零点振動 vol.12

@綜合藝術茶房喫茶茶会記 19:30

会場に入ると、4つの白い空洞の箱と炭酸水のペットボトルがたくさん、横の棚の上には花瓶に活けられた花と鏡が置かれていた。今回は小道具が多い回。

市松さんがスポットライトを外したり付けたり、箱を置き換えたり炭酸水を載せ換えたりと動き回る。
ハットを被った界さん登場。炭酸水を1本取り、床に置く。ライトを付けたスマホで炭酸水の周囲をクルクルと照らす。BGMが単調な電子音の連続で、インターステラーのようだ。
炭酸水を開けて飲んだり、並べ替えたり。市松さんがやってきて、炭酸水を開けて飲み、1本自分のブースへと持ち帰る。
扉の向こうから出てこない一平さん。しかしタップを踏む音だけはずっと聞こえてくる。

一平さんのタップの音が響く中、ジッと立ち尽くす界さん。おもむろにハットを取り、ゆるやかにハットジャグリング。
ハットを顔に載せ奥の壁にもたれかかる。
炭酸水を奥の扉から一列に並べていく市松さん。途中に箱も置き、徐々に室内を1周するオブジェが出来上がっていく。
界さんが飲んでいた炭酸水のキャップを取り上げて箱の上に置いたり、界さんが被っていたハットを取り上げて並べたり、寝転がった界さんの顔に椅子を被せてオブジェにしたり。
次第に激しくなっていくタップの音。市松さんにより椅子の上に手を載せられた界さんが、椅子や床を叩く音も加わる。
市松さんが扉を閉めるも、タップの音はしっかり聞こえてくる。

箱を並べ替えて炭酸水の場所を変えていく界さん。安定しない状態を作り上げる。並べた炭酸水に青い光を当てたり、動き回る市松さん。
シャツを脱いだ界さん、市松さんがライトを外してほぼ暗闇になった中で倒立技。
暗闇の中で箱を移動しようとした市松さん、不安定だったペットボトルが落下。
相変わらず扉の向こうでタップを踏んでいる一平さんのところへ入っていった界さん。何やらニコニコしながら一平さんを連れてくる。
連れて来られた一平さん、箱の上に立つ界さんを照らしたり、天井に向けて置いたライトの周囲を箱で囲んで照明器具を作り上げたり。
積んだ箱の上で倒立した界さん。足を天井に着けて片手でバランスを取る。
小さな箱の上でタップを踏む一平さん。箱を追加する界さん。場所が広くなるごとに音のバリエーションが増えていく。
赤い光を持ってきた界さん、一平さんの白いシャツを照らしたり、炭酸水を照らしたり。
市松さんが暗転させ、一平さんのタップの音が徐々にフェードアウトしていく。

再び明転。一平さんと界さんがギュウギュウに並んで箱の上に座っている。小競り合いの後に界さんが一平さんの胸ぐらを掴む。倒される一平さん。
界さんを椅子に座らせた一平さん、肩をマッサージ、頭をマッサージ、からの鷲掴み。
一平さんのスマホから流れる水音を嫌がる界さん。市松さんが小さな四角いスピーカーを持ち出し、一平さんのスマホとリンク。両側から音に挟まれる界さん。
スピーカーから流れる水音はそのままに、片手に持って踊る界さん。
箱の中にスピーカーを置き、少しずつ箱の位置を変えていく。3個積んだ箱の四隅にペットボトル4本、さらにその上に箱を載せ、2本を抜き取る。1本を更に箱の上に載せ、満足げに眺める界さん。

アフタートーク。
ずっと扉の向こうにいたので何が置きているか知らない一平さん。頻繁に市松さんが奥に行ってたのは、鼻炎がひどすぎて鼻をかみに行っていたから。
界くん何してた?10分くらい立ってた。こいつ動かないなーと思いながら照明を付け替えたりしていた市松さん。
炭酸の泡があまり出なくてライトが綺麗にいかなかったと反省する市松さん。前に同じことをやったときはウィルキンソンだった。今回はメーカーが違う。
ハットをやってたことを自分で忘れていた界さん。フルパワーが5だとすると、3以上の状態でステージに立たなければならない、とクラウンの先生に教わったが、今日は1.2とかだった。
力が抜けた状態でやったハットはフェルトの感触が感じられるほど冴えていて、過去最高の出来だった。散々練習したものを、力を抜いた状態で演じられれば最高なんだけど…。リハでしか出来ないものあるよね、と同意し合う3人。
次は初の屋外公演、清水みなと大道芸。まだ何も決めていない。念の為、ビデオ審査に使ったシルホイールとタップは用意するらしいw

小道具も3人の動きも、何から何までいつもと違うパフォーマンスだった。
ここまで動き回る市松さんは初めて見たし、界さんがここまで踊らないのも初めて見た。一平さんは最後まで出てこないのかと思ってたwオブジェが建造されたときのソロっぽいところは私の席からはちょうど見えていたので良かったけど。
界さんのハット、日常の動きのような軽やかさと何気なさでとても綺麗だった。パフォーマンスやります!という普段のカッコイイ界さんとも違う、休みの日にボーッと手遊びしてるときのような…でもやってる技は凄まじい精度だったり。指の上であんなに回転するもんなのね。
スピーカーを持って踊ったり箱に入れて動かしたり、音が聞こえてくる位置がどんどん変わっていくのがわかって面白かったな。
清水みなとは3回とも見に行く予定。今日みたいに10分くらい立ってようかな!とか言ってたけど…果たして。

コメントを残す

*