていた水島さんからは、藤村さんが消えたように見えていたらしい。何事も無くて良かった…。
カーテンコールでのやり切ったメンバーたちの弾けっぷりがとても楽しい。メンバーの各キャラを手で真似する水島さん、狐のときに両手で作った狐をキスさせてるのが可愛いんだ。
蛇を手に入れた浅沼さんがあちこちガブガブ噛み付いてるのも微笑ましい。
トリプルアンコールからの這って出てきた開次さんが機材トラブルの謝罪を。喋ってるの生で見たの初めてだ。開次さん自身が一番残念に思ってるはずなのに〜。こればっかりはね。
美しくて楽しい世界が心地良くて、東京のみならず地方公演まで見に来たわけですが。色々と貴重なものを見られて良かった。
まだ公演は続くけど、また新作も見たいしサーカスの再演も見たい!
あと水島さんの他の作品も見てみたい。美しく柔らかな動きもド迫力のカッコ良さもコミカルな一面も、ずっと見ていたくなる素晴らしさ。存在を知ることができて良かった!