ライス単独ライブ「ビリンバウ」

@北沢タウンホール 19:30 G12

舞台上には、学ランを着た2人。影ナレが2人に指示を出す。
「休め」「もっと休め」「気休め」「娘」「揉め」「落ち込め」「けじめ」「とどめ」「おつとめ」
オープニング早々、死人1体。絶妙な言葉遊びとテンポに、歓声と拍手が起こる。

オープニング映像は切り絵のような可愛らしい雰囲気。導火線に火を付けて、次第に背景が変わって行く。
可愛らしい悪魔に『田所仁』、メガネをかけた地蔵に『関町知弘』。最後にアリクイのような生き物に火が付いて爆発!

ネタはどこかでやるものもあると思うので、詳細は書かないでおく。
最初の新人バイトのコント、タイトル忘れたけど、田所さんの性格の悪さが存分に発揮されてたw
えげつない拷問をイメージ映像でライトにお届けする「イメージ」は素晴らしかった。爪を剥がす拷問=オセロで1列黒に変わる。自白剤が血管を巡って…=サーフィン。
「ショップ」凄い好き!でもこれはAGEAGEあたりでやりそう。何を書いてもネタバレになるから書けないけど、これはまた見たい。
「10だけコント」は観客に先を読ませつつ進んでいくのがイイね。先が読めても醒めるどころかニヤニヤが止まらなくなる。

合間の映像は、すべて漫画のキャラの横に『関町知弘』と書いてあるもの。キャラはみんなメガネ。
エンディングトークで知ったけど、田所さんの手描きだったらしい。てっきり本物だと思ってた。
「10だけコント」の次のキャラはキャプテン翼かな?背番号に10と書いてあった。さすがー!
それにしても水木しげる先生のサラリーマンキャラは似すぎていた。ありゃ本物だと思っちゃうわ。

田所さんのピンネタ、「怖くない話」。
薄暗い照明、スーツ、低く抑えた声、怪談。
擬音を違う音にしたら、怖い話も怖くなくなるというもの。怪談にありがちなギィとかコツコツとかいう音を別の音に変えて話す。
これはウケてたなぁ。細かくは覚えてないけど面白かった!

関町さんのシリーズネタ、白のランニング(タンクトップじゃなくてランニングだ!)、紫のタイツ、黒子が押す荷台に乗って登場。無表情でパラパラを踊る。
1回目、逃げる田所さんの背後からゴジラのテーマで登場。タイトル忘れたー。
2回目、「音速」、舞台に背を向けて座る田所さんの前を、F1のテーマとともに凄いスピードで走り去る。
3回目、「嵐の夜、確かに彼はそこに居た。」、轟く雷鳴と点滅する舞台の中、踊りまくる。タイトルから長編コントを期待した観客を置き去りにしたw

ラストのコント、空き巣と刑事がそれぞれ別の時間軸でストーリーが進む。
だらしない空き巣と証拠品に触りまくる刑事、途中の乾杯はカッコイイ!今回は下ネタ少ないなぁと思ってたら、最後にぶち込んできた!
オチは案の定空き巣が捕まり、オープニングコントの影ナレ「おつとめ」で終了。やっぱり歓声と拍手が起こる。

Tシャツは、オープニング映像にも登場したアリクイのような生き物がいっぱい並んでいる。1匹だけ正面向き。
どうやら田所さんはこのキャラクターがお気に入りらしい。
エンディングには、オープニングコントの影ナレを担当した、えんにち望月さんも登場。ライスの単独にゲストが登場したのは初めてらしい。
「ってことは俺ら友達だよね?」と何故か念を押す望月さん。

ものすごく短く感じた、今回の単独。実際は1時間20分くらい?あっという間に終わってしまった。
「えー!?」とか「ひゃー!」とか「いやー!」とかの悲鳴が聞こえなかった今回。だからアッサリした印象だったんだろうか。ダークなものを期待しすぎ?
シュール本公演のパイプ椅子ネタのように、極端に気持ち悪いネタも見たかったなぁ。「ショップ」もよく考えれば相当エグいと思うんだけどね。

次の単独に期待してしまう。気持ち悪いネタ見たいよ!田所仁とお正月の不気味さをまた体感したい!!
…策略にハマってる?いいんだ、ライスにはいつまでも期待しちゃうんだ。

コメント

  1. kagari より:

    今日はいきなり声をかけびっくりさせてしまってすみませんでした!
    お話できたおかげで上がりすぎてた熱が適度に冷めて心地良く鑑賞できました(笑)
    いや本当に時間を感じさせないライブでしたね。驚きです。いろいろ。
    次回も期待。

    1. ナオミ より:

      こちらこそお話できて楽しかったです!ありがとうございました。
      あっという間でしたねぇ。気分的には、あと1時間は見ていられたと思います。
      夏もやってくれるんでしょうか。期待していましょう♪

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